【都市伝説】集団で記憶違い?「マンデラ効果」とその事例を考察【2020年更新版】

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今回は、マンデラ効果に関する記事です。

youtubeのコメント欄にていただいたネタです。ありがとうございます。

さて、みなさんは記憶違いすることってありませんか?

例えば、覚えていたアニメのセリフが、実際に聞いてみると違ったものだったとか。

それがただの記憶違いならいいのですが、もし他の人も同じ記憶を覚えていたとしたら・・・?

マンデラ・エフェクト

 マンデラ・エフェクトという言葉をご存知だろうか?

主にオカルト界隈で使われる、数年前にできた造語である。

この名前の由来は、ネルソン・マンデラ氏に関する出来事から生まれた。

先に、マンデラ氏について簡単に説明しておこう。

彼は、国家反逆罪として終身刑となった。

27年もの間、投獄され、1990年に釈放された。

その後、2013年に亡くなったのだが、彼が亡くなる前に、ある奇妙な噂が流れた。

マンデラ氏はすでに獄中で死亡していたのではなかったか?」

記憶違いだろう、と思うかもしれない。

しかし、超常現象研究科のブルーム氏が、この記憶についてブログで報告した所、なんと他にも大勢の人間が、同じ記憶違いをしていたのだ。

この不思議な出来事を、発端となったマンデラ氏の名前を取って、マンデラ・エフェクトと呼ばれるようになった。

参考

https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデラ効果

ちなみに2009年にマンデラ・エフェクトという名前が付いたそうです。(以下マンデラ効果と呼ぶ)

ブルーム氏は、獄中で死亡した、という記憶だけではなく、葬式まで行われていたと言っていたらしいですね。

確かに、マンデラ効果じゃないか、思う都市伝説はいくつか思い浮かびます。

例えば、ラピュタの幻のエンディングだったり、顔が出てくる心霊動画には2タイプある、なんて話はマンデラ効果の最たる例ではないでしょうか?

今回は、その事例と、マンデラ効果の発端となったマンデラ氏の記憶違いについて考察していきたいと思います。

考察

さて、マンデラ効果とは、マンデラ氏が獄中死した、という記憶違いを、多くの人間がしていたという現象のことでした。

実に不思議な現象でしたが、これについてネットではこのような説が囁かれています。

パラレルワールドが干渉してきた時の記憶なのではないか、という説

マンデラ氏が獄中死した世界線が、何らかの形で、僕たちが生きる世界線に干渉してしまい、その時の記憶が混ざってしまったという話です。

タイムトラベラーが引き起こしたタイムパラドックスの影響とか、そういう話もありますね。

確かに不思議な出来事なのですが、本当に超常現象なのでしょうか?

・集団的な記憶違い?

オカルト説は置いておいて、集団で記憶違いをすることは、おかしいことでしょうか?

人間には、過誤記憶や、虚偽記憶という現象があります。

Loftusが、目撃証言を利用した記憶違いの実験をしたことがあります。

以下、wikiより引用。

実験「ショッピングモールの迷子」とは、家族から聞いたほんとうのエピソード3つに、ショッピングモールで迷子になったという虚偽のエピソードを1つ加えて、被験者がその4つともほんとうの話だと思い込むようになるかどうかを試すものである。

その結果、被験者の4分の1が、植え込まれた記憶もほんとうの自分の体験だと思い込んでいることを示した。しかも、偽りであるはずの記憶は非常に詳細であり、のちにこれが偽りであった事を知らされた被験者たちは皆驚いたという。

また、RoedigerとMcDermottが、行ったDRM手続きという実験もあります。

これは、あるものを連想させる単語、(例えば睡眠→ベッド、布団、疲れる、休憩など)を用いて、単語の記憶テストを行ったものです。

参考

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/232616/1/jpr_52%284%29_545.pdf

この実験でも、実際には使っていない単語がテストで書き込まれるという、記憶違いが報告されています。

このことから、集団で記憶違いをすることはありえます。

実験のように、多くの人間が勘違いをする要因があるのであれば、マンデラ効果が起こってもおかしくありません。

マンデラ氏と当時の起こった事件

さて、それではマンデラ氏が獄中死した、と勘違いしたのはなぜでしょう?

