【怖い話】なぜ呪いの人形は生まれたのか?考察とまとめ

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 今回は、人形に関する怖い話のまとめと考察の記事です。

 

人形とオカルトは、昔から切っても切り離せない関係ですよね。

 

あなたも1つや2つ、人形に関する怖い噂を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

 

呪いの人形

 

 「呪いの人形」は日本だけではなく、海外でも有名です。

 

まずは、呪いの人形に纏わる怖い話をまとめていきます。

 

・市松人形

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 日本の「呪いの人形」と言えば、この市松人形でしょう。

 

・よく聞く話
  1. 髪の毛が伸びる。
  2. 捨てても戻ってくる。
  3. 勝手に動く。
  4. 戦争で死んでしまった女の子の霊が憑いている。

 

僕が知っている話はこのくらいですかね。

 

市松人形の見た目は、現代の子供から見ればかなり不気味です。

 

怖い噂が出てくるのも仕方ないのかもしれません。

 

しかし、特筆すべきは、「髪の毛が伸びる」という話です。

 

メディアでも多くの報告が挙がっているように、実際に髪の毛が伸びているように見える人形が存在します。

 

それも1体や2体ではなく、日本各地に存在すると言っても過言ではないほどに。

 

果たして、本当に呪いの人形は存在するのでしょうか・・・?

 

考察する前に、次は海外の怖い話をまとめていきます。

 

・海外の呪いの人形

 

アナベル人形

 かつて大ヒットした映画にも登場した、アナベル人形と呼ばれる呪いの人形がいます。

 

作り話と思いきや、元ネタとなるアナベル人形は今も実在しているのです。

 

7歳で亡くなった少女、アナベルが人形に取り憑いているらしく、今でも博物館に保管されているようです。

 

アナベル人形に向かって挑発した男性は帰りに事故で亡くなったとか・・・。

参考 http://karapaia.com/archives/52176479.html

 

 

 その他にも、海外では多くの呪いの人形が存在しています。

 

そのほとんどが、「悪霊が取り憑いている」、「関わった者は霊障がある」という話でした。

 

日本の話とは少し違い、主役は「悪霊」という見方もできますね。

 

髪の毛が伸びるといった類の話はあまり見かけませんでした。

 

なぜ、こんなにも人形に関する怖い話が絶えないのでしょうか?

 

人形は人間の魂が宿りやすいという話はよく聞きます。

 

次は、なぜ呪いの人形は生まれたのか、について考察していきます。

 

いかにして人形は恐怖の対象へ変わったのか?

 

  人々にとって、人形はいつから不気味だと感じるようになったのか考えていきましょう。

 

 少なくとも、人々は、18世紀から人形が「不気味」だと感じるようになった。

 

それを説明するためには、「不気味な谷」について考えなければならない。

 

参考 The History of Creepy Dolls | History | Smithsonian

 

 上記のサイトでは、18世紀から人形は「恐怖の対象」へと変わっていったと書かれています。

 

その根拠として、不気味の谷という現象を出していますね。

 

不気味の谷とは、心理現象です。

 

 描写された人間像の精度を上げていく。

 

精度を上げていくと、ある1点において、描写された人間像を見た観察者に、好感とは正反対の感情(恐怖や嫌悪感)が唐突に強く現れるという現象。

 

参考 不気味の谷現象 – Wikipedia

 

  例えば、こんな感じのいかにもロボットだという見た目のロボットがいます。

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 このロボットを、より人間らしく見えるように以下の画像のように改造したとしましょう。

 

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引用元 

https://gigazine.net/news/20091007_hrp_4c_vocaloid_ceatec_japan_2009/

 

 この2つのロボットを比べてみると、女性のロボットを不気味だと感じる人が多いと思います。

 

これが不気味の谷と呼ばれる現象です。

 

見た目が、より人間に近づくと、見た人は負の感情を感じてしまうのです。

 

話を戻しましょう。

 

なぜこの現象が関係あるのかというと、18世紀頃から人形は「人間」へと近づいていきます。

 

 18世紀と19世紀以前は、人形は怖いというものではなかった。

 

しかし、人形がより人間らしくなり、我々が負の感情を抱くようになり始め、心理学として研究され始めた。

 

