Kanye Quest・真相を考察

今回はとあるフリーゲームについて調査していきたいと思います!

動画化もされていますので、こちらも是非!

Kanye Quest

2013年に「KanyeQuwst 3030」というゲームがリリースされました。

PCB向けのRPGゲームで、ラッパーのカニエ・ウェストが主人公です。

ゲーム制作者は「Phenix」と名乗るユーザーで、カニエ・ウェスト本人には無許可で作られました。

どういうゲームなのかというと、主人公のカニエは、突如3030年の世界に飛ばされてしまいます。

その世界では、ラッパーのリルビーのクローンによって支配されたディストピア社会となっていたのです。

カニエはこの世界を旅して、世界を救うという設定らしいです。

一見、ただのネタゲームなのですが、実は恐ろしい都市伝説が存在します。

あるカルト集団に勧誘するためのゲームだったのではないか?という話があるのです。

なぜそのような話が誕生したのでしょうか。

その理由は、ゲーム内に隠されたイベントにありました。

街を歩いているキャラクターの中に、話しかけるとコマンド入力を促される人物がいます。

「何がしたい?」と聞かれるので、ここで任意の文字を入力することができるのです。

ここで「ASCEND」と入力すると別のエリアにワープします。

主人公は蝶のような姿になり、祝福のメッセージと、これについて絶対に明かすなという警告が表示されます。

エリア内にはパソコンが設置されており、パスワードを入力することが出来ます。

それらを全て入力すると、黒い装置が置かれた部屋に飛ばされ、入力画面が表示されます。

自身の名前や住所を入力する画面となっており、「これからの2週間を楽しんで指示を待ってね」と表示されゲームは終わります。

このゲーム、アセンション主義を持つカルト宗教と関係があるのではないか?と考えられています。

アセンション主義について、wikipediaの記事は2006年まで遡ることが出来ます。

どのような考え方なのかというと、「人間は限界を超え、神のような存在に昇華できる」というものです。

思い返すと、イベントを起こすキーとなる単語「ASCEND」(昇華)は、これを連想されるものです。

ゲーム内で「なにがしたい?」という質問に「昇華」と答えた者のみが、宗教に参加するためのイベントへ進むことが出来るのでしょう。

ですので、遊び半分でこのイベントを起こして住所等を入力すると、危険なことになるかもしれません…

考察

これ、かなり怖いですよね。

この話、公式側から何かあったわけではなく、プレイヤーの解析によって発見されたものです。

ゲーム内には、このイベントについて全く触れられることはなく、普通にプレイしていてあのイベントに出会うことはないでしょう。

それでは、実際にゲーム内で住所を送ってみましょう。

例のイベントはストーリーを進めなくてもいけますので、とりあえずそこまでスキップします。

結構入力画面まで手間があり、やっと個人情報入力画面まで来ました。

実際に送られているかどうか確かめるために、パケットキャプチャソフトも起動しておきます。

自分の名前、国、住所を入力し送りました。

実際にどこかに送られているのでしょうか?

一応、入力完了してから少し間がありましたが、どこかにデータが送られている形跡はなかったです。

単なる演出っぽいですね。

となると、このゲーム、本当にカルト宗教の勧誘に使われていたのでしょうか?

結論としては、勧誘するためのゲームではないでしょう。

先程説明した通り、イベントを最後まで進めて個人情報を入力しても、外部にデータを送信している形跡がないからです。

では、目的はなんだったのかといいますと、申し訳ないですが、これについてはわかりません。

というのも、製作者である「Phenix」という人物については、全く正体不明の人物です。

また、騒動があってから公式が用意したゲームのダウンロードリンク等はすべて削除されています。

このイベントが広まったのは2015年ですが、現在に至るまで公式側の説明は一切なしです。

ネットで有力な説としては、ARGを計画していたが、途中で放棄したのではないか。と言われています。

この隠しイベントに初めて気づいたユーザーを調べてみると、2015年1月28日に、PASTEBINというサイトに匿名でイベントについて、投稿があったのです。

この時、彼はイベントを発生させるための「ASCEND」を入力する時、面白半分で入力したと書いています。

たまたま「ASCEND」と入力したらイベントが発生したということで、ここがちょっと怪しいです。

この匿名の人物は、製作者なのでは?とも考えられます。

これがただのARGであれば良いのですが、製作者の思想を広めることに利用されていたとしたら、かなり怖いですよね。

このゲームから、アセンション主義を知った人は一体どれほどいるでしょうか…

そういった意味では、「勧誘するためのゲーム」だったと言えるでしょう。

Kanye Quest・真相を考察” に対して5件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    パケットキャプチャまで使ってるの偉い
    ただ、

  2. 匿名 より:

    何の躊躇いもなく普通に住居送ってて笑った
    勇気あるな…

  3. 匿名 より:

    いつもお疲れ様です、この手の意味深なゲームってジャンルとしてあるというか、似たようなの?結構ありますよね
    (検証は仮想環境でfakenetとかinetとかのネットワーク模擬ソフト使ってますよね…

  4. 匿名 より:

    最近手抜き記事多くね?

    1. 匿名 より:

      これで手抜きか?
      贅沢!

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