ネットでは、このような説がありました。

 黒人意識運動家のスティーヴ・ビコという人物がいる。

彼はアフリカ社会主義としても有名であった。

政府から活動を禁止されるも、その後も活動を続け、1977年に逮捕されたのだが、その後すぐに、警察に殴打され亡くなった。

葬儀には2万人以上が参列したほど、大きな出来事である。

https://www.quora.com/Is-the-Mandela-effect-real-or-a-hoax

ビコ氏と、マンデラ氏は共通点が多いことから、この事件と勘違いした可能性が高いと言われています。

不思議なことに、獄中死したと言われる年と、ビコ氏が亡くなった年は、かなり近いです。

多くの人間が、記憶違いをする要因としては十分でしょう。

・日本での事例

マンデラ効果だと思われる日本の都市伝説をちょっとだけ紹介します。

 ・ラピュタの幻のエンディング

ジブリ映画、天空の城ラピュタのエンディングが、本当は2つあったという話。

これは公式が否定しており、ありえないことなのですが、確かに見たと証言する人はネットでもかなり多いですね。

・顔にゅー動画

よくテレビで放送された心霊映像なんですが、映っている人がジャンプした瞬間に窓から顔がにゅ~っと出てくるものです。

この映像、1つではなく、複数のバージョンがあるらしくネットでも様々な目撃談が出ています。

未だに2パターンしか見つかっておらず、真相は不明です。

【2020年更新版】

マンデラ効果について、Theつぶろ掲示板で話題になっておりましたのでアンケートを取ってみました。

このアンケートから分かることは、64%以上の人は何らかの記憶違いを経験しているということです。

さらに、約15%は複数人で同じ記憶違いを経験しています。

また、掲示板の方々の書き込みで、「オーストラリアの位置が記憶と違う」「ピカチューのしっぽの先は黒である」というものもありました。

実は、私自身もピカチューのしっぽが黒かったような思い出もあるのです。

ですが、このような意見がありました。

・ピカチューのしっぽが黒いと錯覚するのは、進化前のピチューの尻尾の先が黒いから。

・ピカチューの耳の先が黒く、しっぽもそうだと勘違いしていた。

つまり、何が言いたいかといいますと、上の方でも書きましたが「人が勘違いしやすい要素を持ったモノ」がマンデラエフェクトの対象となり得るだと思います。

今回のアンケートと掲示板の書き込みで、それが証明できたかと思います。アンケートにご協力してくださった方々、ありがとうございました。

まとめ

マンデラ効果は、確かに、記憶違いから起こるものだと考えていいかもしれません。

発端であるブルーム氏も、学術的に説明できるかもしれないものだと言っています。

しかし、事例が多すぎるのはもはや、超常現象ではないか、とも言っています。

確かに現在、マンデラ効果と言える事例の報告は多いです。

人間の脳が、それほど曖昧な機能なのか、それとも本当にパラレルワールドの干渉によるものなのか、あなたはどっちだと思いますか?

最後に、ネタを提供していただいた方、改めて、ありがとうございました。

面白い記事が書けたかどうか分かりませんが、お役に立てたなら嬉しいです。

【都市伝説】集団で記憶違い?「マンデラ効果」とその事例を考察【2020年更新版】” に対して11件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    いつも楽しい記事ありがとうございます。
    ピカチュウの尻尾に関してはピチューは登場する前、ポケモンのアニメが放映され始めてポリゴン問題が起きる前くらいから黒くお絵描きしてた記憶があります。耳の先が黒いから勘違いしてたのでしょうか?不思議ですよね。

    1. thetuburo より:

      不思議な話ですね~。
      人間の脳が勘違いしやすい何かしらの要因があるのかもしれません。
      やっぱり耳のせいなのかな…?

  2. 匿名 より:

    2chの宮尾すすむスレも日本のマンデラ効果の事例の1つですよね
    私自身も宮尾すすむさんが亡くなった年を記憶違いしておりました

    Twitterのアイコン、とても可愛らしいです!

    1. thetuburo より:

      コメントありがとうございます。
      宮尾すすむさんの件はかなり多いみたいですね。
      実際に記憶違いをしたという方の意見を聞いて、実感しております。
      twitterのアイコン、いただきものですが、結構気に入っております笑

      1. 匿名 より:

        ヘッダー、使っていただいてありがとうございます!!

        1. thetuburo より:

          ヘッダーの画像、とても気に入ってます!
          送っていただきありがとうございました~。

  3. ブイイ より:

    「ファンタのフレーバーで『ゴールデンアップル』があった」というのもこれですね。私自身「絶対ゴールデンアップルあったって!」と思っていましたが、とあるサイトで「一時期ファンタ『アップル』は確かにあり、また同じくらいの時期に短期間『ゴールデングレープ』も出されていたので、両者を混同したもの」と説明されていて納得しました。

    1. thetuburo より:

      やはり、何らかの勘違いしてしまう要素があるのでしょうね。
      ゴールデンアップルに関しては都市伝説として有名なので、実際にあったのかも?と思ってしまいますが
      恐らく記憶違いなのでしょう。

  4. 匿名 より:

    ラピュタの件は、日テレによる特別版が実際にあったらしいです

  5. 河内昭夫 より:

    アニメ「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」で、劇場で見たはずのシーンが後日市販されたDVDに入っていなかった。まあ、そのくらいのことはあると思うのだけど、それを指摘する人が一人くらいはいると思って検索かけても誰もこの件について話題に出していないんですよね。。。思い違いなのかな。そのシーンとは、シャアと交渉に行くパラヤ次官がラー・カイラムでロンデニオンに着いたとき、ブライト艦長と軽い口論をする。
    ブライト「それでは我々は独自の行動を取らせてもらいますよ」
    パラヤ「当たり前だ。貴官が地球の危機と思ったら動け」

    ここまでは収録されています。

    このあと、次官が去ったあとに、ブライトが傍らにいたクルーに「おい、今の録ったか?」と聞き、そのクルーが小型レコーダーらしきものを見せて「バッチリです」と返事します。

    次官の言質を取った、というような意味だと思うのですが、
    このほんのちょっとシーンが収録されていないにも関わらず、私はよく覚えているのです。
    もう30年以上ずっと「あれは本当にあったシーンなんだろうか」と思っています。

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