PS2のセーブデータ「身」が実在していた【2022/03/04更新】

※新たな情報を追記しました!

 今回は、ゲームの怖い話に関する記事です。

 

みなさんはPS2で遊んだことがあるでしょうか?

 

PS2には、セーブデータを保存するためのメモリーカードというものがあります。

 

ゲームによってセーブデータのアイコンが変わって、眺めるだけでも結構、面白かった記憶がありますね。

 

さて、今日ご紹介するのは、謎のセーブデータのお話です。

 

 

 2007年。

 

2ちゃんねるにとあるスレが立つ。

 

内容は、PS2のセーブデータが変になっている、名前が「身」という漢字一文字で、アイコンも何やらおかしいものになっている、というものだ。

 

スレ民全員で原因を探ろうとするも、結局真相は闇の中である。

 こちらがその画像です。

 

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『身』まとめサイト

 グラフィックがバグっており、セーブデータの名前が「身」となっています。

 

身という漢字は、肉体を表す文字なので、少し不気味ですね。

 

スレのその後

 

 スレの流れを簡単に説明すると、解析できる人がスレ主からセーブデータをもらっていろいろ試す→結局原因不明でスレが落ちる。

となっています。

 

解析している途中で勤務先にトラックが突っ込んだり、身内が危険な状態(病気)になったりと、不幸な目に遭っているので、「身」は呪われているのではないか、という噂もあります。

 

ちなみに一番最後のスレはこのスレで、結局、解析班がスレに来なくなって自然に落ちたようですね。

 

身の正体は?

 

 恐らく、なんらかの形で破損したデータだと思われるのですが、破損したデータは以下のようになります。

 

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https://retorotoro.com/2017/12/22/ps2メモリーカード使えない/

きちんと「破損データ」と表示されているのが分かると思います。

 

また、アイコンも見えづらいですが、青い四角形のものです。

 

他にも破損データを調べましたが、アイコン、データの名前ともに同じでした。

 

・創作説

 今でも様々な説が挙げられていますが、創作説もありうると思います。

 

コラ画像という話ではなく、セーブデータ自体の改造です。

 

調べてみると、セーブデータを改造できるツールが存在するようです。

 

 実際の3D編集が不要な場合は、カスタムアイコンを作成するための非常にシンプルなツールがいくつかあります。

bmp2icon.exe => BMPファイルからアイコンファイルを作成します。 (3次元ラッピング法)
mcIconSysGen.exe =>入力したデータからicon.sysファイルを作成します(3つのアイコンファイル名を含む)
ps2save-builder.exe => MCの内容を1つのファイルに保存/抽出/編集する

ゲームセーブタイトルのmcIconSysGenとps2save-builderの両方で使用される奇妙なスペース文字を修正するために、16進エディタも必要です。 PS2セーブの正しいシフトJISスペース文字は、0x823F(mcIconSysGenで使用)または0x8100(ps2save-builderで使用)ではなく、0x8140(実際のゲームで使用される)です。

http://psx-scene.com/forums/f36/creating-custom-ps2-memorycard-icons-39538/

 ツールを使って「身」を作った可能性も大いにありえます。

 

その場合、かなり巧妙な釣りスレということになりますね・・・。

 

・ただのバグ説

 まとめサイトには、同じようなバグがあったという報告がいくつかあります。

 

・カードを抜き差ししてたら「僕」というデータができた。

・切り替えスイッチをいじってたらバグデータが意図的に作れた。

http://1st.geocities.jp/mii_matome/index.html

証拠の画像が一切ないため、なんとも言えないですが、バグの可能性もあると思います。

 

ですが、日本だけでなく海外もPS2のデータに関するバグがないか調べてみましたが、これといったものは見つかりませんでした。

 

まとめ

 

 結局、真相は不明ですが、ツールを使えば再現不可能というわけではないと思います。

 

