ヒサルキと謎の地名Hisarukiの関連性について2020/11/13更新【都市伝説】

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 ※2020/11/13更新

みなさんこんにちは。

今回はネットで有名な怖い話、ヒサルキに関しての記事です。

twitterにて要望をいただいたのですが、調べているうちに少し面白い情報が出てきたので記事にしました。

ヒサルキ

ネットで有名な怪談、ヒサルキをご存知だろうか?

事の発端は、2003年に投稿された怪談であるが、概要を簡単に説明する。

投稿者保育園に通っていた頃、奇妙な出来事が起きていた。

周りの柵に、生物の死骸が串刺しになっているのだ。

鳥の仕業かもしれないが、時には猫が串刺しになっていることもあった。

投稿者は、この犯人について友達に尋ねると、皆口々に

「ヒサルキだよ」

と話す。

結局、正体は誰にも説明できず、ただヒサルキという単語が残っただけだった。

投稿者は、ヒサルキとは何だったのか、掲示板で尋ねるが、当然誰も知らないし、検索しても情報は全くヒットしなかった。

しかし、1つだけヒサルキに関わるページがヒットしたのである。

海外で開発された戦略シミュレーションゲームのmapに、日本地図があるのだが、そこに「Hisaruki」という記載があった。

それは熱海周辺を指していたが、Hisarukiという地名は日本にはない。

また、ネットの怪談にはヒサルキと類似した怪談も複数存在し、舞台が熱海の話もある。

このHisarukiとは何なのだろうか?

Hisaruki

ヒサルキについて色々調べていたのですが、個人的に興味深い書き込みを見つけました。

357 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 00:18
ここ、なかなか面白いですね!一気に(今のスレだけだけど)読みました。

それで、>>114 >>116 に「ヒサルキ」って出てきましたよね?

気になってぐぐってみたんですが、「hisaruki」でかかりました。1件

そのページ見たら外国の戦争シミュレーションのHPみたいでした。
で、厚木、茂原と基地が表示されてるんですが、熱海のあたりに「Hisaruki」の文字が・・・。

もし、このページが史実を元にされているものとすれば、なにかあるのかな?

洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part27

「ヒサルキ」という単語について、当時怪談が投稿された掲示板のレスを追ってみましたが、検索しても全くヒットしなかったようです。

実際、2003年までの期間で「ヒサルキ」をググっても怪談しかヒットしませんでした。

このことから、ヒサルキは投稿者の造語で、元ネタは存在しないのかなーと思っていたのですが、上記のコピペによれば「Hisaruki」という地名がゲームに使用されていたとのことです。

もしかしたら、ヒサルキの元ネタに会えるかもしれません。

というわけで、今回はこのHisarukiとの関連性について調べていきます。

・HiTech CREATIONS

例のmapについてですが、以下から見ることができます。

[Muff Dive] – ヒサルキ/ヒサユキ

確かにHisarukiなる地名が存在していることが分かります。

他の地名は現在も実在しており、場所も大体合っています。

しかしながら、Hisarukiという地名は現在は存在しません。

実際にサイトのアーカイブを覗いて来ましたが、手がかりになる情報は見つかりませんでした。

以下はリニューアルされたサイトのURLです。

内容自体は2003年当時のものと変わりません。

https://ahevents.net/index.php/40-snapshot-setups/pacific-theatre/161-the-final-combat

ここに以下のような記載があります。

Orders:
Attack the Vehicle base of Hisaruki (V104)

※2003年当時はVehicleではなくairbase

ここからわかるのは、Hisarukiは地名ではなく基地の名前だったのではないでしょうか。

・もう1つの手がかり

調べているうちに、Hisarukiに関して、もう1つの手がかりが見つかりました。

HMS Indefatigable, British fleet aircraft carrier, WW2

上記のサイトでは、イギリス海軍の戦艦、HMS INDEFATIGABLEの歴史が書かれており、以下はHisarukiに関する言及です。

Attacked airfields at Hisaruki and Nobara.

