だまし絵の奇妙な広告・真相を考察
今回は、最近リクエストを多くいただくようになった「YouTubeなどの広告に表示される奇妙なもの」について取り上げます。
動画化されていますので、ぜひ!
1. 「エ○画像」に見えるだまし絵広告
最近、YouTubeなどで「一見すると不適切な画像に見えるが、よく見るとただの風景」という、だまし絵のような広告が多数報告されています。
桜の写真: 綺麗な桜の風景ですが、パッと見では「こちらにケツを向けている人」のように見えます。

岩山の写真: こちらも、見方によっては人間の体の一部のように見える構図になっています。

これらの広告には、画像とは全く関係のない不可解なテキストが添えられています。
「家族旅行に最適な選択肢」
「お試しください チョコレートソースとフルーツを添えて甘党の方に最適です」

「これは面白いかもしれない これがどこに繋がるかは誰にも分からない」

いずれも不快感や好奇心を煽り、クリックを誘発する悪質なものです。
2. 巧妙に偽装された「フィッシングサイト」の罠
特に奇妙なのが、「伝統的な日本の食器」と書かれた広告です。

ここには「ディシズ有限責任会社(DISHES LIMITED LIABILITY COMPANY)」という社名まで記載されています。
この会社を調べると、しっかりとしたホームページが出てきます。そこには所在地として北海道某所の住所や代表者名まで掲載されていますが、詳しく調べると「実在する住所だが、実際にはある個人宅」であることが分かりました。
さらに、サイト内のコンテンツはAIで作ったような薄っぺらい内容ですが、一度ホームに戻ろうとすると、お馴染みの「ウイルスに感染しました」という偽の警告ページ(フィッシングサイト)に飛ばされる仕掛けになっています。

YouTube側がフィッシングサイトに直接アクセスする広告を掲載してしまっているという、非常に悪質な状況です。おそらく、広告審査を欺くために、トップページ以外を「普通の企業のサイト」のように見せかけているのでしょう。
3. ポーランドの企業「INFINITY E COM SP Z O O」
広告主の情報をさらに深掘りすると、ある共通の企業が浮上しました。
広告主: INFINITY E COM SP Z O O
所在地: ポーランド・ワルシャワ

この企業は2013年頃に設立された広告代理店とされていますが、気になるのが「2024年1月頃に代表者が交代している」という点です。

4. 世界規模の「不正アクセス」との奇妙な一致
実は、2024年2月頃から、同じポーランドのワルシャワを発信源とする大規模な不正アクセスやスパム攻撃が世界中で相次いでいます。
Googleのコミュニティでも「ワルシャワから頻繁にアクセスがあり、スパムだと思われる」という報告が多数上がっています。

かなり多くの人が被害に遭っているようで、そのほとんどが2024年2月以降の話で、先ほどのポーランドの企業の代表が変わったのは2024年1月ですから、ちょうど不正アクセスが起きる直前の話です。
直接的な関係については不明ですが、どちらもポーランドのワルシャワなので、何か関係があるかもしれません。
この不正アクセスに関する目的については以下のものが考えられます。
リファラースパム: 不正なリンクを踏ませようとする行為。
問い合わせフォームへの攻撃: サイトの自動返信機能を悪用し、大量のスパムメールを送信させる手法。
実は「Theつぶろ」でも、2月頃からスパムコメントの急増や、何も書かれていない大量の問い合わせが届く被害が出ています。

これが関係しているかは不明ですが、確かに2024年2月頃から増え始めた気もします。
話を戻しますが、このように例の悪質な広告を出しているポーランドの企業、広告以外にも様々なインターネット犯罪に関わっている可能性が考えられ、日本のサイトも多くの方が被害にあっているようです。
とりあえず、怪しい広告を見かけたらアクセスしないようにした方がよいでしょう。