人形メーカーは、よりリアルに見せるために、人形に様々なメカニズムを開発した。

 

1900年代に「眠り目」が開発されている。

 

人形を水平に置くと、勝手に目が閉じるというものだ。

 

このように、人形はよりリアルになっていく。

 

参考 The History of Creepy Dolls | History | Smithsonian

 

 このように、人形がより人間へ近づいていくことで不気味の谷現象が生まれます。

 

人々は人形を「怖い」と感じるようになってくるのです。

 

そして、作家やアーティストによって「怖い話」が創造されていきます。

 

 ドイツの作家、E.T.A.ホフマンは恐ろしい「オートマトン、人形」のジャンルの始まりだと言われている。

 

1816年には、「THE Sandman」という人形を題材にした怖い話が出版されている。

 

そして20世紀になると、1936年「悪魔の人形」や、「チャッキー」などの殺人人形が生まれる。

 

参考 The History of Creepy Dolls | History | Smithsonian

 

このようにして、人形の怪談が世へ広まっていきます。

 

呪いの人形の起源は明らかになりましたが、まだ解決できていない問題があります。

 

それは、髪の毛が伸びる人形です。

 

世界に多く存在する怪談は、ほとんどが創造である可能性が高いです。

 

しかし、髪の毛が伸びる人形は映像や画像に残されています。

 

最後に、髪の毛が伸びる現象について考察していきます。

 

なぜ人形の髪の毛は伸びるのか?

 

 人形の髪の毛が伸びることはない。

 

伸びているように見えるだけである。

 

ほとんどの人形の髪は、長い毛を2つに折って頭に付けられる。

 

人形が古くなると、髪の毛がずれる場合もある。

 

そうなると、片方だけ伸びているように見えるだろう。

 

また、本物の髪の毛を使っている場合、湿度によっても伸び縮みする。

 

毛髪湿度計があるように、髪の毛が湿度によって変化するのは科学的にも明らかだ。

 

参考 http://www.siragazome.jp/about/trivia/case11.html

 

  調べてみると、ほとんどのサイトで上記のように説明されています。

 

どうやら、実際に伸びているのではなく、そのように見えるだけのようですね。

 

 髪の毛が伸びたように見える現象によって、呪いの人形が信憑性を持つようになり、こんなにも有名になってしまったのでしょう。

 

まとめ

 

 僕たちが人形を不気味だと感じるのは、「不気味の谷」という現象の可能性が高いです。

 

不気味だと感じるようになったことで、呪いの人形という怪談が創作され、現在のような怪談が広まったのだと考えられます。

【怖い話】なぜ呪いの人形は生まれたのか?考察とまとめ” に対して3件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    小さい頃に持っていた人形が「眠り目」のものでした
    寝かしつけて胸あたりをとんとんしていたら、閉じている片方の目が起こした時みたいに開いて、開いたままに…
    怖くて投げ飛ばしたら元に戻りましたが、それ以来人形は怖いものになりました(叩いた衝撃で開いてたまたま開いた状態で止まったのだろうと理解はしてますが)

    その後、結婚して嫁いだ先で、収納部屋になってる奥に人形があり、よく見ると目が白濁しており(黒目も白塗りされてインクが浮き出てる感じ)過呼吸を起こしかけるほど恐怖を味わったことがあります
    その人形ですが、持ち主は旦那祖母で、旦那が幼い頃に黒目に色ペン?で落書きをしたらしく、その人形を可愛がっていた旦那祖母が修正ペンでその黒目を塗りつぶし、上から改めて油性ペンで書き直した結果、油性ペンの色が褪せた…?せいでそうなったようです
    (確かに修正ペンで塗ったところに油性ペンで文字を書くとちょっと色が変わりますよね)

    おかげさまで今でも人形は無理です

    1. thetuburo より:

      想像したらめちゃくちゃ怖いですね笑
      原因が特定できたようで安心しました。
      ただ、トラウマになってしまったようですね・・・笑

  2. かりんとう より:

    私は人形の髪が伸びるのは毛がはえている穴がゆるくなったんだと思います。
    (あくまで自分の考察ですが(“^-^”)

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