【自殺ソング】日本で作られた自殺ソング「イコノソフィア」の謎を追う【真相】
みなさんこんにちは。
今回は自殺ソングに纏わる都市伝説をご紹介します。
聞いただけで死ぬといえば、「暗い日曜日」が有名ですが、実は日本にも自殺ソングが存在していたようです。
イコノソフィア
みなさんはこの曲をご存知でしょうか?
僕が知ったのは「超」都市伝説スペシャルとかいう心霊ドキュメンタリーでした。
簡単に説明します。
あるバンドが作った曲、「イコノソフィア」を聞いたファンが相次いで自殺している。
実際にバンド風景を録画したDVDが存在するが、それには顔のようなものが写っていた。
現在、バンドは解散しており、詳細は不明。
DVD自体も、誰が録画したのかは分かっていない。
このドキュメンタリーは実際にファンに取材したり、例のDVDを流したりなど、かなり凝っている演出でした。
ちなみにバンドの名前は「スローロリス」だそうです。
調べれば分かりますが、曲も、バンドも存在した記録はありません。
なんだこれ、フェイクドキュメンタリーじゃないか!HAHAHA!
と思いきや、気になる情報を発見しました。
イコノソフィアは実在した?
世界恐慌時代、「暗い日曜日」という曲を聞いた大勢の人間が何故か自殺してしまったと云う話は有名だが、それに似た話の現代版が日本にもあった。
ある女性が歌う「イコノソフィア」という曲を聞いた者は、何故か自殺してしまうというのだ。
非常にマイナーではあるが実在するバンドで、問題の「イコノソフィア」という曲も実在している。
そしてこの「イコノソフィア」は二種類の音源あって、現在入手出来る音源は、レコーディングし直したものなのだそうだ。不思議なことに、再レコーディングされたほうの音源では、最初に出された音源にはあったはずの、あるフレーズが何故かすっぱり消されているらしい。恐らくそのフレーズに何かがあったのだろう。
この記事の投稿日は2008年。
「超」都市伝説スペシャルが発売されたのは2010年です。
DVDが発売される以前から存在していたということになります。
そう、「イコノソフィア」の噂はフェイクドキュメンタリーのために作られた都市伝説ではなかったのです。
この都市伝説に関するメディアの情報は間違ってて、
ほんとはスローロリスのイコノソフィアじゃなくてKEHREのイコノソフィアなんです。
ただ、メディアがわざとスローロリスのほうのってことにしてるんだとしたら、ちょっとぞっとしますよね・・・・
ちなみにコメント欄を見ると、「KEHRE」のイコノソフィアだという情報があります。
調べてみますと、2010年に「イコノソフィア」がyoutubeにアップされております。
ではこの曲が噂の曲なのでしょうか?
噂の真相
2010年にアップされているものの、曲自体は2007年以前から存在していたようです。
そして、こちらの噂。
そしてこの「イコノソフィア」は二種類の音源あって、現在入手出来る音源は、レコーディングし直したものなのだそうだ。
これに関して、興味深い情報を発見しました。
こちらのブログは、昔からファンの方のブログです。
「記憶の葬送」というアルバムに、「イコノソフィア」が収録されており、アコースティックギターの部分が再録されているそうです。
しかし、「あるフレーズがすっぽり消えている」というような情報は書いてありません。
恐らく噂の発端は、この一部が再録されたアルバムから生まれたものだと言えるでしょう。
まとめ
元ネタは別のバンドが作った「イコノソフィア」でした。
しかし、「再録された音源にはフレーズが抜けている箇所がある」という情報はありません。
前身、前々身のバンド名まで調べましたが、「ファンが自殺した」という噂はありませんでした。
このことから、「再録されたアルバム」から噂に尾ひれが付いて広まった都市伝説であると言えます。