HisarukiとNobaraの飛行場を攻撃したと書いてあります。

ゲームの地名でしか出てこなかったHisarukiでしたが、実際に存在する可能性も出てきました。

また、以下の本にも同様の記載があります。

Operation Pacific – Edwyn Gray – Google Books

イギリス海軍が日本に対して行った攻撃が記載されていますが、ここでもHIsaruki,Nobara飛行場について言及がありました。

・残る疑問

前述した通り、8月15日にHMS INDEFATIGABLEがHisaruki,Nobaraの飛行場へ向かっていったわけですが、少し不可解なことがあります。

この日の作戦は、東京湾方面の飛行場の攻撃が目的でしたが、東京湾方面にはNobaraという航空基地は見つからず、代わりに見つかるのが宮古島にある野原航空基地です。

位置的にもかなりかけ離れており、Nobaraが野原航空基地とは考えにくいですが、千葉県には茂原(Mobara)航空基地が存在していました。

これは冒頭のゲームサイトのmapにも表示されていますが、もしかしたらNobaraとMobaraを間違えていたのかもしれません。

その証拠に、HMS INDEFATIGABLEと航空艦隊は千葉県で戦闘を行っています。

参考http://mt1985.cocolog-nifty.com/naval_strike/2018/06/815-am-88789482.html

もしそうだったとしたら、この2つの飛行場を攻撃したという記述の信頼性は薄くなります。

※2020/11/13更新

興味深いコメントを頂いたので、追記しておきます。

参考として紹介されているサイトを見ると、インディファティガブルの当初任務は「木更津飛行場攻撃」となっています。Nobara が Mobara の誤りであるとすれば、Hisaruki は Kisarazu を誤ったものということはないですかね?当時の資料だと手書きのメモなんかもありそうですが、手書きなら k と h、a と u の混同が起こり得ます。あるいは耳で聞いた音を書き起こす過程で間違えたのかもしれません(知らない言語だと、音だけではとんでもない変換をしてしまいます)。
Operation Pacific の出版が1991年なので、HMS Indefatigable のサイトやゲームはその中の記述に従ったのでしょう。ゲームの作者は現在の地図を見て Nobara が Mobara の間違いであることに気づき、マップを修正した。しかし Hisaruki の場所がどうしてもわからない(存在しない地名なので当たり前)ので、適当に東京湾周辺(正しくは相模灘沿岸)に置いてみた、ということではないかと思います。

インディファティガブルの当初任務は「木更津飛行場攻撃」=「Kisarazu飛行場攻撃」

NobaraとMobaraは誤った表記をしてしまったというように前述しましたが、KisarazuとHisarukiもミス表記だったのではないかという指摘です。

NobaraとMobaraを間違えていたという可能性を考えると、その他の部分でミスがあってもおかしくありません。

コメントのように手書きや、音を聞いただけで文字に起こすとなるとミスが起ってしまうのも頷けます。

Operation Pacificという書籍にのみ「Hisaruki」の表記があるのを考えるとミスという可能性が大いにあり得ます。

HMS Indefatigableのサイトやシミュレーションゲームの表記が、書籍の内容を参考にして書かれたとしたらすべてが繋がります。

NobaraやMobaraのような簡単な表記のミスに関しては気づくことができたものの、HisarukiとKisarazuという現場でしか起こりえないようなミスには気づくことができずに、そのまま表記してしまったのでしょう。

まとめと結論

・Hisarukiについて

現在、ヒサルキという地名はないが、英軍によってHisaruki航空基地が攻撃されたという記録が残っている。

最も信頼できるソースとして、Operation Pacificという書籍があるが、Hisarukiに関しての記述はこの書籍だけである。

また、1つのサイトにも同様の記述があるが、情報源は不明。

Nobara,Mobaraの航空基地については、調べてみると多数の記録が出てくるが、Hisarukiに関しての情報は前述したとおり、書籍と1つのサイトのみであり、本当に実在していたのかは分からない。

