2021年12月4日 / 最終更新日時 : 2021年12月5日 thetuburo オカルトシリーズ

恐怖画像「廊下の幽霊」・真相を考察

今回はとある恐怖画像について調査していきたいと思います！

動画化もされていますので、こちらもよろしくお願いします！

廊下の幽霊

それでは早速見ていきましょう。

こちらの画像です。

古っぽい写真で、どこかの建物の廊下を映したものですが、画面中央に奇妙な女の子が映っています。

白目で、人形のようなものを右手に持っており、こちらを恨めしそうに見ていますね。

よく見ると足がなく、浮いています。

この建物、噂によれば病院の廊下を撮影したものだと言われています。

病院で亡くなった女の子が映ってしまったのでしょうか…

この画像、説明付きのものも出回っておりまして、1993年にインドネシアで撮影されたもののようです。

長い間見続けるとノイローゼになる、みたいなことが書かれています。

ちなみに、数時間ほど画像とにらめっこしながら調査していましたが、特に影響はなかったです。

今回はこの画像を調査していきましょう。

考察

さて、とりあえず画像検索をして調べてみます。

画像検索からわかる範囲だと、2008年に貼られた画像が最古の記録です。

ですが、私の記憶だともう少し前から広まっていたような気がするんですよね。

色々調べてみると、気になるCDパッケージが見つかりました。

こちらになります。

「Engorge」というバンドが出しているCDなのですが、どこかあの女の子と似ていませんか？高画質で見てみましょう。

高画質のものがコレです。

右手に人形を持っていますし、構図もそっくりです。

ただ、こちらは明らかにイラストになっています。

比較してみると、人形の形等微妙に異なりますし、背景も違います。

もしかすると、このイラストと、適当な背景を合成したものかも、と思ったのですがこれが元画像とは思えませんね。

恐らく、このバンドが例の画像を参考にして作ったパッケージだと思われます。

CDの発売日は2003年なので、2003年には既にネットに広まっていたんですね。

だいぶ古くから広まっていたことはわかりましたが、画像の正体まではわかりませんでした。もう少し詳しく調べてみましょう。

調べてみると、似たような画像を見つけました。

それがこちら。

女の子と同様に、白目を向いた幽霊が中央に立っている画像です。

なんと言っても特徴的なのが、青と赤の線で縁取られている部分です。

女の子が映った画像にも、同じような特徴があります。

これ、何かというと、3D画像だと思われます。

よく雑誌でついてきた「青と赤色のレンズのメガネ」を覚えている方は多いでしょう。

先程のように青と赤で作成された画像をメガネで見ると、3Dに見えるというものですが、これらの画像は3D画像として、何者かに作成されたと考えれます。

3D画像として加工された写真が複数枚あるということは、どこかのサイト、もしくは雑誌で「３D恐怖画像」のような感じで掲載されていたのでしょう。

2003年よりも前に発売された雑誌、もしくはサイトを探すしかないのですが、そもそもネットに情報がほとんど残っていないので難しそうです。

と思っていたら、とあるブログで関連する本を発見しました。

韓国語は読めないのですが、左上に「3D」と書かれている通り、3Dメガネがついてくる雑誌だったようで、恐怖画像をメガネで見るという趣旨の雑誌だったそうです。

そして、本の中に、例の画像が紹介されていました。

やはり3D画像だったんですね、これ。

この写真、結局本物なのか、というと作りものだと思います。

というのも、他の心霊写真を見ると、女の子とそっくりの幽霊が登場しています。

恐らく、制作側が用意したスタッフだと思います。

この雑誌、よく「髪の長い女性の霊」が登場するみたいんですよね。

この雑誌が出版されたのは1994年ということで、冒頭にお話した「インドネシアで1993年に撮影された」という情報と結構近いですね。

ただ、雑誌に書かれている文を雑な翻訳で読んだ限りだと、特にそのようなことは書いていないので、ネットで広まった際に尾ひれがついただけなんですかね。

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