詳細不明のCM・真相を考察

今回はYouTubeに投稿されている「詳細不明のCM」について調査していきたいと思います。

動画化もされていますので、こちらも是非！

詳細不明のCM

2008年にアップされた動画で、タイトルが「詳細不明のCM」という動画があります。

それがこちら。

2枚の画像とともに、互いの対義関係となる語句が記載されています。

下部には対極から生み出されるエネルギー云々と書かれており、「対局」をテーマにした映像というわかります。

最後は「bipolar」から生まれると表示されて終わります。

タイトル通り、CMだとするとよくわからない映像になってしまいますね。

企業のロゴも表示されませんし、何かを宣伝するわけでもないので本当に意図不明のCMなのです。

内容も不気味なのですが、映像の途中で恐ろしいものが映り込んでいます。

積まれた丸太を表示している画像に注目してください。

丸太の間から、顔のようなものが覗いています。

なんの目的で作られたCM何でしょうか…

考察

これ、何度かリクエストもらっていたので、取り上げさせていただきました。

初めて見たときは、投稿者がそれっぽく作ったイタズラ動画だと思っていたのですが、どうやら違うようです。

ヤフー知恵袋にて、興味深い質問がありました。

「ウェブ上で公開された有名な心霊画像を探しています。」という質問

10数年前、投稿日が2017年ですから、2007年頃にある時計メーカーのホームページに掲載されていたCM動画を探しているという内容です。

回答を見ると、先程見た動画が貼られておりまして、腕時計ブランド「クレドール」のHPで公開されていたものだと書かれていました。

つまり、先程の映像はCMとして作られたものであり、あの心霊映像は意図して挿入されたものではなく、偶然入り込んでしまった、「本物」である可能性が高いということです。

当時、２ちゃんねるでも話題になっていたと書かれており、これが本当ならば過去の書き込みを追えば何かわかるかもしれませんね。

2018年に、このような書き込みを見つかりました。

「木と木の間に睨みつける男が映っていた」映像を探しているという書き込みで「セイコーの企業PR動画ではないか」という返信がついています。

知恵袋ではクレドールのCMだと書いていましたが、セイコーから独立したブランドなので、「セイコーの企業PR動画」も間違いではないでしょう。

更に調べてみると、2007年に真相に迫る書き込みが見つかりました。

「ある時計メーカーのホームページで、「対称性」をテーマにした腕時計のウェブCMがあったんだけど、その中でその内容とは全く関係ない男の顔が映っていた」という書き込み。

これに対して、セイコー側が公式に映像について言及したという書き込みもあります。

まあた、2006年に「オカルト心霊動画ブログ」にてこの話が紹介されています。

どうやら、セイコー側にも問い合わせが殺到したらしく、問題の箇所を修正していたようですね。

ここまでで、書き込みの情報をまとめると、あの映像は時計メーカーのPR映像であり、紛れ込んだ心霊写真に関しては、後ほど修正されたということになります。

さて、あの映像の正体に迫っていきます。

時計メーカーのPR動画であり、映像内に表示されてきた「bipolar」をテーマにした時計がないか探してみます。

クレドールスレにて、このような書き込みがありました。

「bipolar」をコンセプトにしたNODEシリーズの説明文のコピペです。

あの映像に表記されていた内容とにてますね。

クレドールのホームページを見るとNODEシリーズは2004年に販売されています。

あのPR動画も2004年頃に発表されたものでしょう。

ここまでわかったところで、ネットアーカイブから2004年のクレドールのホームページを見てみましょう。

NODEシリーズのページが見つかりました。

どうやら、コンセプト動画という形で、例の映像がアップロードされていたみたいです。

しかし、当然ですが視聴することはできないです。

確実な証拠はつかめませんでしたが、映像の内容から考えれば、このページで紹介されていた映像だというのは確実だと思います。

というわけで、あの映像はクレイドルの「NODEシリーズ」のコンセプト動画でした。

CMとはちょっと違うかもしれませんね。

最後にあの謎の顔についてちょっと触れておきたいと思います。

これ、どう見ても人の顔にしか見えません。

これについては、撮影スタッフという説もありますが、個人的には単なる木目だと思います。

ただ、この積み方で隙間の丸太がこんな映り方をするのかという疑問もありますね。

２ちゃんねるの書き込みを信じるなら公式からのアナウンスがあったそうなので、そこまで怖い写真ではないでしょう。