アステカの祭壇真相を考察【2021/06/02更新】
※コメントで頂いた情報を追記しました。
動画化しましたので、こちらも是非。
今回は、有名な心霊写真である「アステカの祭壇」について調査していきたいと思います。
アステカの祭壇
3年くらい前に少しだけ「アステカの祭壇」について記事にしたことがあるんですが、今回問い合わせで詳しく疑問点を上げて頂いたので、そちらを中心に調査していきたいと思います。
まずは、「アステカの祭壇」について、軽くご紹介しましょうか。
「アステカの祭壇」というのは有名な心霊写真なんですが、普通の心霊写真とは違って、撮られた場所や年代も違うのに日本各地で映り込んだという情報が存在するちょっと不思議な心霊写真です。
こちらの写真です。見たら呪われるとか言われていたみたいですね。
後で説明しますが、なんの問題もないので御覧ください。
他にも似たような写真があるんですが、どれも映り込んだ赤い影のようなものが壺や台に見えることから、「アステカの祭壇が写り込んだ」というようにこの名前がついたみたいです。
アステカ文明で台の上で生贄を殺して、壺に生き血を入れていたという歴史から来ているようです。
この心霊写真はとある番組で紹介されてから話題となり、この写真のせいでクレームが相次ぎ、心霊番組が減ってしまったとか色々な噂が囁かれています。
考察
今回調査依頼を頂いた内容をご紹介しましょう。
「アステカの祭壇」に関してですが、こちらの初出や噂の出どころ、伝搬経路などを調査して頂ければと思います。
現象そのものに関しては科学的なものが原因とかなり以前から言われてはいますが…。
『奇跡体験!アンビリバボー』にてアステカの祭壇を取り上げたために霊能者から多数のクレームが来て、心霊写真特集を行うことがなくなった」と言われている都市伝説ですが、これについて疑問点もあります。
そもそも、アンビリバボーの心霊写真特集でアステカの祭壇を取り上げたことはないのでは?という点です。
もしかしたら、多くの方は同時期にやっていた『USO!?ジャパン』の心霊写真特集と勘違いしているのではないと思っています
一部抜粋
まず、「アステカの祭壇」という都市伝説の初出や噂の出どころ、噂がどのようにして広まったのかという点です。
こちらについては、最初に述べた通り「とある番組」にて写真を取り上げられてから、ネット上で話題になり現在の都市伝説になったということだと思います。
現象そのものについては、カメラの劣化等から起きるモノだと言われています。
カメラのフィルムやカメラの部品が映り込んでしまうことで、「アステカの祭壇」が出来上がるみたいで、日本各地で同じような写真が出来上がった理由もそういうことでしょう。
3年前の記事に載せたんですが、誰でも意図的に写真を作ることができるみたいです。
【『アステカの祭壇』風の写真の作成方法】
用意する物…35mm版のレンズ付きカメラ(写るんですタイプの使い捨てカメラ)
※APS方式ではやった事ないので出来ないかも。
手順
①とりあえず風景でも人物でも良いからフィルムエンドまで撮りきる。
②自分でカメラを覆う紙を破棄する→プラスティックのボディーのみの状態にする。
③ボディーは、はめ込み式になっているので、若干だけ本体に隙間を開ける。ここが ポイントで完全に開けるのではなく、10~20ミリだけ隙間をあけ、次の瞬間にすぐ 閉じる(←大事)。要はこの行為によって、フィルム上の最後の撮影済みのコマに 光を斜め方向から感光させる事ができる(チカラ技での多重露光)。
④ボディーをきちんと元に戻してから(光が入りそうな場合はテープで止める)、フィルム 巻き上げダイアルを「巻き上げ限界点」からさらに無理やり回し、負荷がなくなるまで 回しきる。これで外に出ていたフィルム(最後のコマ)が、完全にフィルム本体に入る。
⑤今度は完全にカメラ本体のはめ込みを解除し、フィルム本体を外に取り出す。
⑥フィルムを写真屋に持ち込み、現像・プリントを依頼する。この時大事なのは 『必ず全部のコマをプリントして下さい。真っ黒や光が入っているコマもかまわないから プリントして下さい。』と念を押しておく事。写真屋によっては明らかに撮影ミスとわかる コマはプリントしない場合があるため。巷に流布した『アステカの祭壇』写真は、写真屋さんが上記④の作業を行わずに間違って 上記③の行為を行い偶然出来たものと思われる。そのミスをお客に説明せずに、写真を 渡しているはず。ちなみに黒い『祭壇』部分は、カメラ後部の蓋か、もしくは分離したカメラ 本体部分のみが、光をさえぎっているために出来る影にあたると思う。
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1196254642/
スマホやデジタルカメラが普及した現在では、映ることはないんですね。
続いて、「アステカの祭壇」が番組で取り上げられてからクレームが相次ぎ、心霊番組がなくなったという噂についてです。
『奇跡体験!アンビリバボー』にてアステカの祭壇を取り上げたために霊能者から多数のクレームが来て、心霊写真特集を行うことがなくなった」
まず、依頼主様が「アンビリバボー」ではこの心霊写真について、取り上げていないのではないか?と言っている通り、この番組では「アステカの祭壇」は取り上げてはないと思います。
「アステカの祭壇」が放送されている番組の切り抜きを見てみても、どれも「USO!?ジャパン」ばかりです。
しかし、どのサイトを見ても「アンビリバボー」で放送されてから話題になった、クレームが大量に来たという書き方をしているんですよね。
当時の書き込みを見てみると、以下のように書かれています。
544 :本当にあった怖い名無し :2006/05/03(水) 08:55:38 ID :BDOYacBn0
アンビリが心霊特集をやらなくなった理由ての見つけたけど、これホント?
