探偵ナイトスクープ謎の施設・真相を考察

今回は、探偵ナイトスクープで放送された謎の施設について調査していこうと思います。

動画化もされていますので、こちらもぜひ！

謎の施設

2011年5月20日に探偵ナイトスクープで「幻の花見の名所！？」という回が放送されました。

依頼者は主婦の方で、「私を夜の花見に連れて行って欲しい。ある山のてっぺんが光るのだが、そこは父曰くお花見会場だと聞いた。しかし、行き方はわからず、何度か試したが、未だにたどり着いたことはない。」

という、謎のお花見会場を探して連れて行ってほしいという依頼が届きます。

投稿者の情報によると、近くにある亀山の山頂だということで、調査を開始します。

途中、歩行者に聞いてみると、どうやら亀山に夜桜のライトアップがあるということで、頂上を目指していきます。

頂上につくと、確かにライトが設置されておりますが、どうやら今年はライトアップされていないという話でした。

しかし、依頼者は確かに昨日見た、といいます。

そこで、依頼者宅から見える光をそのまま追跡することにしました。

なんとか光の下にたどり着いたスタッフと依頼者ですが、そこでは宴会の声も聞こえず、恐らく花見スポットではないという結論に至ります。

進んでみると、高い壁やフェンスが設置されている箇所もあり、なにやら怪しい雰囲気だったようです。

最終的に調査報告には「光の正体は謎の施設だった」と出てきて終わってしまいました。

番組内ではその施設は何だったのか、詳細が説明されることはなく、この回の探偵だったたむらけんじ氏は、こう話します。

「僕が消されていいのであれば答えますけど？」

今回は、この施設は結局何だったのか調べていきましょう。

考察

さて、調べていくとは言ったものの、施設の正体についてはほとんど判明しているようです。

謎の施設については、和歌山県にある西山に位置しており、その施設というのがこれです。

Googleマップからの航空写真ですが、円盤のようなものが設置されているように見えます。

周囲は高い壁で囲まれており、入り口まで進むと、有刺鉄線に囲まれたフェンスゲートが現れます。

そこには「航空保安施設を損傷すると航空法の規定により罰せられます」と書かれています。

結局、なんの施設なのかというと航空保安無線施設です。

国土交通省の資料に、詳しい概要が書かれておりました。

航空機の誘導等に使われる無線電波を発する施設ですね。

和歌山にあるこの施設は「御坊VOR/DME局」で、資料の配置図にも記載されていることがわかります。

このことから、施設の正体自体は判明しているのですが、いくつか気になる点があります。

この施設は、無線電波を発する施設なのですが、一体なぜ点灯していたのか？という点です。

ネットにある意見では、この施設はあくまで電波を発信する施設であり、光ることはないのではないか、という話があります。

また、依頼者曰く「春にしか光らない」という証言もあるそうで、一体なぜ光っているのか理由はわかっておりません。

また、番組側がこの施設について詳細に説明しなかったのもまた気になる点です。

もしかすると、この施設から発せられる謎の光と何か関係があるのではないか、公開できない本当の理由があるのではないかと一部では噂になっているようです。

これについて調べてみることにしましょう。

さて、この施設から発せられる光についてですが、確かに電波を発信する施設ですし、遠くから見えるような強い証明が付けられているのは不自然のように感じますね。

同じVOR/DME局の夜の写真を探してみたところ、このような写真を見つけました。

原宿VOR/DME局の写真です。

周囲に強い証明が設置されており、これであれば遠くからでもある程度見えるかと思います。

恐らく、このような証明が御坊にも設置されているのだと思われます。

春にしか光らない、という話については、番組の流れを見る限り、最初に亀山に向かっていることから

亀山にある夜桜のライトアップを見て「春にしか光らない」と勘違いしていた可能性があると思います。

もしくは、施設の定期点検か何かの時期がたまたま春で、そこで証明を付けていたのではないか、と考えられます。

次に番組側の説明が不十分だった件についてですが、どうやら番組内で「飛行機を誘導するための施設」だと一応説明があったようです。

立ち入り禁止の施設ですから、それ以上踏み込んだ取材が出来なかったのだと思います。

この施設に関しては、番組側もわかっていたみたいですから、たむら氏が話した内容については、あくまでネタとして話していたのでしょう。