・結論

様々な記録と見比べると、Hisarukiに関する言及は、情報が少なすぎます。

結論ですが、Hisarukiに関しては他の地名と間違えた可能性が高いと思われます。

もう少し調べてみようと思いますが、仮にHisarukiが実在していた場合、怪談のヒサルキの舞台が、熱海の話もあるのでそこら辺も追ってみると面白い情報が見つかるかもしれません。

※2020/11/13更新

結論に追記しますが、やはり表記のミスということで間違いないかなと思います。

Mobara,Nobaraに関する情報が他のサイトでも確認できますが、Hisarukiだけ情報源が限られているのが証拠でしょう。

偶然にしてもちょっとぞっとする都市伝説でしたね笑

あとがき

ちょっと主旨とずれた考察だったかもしれませんが、個人的には調べていて面白かったです。

今回、ネタをくださった方、ありがとうございました!

ヒサルキと謎の地名Hisarukiの関連性について2020/11/13更新【都市伝説】” に対して8件のコメントがあります。

  1. sashiharash より:

    お世話になっております。
    ヒサルキ懐かしいです。10年以上前に読んだ時不気味な話だったので記憶に残っております。
    かなり昔の話になりますが
    http://itest.5ch.net/piza/test/read.cgi/occult/957764526/
    上記のもなかなか面白いですよ。

    1. ラクスマン より:

      ありがとうございます。
      この話は昔読んだっきりで、今探してもなかなか見つからなかったのです。ようやく見つけました。

  2. sumaapu0 より:

    コメントありがとうございます。
    いつもお世話になっております。
    拝見しましたが、個人的にはかなり好きな話でした。
    ある程度の推測があったり、他の目撃談があるとより不気味さが増して面白いです。
    また何かありましたらコメントください!

  3. ブイイ より:

    参考として紹介されているサイトを見ると、インディファティガブルの当初任務は「木更津飛行場攻撃」となっています。Nobara が Mobara の誤りであるとすれば、Hisaruki は Kisarazu を誤ったものということはないですかね?当時の資料だと手書きのメモなんかもありそうですが、手書きなら k と h、a と u の混同が起こり得ます。あるいは耳で聞いた音を書き起こす過程で間違えたのかもしれません(知らない言語だと、音だけではとんでもない変換をしてしまいます)。
    Operation Pacific の出版が1991年なので、HMS Indefatigable のサイトやゲームはその中の記述に従ったのでしょう。ゲームの作者は現在の地図を見て Nobara が Mobara の間違いであることに気づき、マップを修正した。しかし Hisaruki の場所がどうしてもわからない(存在しない地名なので当たり前)ので、適当に東京湾周辺(正しくは相模灘沿岸)に置いてみた、ということではないかと思います。

    1. 名無し より:

      誤読説、興味深く拝見いたしました。
      大変しっくりくる説で、大いに有り得そうです。

      木更津は、如月(kisaragi)の津、が訛ってこういう地名になった、という説があるらしく、同じ日本人内でも似た勘違いをしていた、という傍証になりそうです。

      1. ブイイ より:

        ありがとうございます。如月の津の話、誤読説を出してみたものの「zu と ki を間違えるものだろうか?」と疑問に思っていたのがスッキリしました。

  4. ブイイ より:

    コメント取り上げてくださってありがとうございます。いつもコメント書き逃げで、せっかくつぶろさんからお返事いただいているのに無視した形になり、失礼いたしました。つぶろさんが提供してくださる話題と情報に基づき、自分なりの推理と調査を楽しませてもらっています。今後ともよろしくお願いいたします。

  5. みるん より:

    ヒサルキってなんだか語感が気持ち悪くてずっと頭に残る言葉なんだよね
    多分怪談関係なくこの言葉を耳にしていても記憶に残っていたと思う
    そんな言葉が記述ミス、聞き取りミスと言う偶然で誕生してしまった可能性があるってところがまた面白い

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