【都市伝説】存在しないのに噂され続ける怖い話と真相【鮫島事件】
この話を聞いた人は、あまりの恐ろしさに発狂してしまう・・・。
そんな怖い噂を聞いたことありませんか?
今回は話自体は存在しないのに、恐ろしいと言われ、今も語り継がれる怖い話を紹介したいと思います。
こちらのスレでもちょっとだけ触れているのでよろしければどうぞ。
【都市伝説】タクラーン村の少女の真相を追う – THEつぶろ
鮫島事件
当時の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で生まれた怖い話です。
・鮫島事件の怖い噂
2001年。
とあるスレが2ちゃんねるに立てられた。
「伝説の鮫島スレについて語ろう」
>>1には、半ば伝説となった「鮫島スレ」について語るスレだと書かれていた。
スレ内では、知っている者と知らない者で大騒ぎだった。
謎の単語、事件の犠牲者・・・・。
事実を知りたがる者が多数だが、知っている者は事件を話そうとしない。
結局、事件は語られないままスレは1000に達した。
残ったのは、語ると絶対に削除される、事件はあまりにも恐ろしい内容であるという噂だけであった。
参考 鮫島事件 本当の真実
・真相
分かっている方も多いと思いますが、ネタです。
鮫島事件という単語が生まれたのは、「伝説の鮫島スレについて語ろう」というスレッドからです。
つまり、以前に鮫島事件が起きたという事実はないのです。
しかし、鮫島事件の面白いところは、「恐ろしい」という噂だけが一人歩きしているところなんですよね。
今も新参を騙し続けている鮫島事件ですが、なぜ今でも語り継がれているのでしょうか?
・当時のスレ民があまりにもノリが良かった。
・語ると絶対に削除されてしまうという厄介な性質。
以上の2点が、鮫島事件が信憑性を持ってしまった要因でしょう。
牛の首
鮫島事件より、こっちの話の方が有名かもしれませんね。
聞くと、あまりの恐ろしさに死んでしまうという話です。
「牛の首」という怖い話がある。
これを聞くと、あまりの恐怖で3日と経たずに死んでしまう。
「牛の首」の作者は、怪談を聞いた犠牲者を供養するために仏門に入った。
結局、作者はこれ以降、「牛の首」を語ることなくこの世を去った。
後に残ったのは、「牛の首」がどれほど恐ろしいかという噂だけである。
参考 並木伸一郎 『最強の都市伝説』3、経済界、2009年6月、初版、p.108
・真相
牛の首という話自体は存在しません。
インターネット上でいくつかの「牛の首」とされる話が載せられています。
そういった話を全て拝見しましたが、僕は未だに生きてます(笑)
本物を聞くと死んでしまうらしいので、現在ネットで見れる話は偽物でしょう。
牛の首に関して、このような説があります。
この噂は、少なくとも20世紀初頭には既に一般的に認知されていた可能性がある。
1965年に執筆されたとある小説に同名の話が載っているため、それが起源だという説もある。
牛の首はずいぶん昔から都市伝説として、語り継がれきたようですね。
牛の首の起源に関して、様々な説があります。
しかし、どれも真偽は定かではありません。
一体どこから「牛の首」が現れたのか・・・?
「牛の首」という話がいつまでも語られ続けてることこそが、この話の本当の怖さなのかもしれませんね。
番外編 山頂
このような、実態のない噂に関して面白い例があります。
結構、最近の話だったので、取り上げてみました。
あなたは山頂というサイトをご存知でしょうか?
たくさんの漫画が無料で読める、夢のようなサイトです。
かつて漫画村やフリーブックスというサイトが有名になり、社会問題になりました。
このようなサイトが潰れるたびに、山頂というサイトが噂されるようになります。
「おまえ、山頂を知らないのか?」
「山頂便利すぎる。でもバレたらやばいから教えるなよ」
このように、一部の人間だけが知っているような口ぶりで、書き込まれることが多いです。
そして、何も知らない人が教えて!と騒ぎ始める。
もちろん、山頂なんてサイトは存在しません。
存在しないということを知っている人が、からかっているだけなんですね。
鮫島事件と似ていると思いませんか?
この意味を理解した人が、また知らない人へ語り継ぐ。
このようにして「実態のない話」は生まれていくのです。
まとめ
鮫島事件や、牛の首の本当の怖いところは、「実態の無い恐怖」というところにあると思います。
人間の想像力が、どんどん恐怖を大きくしていくのではないでしょうか。
話が存在しないからこそ、このような不気味な怖さがあるんだと思います。
ちなみに、最初は僕も騙されました(笑)
いつも楽しく見ております。
記事内の下記の記事リンクが切れているようです。
【都市伝説】タクラーン村の少女の真相を追う – THEつぶろ
ご指摘ありがとうございます。
修正致しました。
「山頂」と呼ばれた漫画サイトは実際にありましたよ。
漫画村やフリーブックスのような便利なサイトではありませんでしたが…
「little caesar」というサイト名でアイコンがコーヒカップだったんですが、当時けものフレンズというアニメが流行っていてそのアニメの中で山の中の喫茶店に行くという話があったんですが、その喫茶店が山頂にあったんですよね。そこから「コーヒーカップ」→「喫茶店」→「山頂」という風に呼び方が決まっていったのを覚えています。