【都市伝説】コトリバコについて考察【真相】

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 今回はコトリバコについて考察していこうと思います。

 

「死ぬほど洒落にならない怖い話集めてみない?」といういわゆる洒落怖スレに書き込まれた怖い話です。

 

恐らくオカルト界隈では最も有名な話ではないでしょうか。

 

 

コトリバコ

 

 

 漢字で書くと「子取り箱」と言い、その箱に触れた女性と子供にのみ作用する呪いがかけられています。

 

話の中ではSという人物が納屋から持ち出して来てしまいました。

 

この箱に気づいた寺生まれのTさん・・・ではなく、神社生まれのMさんがなんとかお祓いに成功します。

 

さて、ここでコトリバコの情報をまとめてみましょう。

 

・コトリバコの発祥

 

隠岐の島の反乱を起こした人物が、部落に逃げ込んだ際に自分の命を助けてくれる代わりに、コトリバコを伝えたと書かれています。

 

ということは、隠岐の島でコトリバコが作られていたという可能性が高いですね。

 

ちなみに隠岐の島の反乱とは隠岐騒動のことだと思われます。

 

・製法

 

  1. パズルのような木箱を作る。からくり箱とか秘密箱みたいな物ですかね。
  2. 木箱の中を雌の畜生の血で満たし一週間待つ。畜生というのは家畜のことです。
  3. 血が乾かないうちに蓋をする。
  4. 子供のへその緒と人差し指(第一関節まで)、ハラワタから絞った血を入れて蓋をする。8~10歳の子は人差し指のみでok

ちなみに、閉じ込めた子供の数で名前が変わるらしいです。

イッポウ、ニホウ、サンポウ、シッポウ、ゴホウ、ロッポウ、チッポウ(左から順に1人~7人)

そして8人のハッカイ(それ以上は危険で作れないらしいです)

 

何やら効果が大きすぎる割に作り方が簡単すぎる気もしますが、こんな感じです。

 

伝承

 

 さて、コトリバコは実際に存在するのでしょうか?

 

話の中にコトリバコを追うヒントがあります。

 

隠岐の島

 

 先程も少し触れましたが、隠岐の島で反乱を起こした政治犯が部落の住民に伝えたと書かれていることから、隠岐に何か伝承のようなものが伝わっているかもしれません。

 

しかし、調べてみましたがそのような伝承は見つかりませんでした。

 

隠岐の島は京都の政治犯島流しにされる所と言及されています。

 

そこで、京都も調べてみましたが、似たようなものはありませんでした。

 

ただし、京都は「丑の刻参り」の伝承が存在しますから、呪術に関しては盛んに研究されていたのではないでしょうか。

 

一部の人間にのみ伝えられていたとするならば、伝承が残っていないのも頷けます。

 

隠岐に流されてくるのは社会的地位が高かった者が多いのでその手の情報も知っていたのではないでしょうか。

 

・中国から伝わった説

 

中国には蠱毒という呪術があります。

 

箱に虫を入れて、共食いさせ最後の1匹の毒を用いて呪うという呪術です。

 

コトリバコと比べれば製法は非常にマイルドなものですね。

 

しかし、「箱」に「生命」を入れて呪うという点ではコトリバコと類似しております。

 

コトリバコは蠱毒を参考にして作られたものではないでしょうか。

 

ちなみに蠱毒は日本にもしっかり伝わっており、文献も残っています。

 

不可解な点

 

 ここからは、コトリバコの不可解な点を挙げていきます。

 

正直、洒落怖スレの話は「創作」だとしてもみんなで盛り上げて楽しむというスタンスだと思っています。

 

なので、そのような楽しみ方をしている人には不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、ご了承ください。

 

では、コトリバコの真偽について考察します。

 

・コトリバコをSと一緒に触れたと思われるS母に対する対応が適当すぎる。

 

Sちゃん「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
「Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
「もうちょっと待ってて~~~
ってな感じの内容でした。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?99

この書き込みから、家族でコトリバコに触れてしまった、触れてはないにしろ至近距離にいたことが伺えます。

 

アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。
Sの父と弟は問題外、母は・・・閉経してるんじゃないか?

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?99

そしてこちらが、S母の安否に関する回答です。

 

あまりにも適当すぎませんか?

 

MはS母がどのような状況でコトリバコを扱ったのか全く知らないわけです。

 

Sに母はあまり触れてないよ、とか言われてるならまだ分かりますが、安全だという理由があまりにも不確定です。

 

コトリバコを見たときの慌てぶりを見ると、もう少し心配するべきでしょう。

 

ちなみにKも触れた時間が短かったから大丈夫らしいです。

 

そして、回答が書かれたのは、本編の書き込みの約10時間後です。

 

スレ民からのツッコミに帳尻合わせるようにしたとしか思えません。

 

・ハッカイとチッポウの材料となる子供の数がおかしい

 

M「わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?99

ハッカイ→8人 チッポウ→7人

そして、AAが要求した、女1人、子供1人。

 

子供が1人足りません。

 

犠牲になった子供の名前を全て覚えているMがこんな初歩的な間違いを犯すでしょうか?

 

このことに関して、小箱氏は以下のように言っています。

 

 405 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 23:35:22 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
   >>399 んだすな算数弱いんです(つд`;)

 

このことに関して不可解なのは、算数が弱いのは小箱氏ではなくMではないでしょうか。

 

Mと相談しながら書いているコトリバコですが、まるで小箱氏だけで書いているような言い方です。

 

結論

 

  他にも不可解な点はありますが、想像でなんとかなるようなことだったので、明らかに矛盾している点だけを挙げました。

 

コトリバコは書き込まれた当時から、多くの人達に騒がれ専用スレまで立てられ考察されてきました。

 

あえて真偽は書きませんが、コトリバコについて歴史的な文献が出てくる可能性はないといっていいでしょう。 

【都市伝説】コトリバコについて考察【真相】” に対して2件のコメントがあります。

  1. こうすけのラジオ より:

    お疲れ様です。
    Youtubeから来て少しずつ読み進めています。
    動画と同じようにきちんと考察されていて読んでいて面白いです。
    私もあやふやではなくきちんと知りたいタイプなので、これからも楽しみにしています。

    1. thetuburo より:

      youtubeからきてくださったんですね!
      これからもよろしくお願いします。

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