大量の手・真相を考察

今回はネット上に出回っている心霊映像について、調査していきたいと思います!

動画化もされていますので、こちらも是非!

大量の手

ニコニコ動画に、「大量の手」というタイトルの動画がアップされています。

説明欄には「詳細がわからない」「数年前にテレビで放送された時には誰が撮影したのか不明」と言われていたそうです。

最後に大きな音声が出ますので、閲覧注意でお願いします。

無数の手が出現し、大きな叫び声とともに映像が終了します。

YouTubeのコメントによると、アメリカのとある事件に関する映像だそうで、撮影者の自宅からこのビデオが発見されたようです。

今回は、この映像について真相を追っていきましょう。

考察

さて、まずはこの映像について、いつからネットに広まったのかを調べてみましょう。

現在、YouTubeとニコニコ動画にアップされている「大量の手」という動画は2016年から2017年にアップされたものです。

また、コメントにより「世界の怖い夜2010」で放送されていたという情報もあります。

これに関しては、確かに紹介されておりまして、「事件現場で押収されたテープ」と説明されていました。

さらに調べてみると、2009年にYouTubeで同様の動画がアップされていました。

こちらタイトルが「REAL DEMONS CAUGHT ON TAPE」と書かれています。

私が調べた限りではこれがネットにある最古の動画でした。

このチャンネル、この動画以外アップしていないので手がかりはありませんね。

しかし、ここで有力な情報を入手しました。

これはとある番組で使用された映像ではないか?という情報です。

アメリカのテレビ番組で「off the air」というものがあります。

この番組では、あるテーマに沿って様々な映像を合わせて作られたミックスビデオを放送しています。

その中に「悪夢」という回があり、そこで例の映像が使われていました。

冒頭部分に例の映像が登場します。

YouTubeにあるのはあくまでダイジェストなので、全ての映像が流れるわけではないですが、一部流れていることを確認できます。

この番組が初出ではないか?と考えられますが、実はこのシリーズ2011年から始まったものです。

先程述べた通り、2009年にはネット上に映像は存在しています。

また、振り出しに戻ってしまいましたが、海外の掲示板に気になる書き込みを発見しました。

その書き込みというのが、こちらです。

「ジャスティン・マルティネスです。私はみなさんがネットで見たことがあるかもしれない幽霊の腕のビデオを作った人です」

という書き込みとともに、ビデオ作成に関するインタビュー記事を貼っていました。

その記事を見てみると、ジャスティン氏は映画監督をしている人物であり、彼自身が動画を作成した事が判明しました。

インタビューは2012年に行われようで、動画を作成したのは、それよりも4年ほど前から作り始めたとのことです。

記事には、彼がどうやってビデオ作成したのかも詳細に書かれています。

というわけで、この映像の初出については映画監督であるジャスティン氏が作成したものと言うのが真相です。

日本の番組だと事件で押収されたテープなどといわれ、それっぽい写真も出てきていましたが、そんなことはなかったようですね。

大量の手・真相を考察” に対して8件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    日本のテレビ局が勝手に自分の作品をそんな脚色が付けられてたとかジャスティンさん笑うだろうなw

  2. 匿名 より:

    何でこの手の動画って詳細も知らないのに、勝手に亡くなったとかコメで書かれるんだろうか…

  3. 匿名 より:

    REAL DEMONS CAUGHT ON TAPE = creepy ghost arms videoで確定なの?

  4. 匿名 より:

    出てきた手がノリノリで面白かった

  5. 剣崎 より:

    このタイプの創作系恐怖映像の特徴(私の個人的な考察、研究から抜粋で)
    ・「ここを見てくださいね〜」と視線誘導
    ・何か怪しげなモノが出てきたタイミングでカメラアングルを外らす
    ・安直なビックリ要素(ジャンプスケア等を含む)
    ・クライマックスで手ブレとフォーカスブラー
    ・最後は暗転したりすぐさま映像終了など、どうやって映像が終了したのか、なぜカットエンドなのかなど、不明確な終端処理

    こういった特徴があります。
    日本国内ではテレビやビデオなどに収録される『いかにも創作』なコンテンツに多く見られる手法
    欧米からのショートムービーで、ここまでのコテコテなてんこ盛りなのは初めて見ました(苦笑)
    そしてコレらの特徴を多く含む映像に対し、実際の事件映像だとか本物の心霊動画という解釈をすること自体がオモシロ不可思議に思えてしまうのです

  6. 匿名 より:

    こういう派手な恐怖(とも言えない)映像って、全然面白くないんだよなあ
    もっと地味で、それでいて訳わからないところから攻めてくる不気味さを持った心霊映像が好き

  7. みう より:

    そもそも演出だとバレバレだな
    ずっと走ってるのにわざわざあの部屋に止まってしかもアングルも天井に注目してる
    まるで手が出るのを知ってるように

  8. 無太郎 より:

    2000年代の心霊番組でよくもまあ分かりやすい合成映像や作品をあちこちから拾ってあたかも本物だと偽って放送できたもんだなこりゃ…

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