「身」はかなり昔の話ですし、データがアップされてるわけではないので真相を解明するのは難しいでしょうね。

2022/03/04更新

なんと、2021年に同じ現象が起きたという人がツイッター上に現れていたようです。

それがこちらのアカウント。

本当に「身」のデータを持っています。

ありがたいことに、データが出来上がった経緯も書いてありまして、DDR5thmixをプレイしていた時に、セーブかロードが失敗して誕生したのが「身」だったそうです。

ご覧の通り、DDR5thでは「ロードができない」という表示があり、セーブデータ自体は正常なものではないことがわかります。

なんと、PS3に移しても「身」のままで、かつアイコンもあのモザイクになっています。

「身」というデータ、セーブかロードに失敗して出来たデータであり、読み込む事が出来ない異常データであることがわかりました。

このことから、身については、スレ主の釣りというわけではなく、単なるバグであったというのが真相になります。

まとめ

スレ主と、今回再現出来た方の情報から身というデータについてまとめていきましょう。

まずは2007年のスレ主の情報からまとめていきます。

身が存在していたのはプレイステーションのメモリーカードです。

正確には元々PSのメモリーカードにあったものをPS2のメモリーカードに移して表示したのがこの画像です。

コピーは普通にできるようです。

普通の破損データであれば、コピーも出来ないはずです。

つまりこの身というデータ、ほとんど通常のセーブデータと変わらないということです。

ここで気になるのが、PSからPS2にデータを移す過程で身になったのか、そもそもPSで身というデータが出来ていたのか、ということです。

次にツイッターの方の情報をまとめます。

こちらの場合、PS2でPSのゲームをプレイしていた際にセーブ関連に失敗して、身が出来たと話しておりました。

ちなみに、PS2でPSのソフトをプレイすることは可能です。

しかし、セーブデータの保存はPSのメモリーカードを使わないと出来ないはずです。

ですので、データ自体はPSのメモリーカードに出来たものだと思われます。

この方は、PSのメモリーカードに身ができたということなので、スレ主もPS2にコピーする前からPSのメモリーカードに見があった可能性が高いです。

これらを踏まえて、二人の共通点から考えると身はPSのメモリーカードで生まれることがわかります。

PSのゲームデータを読み込むか、保存する際に何らかの原因で上手く出来ない場合に、できるデータが身だったということになります。

私も再現できないかと、試行錯誤してみたんですが、なかなか難しいですね。

私もあまり詳しくはないのですが、メモリーカードで表示される情報というのは、あくまでゲームから書き出されたものなので、ゲーム側でセーブやロードを失敗した際に身というデータを書き出してしまうバグがあるのでは?と考えています。

今の所、再現できた人は二人しか居ないわけですし、発生率は非常に低いのは確かです。

記事で取り上げたようなホラー映画等見ることができるので、気になる方は是非登録してみて下さい!

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本ページの情報は2022年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
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PS2のセーブデータ「身」が実在していた【2022/03/04更新】” に対して8件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    ゲーム関連のオカルト話で一番好きなやつだったので、
    実在が証明されて嬉しいです!

  2. コルト より:

    スーパーファミコンのRPGツクールでバグが発生してゲーム内で全く使われていない漢字が表示された事があるので、そういう現象は稀によくあるのではないかと思います。

  3. 匿名 より:

    なんか嫌なバグですね…
    何で身なんだろうw

    1. Nomedic herding より:

      データのバクでファイルが漢字一文字っていうことはよくありますよ
      うちも ファイルが自動で文字一字のこととかあります。

  4. tuta より:

    うわーこれ!仕込みだと思ってたのにほんとにできるとは!
    何年越しだろうこれはほんと嬉しい情報です〜

  5. AAA より:

    ガチだったのか?
    ロマンある。

  6. 特命 より:

    ゲームの都市伝説まとめを読んでて、そういやあったなこんなんって思って久しぶりに検索したらまさか解決してたとは…!
    呪われたデータじゃなかったんだなぁ

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