不気味過ぎる広告画像・真相を考察

今回は、怖い画像スレに貼られていたという不気味な広告画像について、調査していきたいと思います。

動画化もされていますので、こちらもぜひ!

不気味過ぎる広告画像

皆さんはこの画像を見たことがあるでしょうか?

「カワイコちゃんと交際しよう」という文言とともに目が真っ黒な女の子の絵が書かれた広告です。

こちらの画像について、調査してほしいという要望がありましたので、今回はこの画像をできる限り調べていきたいと思います。

考察

さて、まずはこの広告を確認していきましょう。

「カワイコちゃんと交際しよう」と軽いノリで書かれていますが、いわゆる出会い系の広告だったのでしょうか。

「全国の若いBG、女性学生、看護婦、美容師等と交際できる」と書かれています。

ところで”若いBG”という言葉を見て意味がわかるでしょうか?

昭和中期以降、「ビジネスガール」の頭文字を取った「BG」という単語が使われていたようです。

今で言う「OL」と同じ意味の言葉ですね。

直訳すると「商売女」になってしまうということで、放送禁止用語になってしまいました。

話を戻します。彼女たちと出会うためには「ハガキに案内書送れよ書いて申し込んでください」と書かれており、恐らく女性を紹介する”案内書”なるものが無料で届くのだと思われます。

会社の名前なのかはわかりませんが、ワールド友の会という、いかにも平和的な名前が書かれています。

さすがに今は存在していないようで、検索してもネット上には情報が全くないです。

連絡手段がインターネットではなく、まして電話ですらないので、かなり古い広告であることがわかりますね。

画像の出所について調べてみると、2015年にTwitterで話題になっていたようで、あるユーザーがアップしたものだそうです。

古い広告を多数アップされている方で、この広告はなんと1972年のものだそうです。

昭和47年、みなさんは生まれていないかもしれませんね。

この時代は電話が全国に普及しているかどうかという時代ですので、まだ連絡手段は紙媒体がメインだったのでしょうね。

当時の広告、今だと考えられないものが多々ありまして、少女の写真を販売する広告だったり

紳士諸君に、素敵な写真を売りつける広告もあったようです。

今回の広告も、そのような時代のありふれた広告の一つだったのでしょうが、それにしても女の子のイラストが怖すぎますね。

当時の印刷技術だと描写が細かいと潰れてしまうので、簡素なイラストにしていたんですかね。

この広告のはがきの送付先を調べてみると、私書箱になっているんですよね。

私書箱というのは、郵便物を受け取る事ができるロッカーのようなもので、郵便局と契約すると使えます。

こちらは東京中央郵便局の1661号の私書箱に送付先が指定されています。

よく大量に郵便物が届けられる放送局や通信販売会社が設けているケースが多いらしいですが、私書箱というと詐欺に使われることがあるとよく聞きます。

今回の広告、ワールド友の会が当時も本当に存在していたのかはわかりませんが、無事に女性と出会うことができた人はいるのでしょうか。

当時の出会い系事情について調べてみると、ほとんど情報がないのですが、80年代の出会い系雑誌の内容が一部アップされていました。

こんな感じで、会員の女の子が自己紹介を載せている雑誌があったらしいです。

最後に高校生だと書かれていますが、明らかに高校生が書いたとは思えない文章ですね。

恐らく、このような雑誌から連絡先をみて連絡を取っていたんですかね。

というわけで、今回の不気味な広告は1972年に掲載されていた出会い系の広告でした。

これがネットに広まった経緯は、あるツイッターユーザーがアップしたものから広まったようです。

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