Action Man・真相を考察

今回は、とある子供向けの玩具CMについて調査していきたいと思います。

動画化もされていますので、こちらもぜひ！

Action Man

Action ManというフィギュアのCMがあり、内容が子供向けとは思えないので調べてほしいというリクエストをいただきました。

実際の映像がYouTubeにアップされています。

子供向け番組のような映像が流れた後に、「action man」というテロップとともに、玩具が紹介されます。

子供がaction manというフィギュアを持って遊んでいる様子が映し出されるのですが遊び方がかなり不穏です。

粉っぽい何かをヤっていたり、最終的にはフィギュアの首に紐をくくりつけ小さな椅子に立たせるのです。

子供は無邪気な笑顔でこちらに語りかけてきますが、後ろのフィギュアが怖すぎます。

action manを調べてみると、実際に存在する玩具のようで、1964年にあの有名なGIジョーを模して英国で作られたようです。

フィギュアは実際に存在しますし、子供向け玩具として販売されている事がわかります。

ということは、今回のCMはこの玩具を宣伝するためのCMということになりますが、内容がかなり過激です。

今回はこのCMについて調査していきます。

考察

この玩具について調べてみると、このaction manが作成された経緯が報道されていました。

ネットニュースに「本当の戦場」を表すアクションフィギュアというタイトルで紹介されています。

先程の映像で紹介されていたのは、PTSDになったアクションマンで、付属品として酒瓶や松葉杖、そしてあのロープがついてくるようです。

これ、公式が販売したものかというと、さすがにそういうわけではなく、ダレン・カレンさんというアーティストが制作したものだそうです。

カレン氏は、アーティスト活動をしておりますが、その中で風刺的なメッセージを込める作品を多く作っているようで

今回の作品もその中の一つだったというわけです。

実は、PTSDバージョン以外にも2つのバージョンがあります。

車椅子に乗っているアクションマンや、遺体袋に入っているアクションマンも作られていたようです。

このプロジェクトを引き受けてくれる会社を見つけるまでに、3つの印刷会社に拒否されたらしく、苦労の末に見つかったみたいです。

カレン氏のホームページもありまして、そこにあの作品も詳細に記載されていました。

どうやらフィギュア自体は販売しておらず、あくまでポスターやポストカードが売っているだけらしいです。

さすがにパロディ作品ですから、フィギュア自体を販売するわけにもいかなかったのでしょうね。

で、今回の映像は「短編映画」として発表されたものだそうで、ホームページに映画がアップされています。

「平和のための退役軍人英国映画」として制作されたようで、2013年に公開されたもののようです。

制作時は様々な団体から反発があったようですが、最終的に多くの賞を受賞する作品になったようです。