352 名前:本当にあった怖い名無し メェル:sage投稿日:2006/03/05(日) 17:59:46 ID :S7OCE5J+0
https://eichi44.hatenablog.com/entry/20060521/p1
>>350
番組にとある心霊写真が送られてきたんだけど、その写真っていうのが
三人並んだ女の子の内、真ん中の女の子の舌が地面につくほど長くなってるっていう
気味の悪いやつだったらしい。それからというもの番組の編集中に奇怪な現象が
度々起こるようになって、なんだかんだとあって結局心霊特集そのものが打ち切りに
なったって話。実況板で聞いたけど、二年ほど前のことだから細かいことは覚えてな(’A`)
他にも、関係者が亡くなったとか色々言われていましたが、当時「アステカの祭壇」が原因で、心霊特集をしなくなったという内容ではないんですよね。
書き込みは2006年になっていますので、2年前というと2004年より前に放送されたことになりますね。
「アステカの祭壇」が放送された(確実)「USO!?ジャパン」は2003年4月以降、心霊特集をしなくなっています。
つまり、「アンビリバボー」が心霊特集をしなくなった理由は「下の長い女の心霊写真」だという噂が広まる。
同時期に「アステカの祭壇」を放送していた「USO!?ジャパン」が心霊特集をしなくなる。
ここで噂がゴチャゴチャになったんだと思います。
その証拠に「アステカの祭壇」で検索しようとすると候補に「下の長い女」が出てきます。
ちなみに、「アンビリバボー」はその後も心霊特集を放送していますね。
2012年頃?には呪いのお面みたいなやつも放送しています。
■2006年
なし
■2005年
6/30放送「恐怖&ミステリー特集」
■2004年
なし
■2003年
12/25放送「クリスマス恐怖スペシャル」
6/19放送「恐怖の心霊写真」■2004年
なし
■2003年
12/25放送「クリスマス恐怖スペシャル」
6/19放送「恐怖の心霊写真」
■2002年
12/26放送「衝撃映像一挙放出!特出しスペシャル!!恐怖のアンビリバボー」
8/1放送「恐怖の島に潜入」
7/25放送「心霊写真特集」
5/23放送「心霊ドキュメント「連鎖」」
5/9放送「立原美幸霊能ドキュメント 呪われた新居」
4/25放送「立原さん魔界への扉」
3/28放送「呪い〜禁断の儀式〜」
3/14放送「立原美幸霊能ドキュメント 恨みの白装束〜少女を襲う血まみれの女〜」
3/7放送「新たな霊能力者 その驚くべき秘密」 ※霊能者・平田弘清
2/7放送「恐怖のアンビリバボー もののけの降りた日」
1/24放送「恐怖のアンビリバボー 霊が訴える悲しみ」
https://eichi44.hatenablog.com/entry/20060521/p1
2003年を境に、心霊番組が放送されなくなったというのはどの番組も共通のようですね。
以前なにかで言ったことがあるような気がしますが、心霊特集が放送されなくなった理由として、加工技術の向上ですぐバレちゃうからみたいですね。
それで霊能力者が叩かれてしまうということが問題になったようです。
心霊番組は減った理由は?※追加
コメントで色々情報頂いたので、追加しました。
USOジャパンやアンビリバボーなどが2003年頃から、心霊特集をやらなくなったことについて軽く触れましたが、このへんからどの番組でも心霊特集を放送しなくなってしまったようですね。
アンビリーバボーは心霊スポットや心霊写真特集をやっていた頃が全盛期だと思います。
杉沢村を探す特集は当時、TVに張り付いて観ていましたねw(結果が残念でしたが…w)
2003年頃を境目に各テレビ番組がやらせ番組をやらなくなったような気がします。
この頃にテレビ業界で何かがあったのかなぁ…?
やはり、視聴率が取れなくなって来たのが大きな理由でしょうか。
単純に視聴率が取れなくなったんじゃないですかね?
あと、野球とかもその頃くらいからCSに移行していったような記憶もありますし、地上波との棲み分けが起こったのかも。
次に、「アンビリバボー」が2003年を境に心霊特集をしなくなった理由を見ていきましょう。
2004年から「ほんとうにあった怖い話」が始まっています。1999年から放送はしていたようですが、正式に始まったのが2004年からっぽいですね。
フジテレビは2004年から「ほんとにあった怖い話」がレギュラー放送開始していますね。
2003年頃からアンビリーバボーで心霊企画をしなくなったのは、
そちらに移行するための準備期間だったんじゃないでしょうか。
フジテレビ的にも、心霊番組を「ほんとにあった怖い話」に力を入れる方針に変えたって感じなんですかね?
