【都市伝説】ウォーリーを探せ!のモデルとなったのは殺人犯だったのか。
みなさんこんにちは。
ウォーリーを探せという絵本をご存知でしょうか。
他愛もない子供の絵本に、ある事件が絡んでいるという噂があります。
ジム・ジャックを探せ!
ウォーリーを探せという絵本は、赤と白の横縞の服を着た男性を、群衆の中から探し出すという本である。
この本は、子供たちの間で大ブームを引き起こしたが、このウォーリーという男、一体何者なのだろうか?
実は、イギリスで起きたある事件が元ネタとなっているという話がある。
1970年代のイギリスで、25人の子供が殺害されるという事件が起こった。
その犯人は、ジム・ジャックという男だったのだが、一度逮捕された後に逃亡したのである。
そして、子供たちにジム・ジャックの注意を喚起する意味で、ウォーリーを探せという絵本が作られたらしい。
ウォーリーが横縞の服を着ている理由は、囚人だったからなのだ。
彼は今も捕まっていない。
モデルとなった事件
ウォーリーを探せの都市伝説を調べていると、必ずと言っていいほど「ジム・ジャック殺人事件」というワードが出てきます。
絵本が出る前に起きた事件(1980年以前)らしいのですが、冒頭の話では適当に1970年代ということにしておきました。
というのも、この事件に関する情報が全く存在しないのです。
・情報源を見直してみる。
恐らくこの都市伝説が広まったのは「やりすぎ都市伝説」でこの都市伝説が登場したからだと思われます。
音源を実際に聞いてみましたが、冒頭に書いた話と少し相違点があります。
・ジム・ジャックではなく、ジムという名前しか出てこない。
・注意喚起のためではなく、ジムを捕まえるために絵本が作られた。
大筋は同じなので特に気にするものでもありませんが、一応参考までに。
・ジムという大量殺人者は存在したのか?
イギリスで25人もの子供が殺害されるという事件は起こっていません。
しかしながら、イギリスではあの有名な「切り裂きジャック」の事件が起きています。
恐らく「ジャック」はこの事件と混合したことから付けられた可能性があります。
噂では、ウォーリー親衛隊の子供25人と殺された人数が等しいという話もありますが、切り裂きジャックの事件の被害者は売春婦ですし、関係ないと思われます。
ウォーリーは囚人ではないのか?
事件はなかったにしろ、ウォーリーの服装はちょっと不思議です。
確かに囚人服といえば横縞の服が王道ですし、「囚人服のようなものを着た人物を探す」というのは確かに都市伝説のような話を連想させます。
・イギリスの囚人服
かつてイギリスの囚人服の縞模様は横ではなく縦でした。
囚人服について調べてみましたが、40年代~70年代に使われていた同様のタイプの服が販売されていることを確認しました。
現在では青いシャツになっていたり、そもそもユニフォームを採用していなかったりと様々なようですが、少なくとも20世紀は縦縞の囚人服だったと考えていいと思います。
このことから、ウォーリーの服は囚人服ではないことが分かります。
ちなみにアメリカはちゃんと横縞でした。
・ウォーリーの職業
以下のサイトでウォーリーに質問した記事があります。
What occupation do you list on your customs card?(cutoms cardに職業はなんて書いてる?)
Exploration Enthusiast.(冒険愛好家だよ)
※customs cardはたぶん入国審査書類のこと(違ってたらごめんね)
ちなみにこの質問の解答は原作者も関わっているとの記載もありました。
ウォーリーは逃亡者ではなく、ただの冒険家なんです。
あとがき
ウォーリーに関する都市伝説は昔から聞きますが、正体はただの冒険家だったようです。
囚人服云々の話は聞いたことがありましたが、実際の殺人事件をモデルにしているというのは初耳でした。