他にもこんなコメントを頂きました。
そのくらいの時期にアンビリーバボーでオカルトやってたディレクターが独立して心霊モノの映像作品を製作販売する会社を作ったそうです。
その人が居なくなってしまったのでオカルトをやらなくなったとか週刊誌か何かで読んだおぼえがあります。
ディレクターがやめてしまったことから、「アンビリバボー」で心霊特集をやらなくなってしまったそうです。
色々な要因が出てきましたね。
2003年を境に心霊番組業界やテレビ業界で色々動きがあったことは間違いなさそうですね。
それを上手く都市伝説と結び付けられたというのが今回の一件でしたね。
まとめ
少し長くなったので、まとめましょうか。
アステカの祭壇は「USOジャパン」で放送され話題となった。
しかし、写真については心霊写真ではなく誰でも作成可能なカメラの不具合により出来上がった写真だった。
この心霊写真によって、放送番組である「アンビリバボー」は心霊特集をしなくなったという噂が広がる。
「アンビリバボー」では、「アステカの祭壇」は取り上げていない?(たぶん)
当時広まった噂だと原因は「アステカの祭壇」ではなく「下の長い女の写真」
このへんで噂が混ざってしまい、「アンビリバボー」は「アステカの祭壇」を番組で取り上げたせいで、クレームが相次ぎ心霊特集をできなくなった。という噂に変わる。
ちなみに、「下の長い女の写真」ですが、こちらも存在していない作り話だと思います。
アンビリーバボーは心霊スポットや心霊写真特集をやっていた頃が全盛期だと思います。
杉沢村を探す特集は当時、TVに張り付いて観ていましたねw(結果が残念でしたが…w)
2003年頃を境目に各テレビ番組がやらせ番組をやらなくなったような気がします。
この頃にテレビ業界で何かがあったのかなぁ…?
単純に視聴率が取れなくなったんじゃないですかね?
あと、野球とかもその頃くらいからCSに移行していったような記憶もありますし、地上波との棲み分けが起こったのかも。
2002年にガチンコでやらせが発覚して、やらせ企画を各局で自粛するようになった
そのガチンコとusoジャパン終了が2003年
フジテレビは2004年から「ほんとにあった怖い話」がレギュラー放送開始していますね。
2003年頃からアンビリーバボーで心霊企画をしなくなったのは、
そちらに移行するための準備期間だったんじゃないでしょうか。
そのくらいの時期にアンビリーバボーでオカルトやってたディレクターが独立して心霊モノの映像作品を製作販売する会社を作ったそうです。
その人が居なくなってしまったのでオカルトをやらなくなったとか週刊誌か何かで読んだおぼえがあります。
★怪談A
冝保愛子が亡くなった際の所詮クソスレにアンビリスタッフを名乗る名無しが
「冝保愛子と関わりのある宗教団体のせいでスタッフが亡くなった」と書き込む
といっても「ヤバすぎてぇ~~言えないよぉ~~ん」とかいう、かなりふざけた文章だった
↓
洒落こわスレに怪談として転載された際に文体含め真面目な内容に書き直されてコピペ化
「アンビリ心霊終了の原因」という大層な題名が付け加えられる
★怪談B
舌の長い心霊写真の怪談が投稿される
(この時点では”死神かもしれない男”が写った、”怖くてテレビで放送できないから送り返された”という内容だった)
↓
コピペとして広まるうちに話が変化して写真の内容が”舌の長い女”に、さらに怪談Aと混ざってアンビリのスタッフが亡くなった扱いになる
★怪談C
USOで放送された”いけにえの台”の心霊写真をモチーフにした怪談が投稿される
↓
同時期に投稿された「おばあちゃんが言ってたアステカの呪いがどうこう」という全く関係ない怪談と混ざって勝手に「アステカの祭壇」というキーワードが作られコピペ化する
↓
Yahoo知恵袋に先のコピペを雑に改変したデタラメな回答が投稿され、さらに某動画転載ブログがソースだと言って広めてしまう
↓
怪談Aと混ざった怪談Bとさらに混同される(遠因はVIPスレの勘違い書き込みを転載してたまとめサイト群)
概ねこんな感じです
アステカ人も極東の島国まで出張させられてご苦労様ですね。
祭壇はフィルムを現像の時に挟むクリップでしょ
杉沢村は北野誠のおまえら行くな。であっさり見つかってたな笑
あの写真現象は昔から「黄金の鳶」として吉兆を表してると言われてました。
問題なのは「アステカの祭壇」という単語の方です。
意識に作用して生贄選びをしています。
僕も自殺しましたが、不死身なのでとりあえず生き残りました。
おーん、成クレ…
真面目に興味を持たない様に。
芸能人とか謎の死が多いでしょ。
アレは気に入られてしまったからです。
2003年辺りからデジタルカメラも普及し始めたため、アナログカメラ特有の現像ミスやトリック写真によるニセ心霊写真が出回らなくなったというのも原因の一つでしょう。