奇妙な集合写真・真相を考察
今回は、怖い画像スレに広まっている謎の古い写真について、調査していきたいと思います。
動画化もされていますので、こちらも是非!
顔がない写真
今回ご紹介するのは、幕末に撮影されたと思われる奇妙な集合写真です。
古い写真というのは、どこか不気味に感じる人も多いかもしれませんが、この写真の最も奇妙な部分は、中央に映っている女性の顔です。
顔が白くなっており、見えなくなっていますが明らかに削り取られています。
昔の写真ですから、劣化することはあるかと思いますが、これは意図的に顔の部分だけ削り取られているのです。
この写真、かなり前からネットに貼られてることがあり、私も怖い画像スレで見かけたことがあります。
こちらのスレでは「一番怖いのは生きている人間」として写真が貼られています。
どういうことかというと、嫉妬している相手の顔を削ったのではないか?ということらしく、そう考えると非常に恐ろしく感じますね。
そもそもこの写真、一体誰が撮影し、ネットに広まったのでしょうか?
今回は、この写真について出来る限り調べていきます。
考察
さて、この写真の出所について調べていくことにしましょう。
画像検索で調べてみると、「歴史上の美人まとめ」のような記事で、ランキング形式で写真が紹介されている中にこの写真がありました。
このような記事が多くのブログで量産されており、日本だけではなく中国語の記事もありました。
どの記事でも「長崎の女性たち」というタイトルで紹介されています。
1865年から1868年に撮影されたそうです。
それ以外の情報はなく、やはりほとんど謎な写真となっています。
これらの記事で最も古い日付は2012年のブログの記事でしたが、恐らくこの記事もどこからか写真を転載している可能性が高く、写真の出所について、有力な情報はありませんでした。
しかし、幕末に長崎で撮影されたことは判明しておりますので、この情報を基にデータベースから調べてみましょう。
長崎大学附属図書館に所蔵されている古い写真を電子化して公開した画像データベースがあるので、そちらを見てみます。
こんな感じで、撮影対象を絞って調べることができます。
今回は女性の集合写真なので、「女性」と「集合」に絞って検索してみます。
こんな感じで、所蔵されている写真が出てくるので、この中から写真がないか探してみます。
探してみると、ありましたね。
「置屋の女主人と5人の芸子衆」と書かれた写真です。
撮影者も判明しており、顔が削らてている件についても推測が書かれていました。
「中央に写ると魂が抜かれるという迷信のためだろうか」と推測されています。
この噂、昔の写真は真ん中の人にピントが合うため、顔がはっきりと写るので魂も多く盗られるという考えがあったらしいです。
というわけで、今回の写真に関しては長崎で上野彦馬氏が撮影した写真でした。
顔が削られている件については、恐らく迷信を信じてのことだろうと考えられ、何か怖い理由があるわけではなさそうです。
はえー……ためになる……
素晴らしい調査能力
本当に素晴らしい調査能力。
現代の感覚だとそんな馬鹿げた話ある?って思うけど一説として充分にありえる推測なんだろうなと思いました。
ただ現存してる写真で中央の人の顔をくり抜いてるのをあまり見る機会もないので怨恨説も捨てき(ry
ちなみに勝手に捕捉すると年長者や偉い人が真ん中に座ることが多かった為に実際に亡くなるのも早かったらしいですね。
解説者がこう説明してたから真相はこれですってのは、どうなんですかね
調査能力があると言うなら自分なりの説が欲しいです
あなたの見解は?
識者の解説が見つかったなら独自の見解なんていらないでしょ
今回は女性の集合写真なので、「女性」と「集合」に絞って検索してみます。
こんな感じで、所蔵されている写真が出てくるので、この中から写真がないか探してみます。
↑このあたりの過程を調査と言わずになにを調査と言うんですかね…?
いや真相はそれ以外ないでしょ。能力云々は関係ない。
中岡慎太郎が満面の笑みで芸者と写っていて、
その芸者の箇所が黒く塗り潰されている謎の写真もあったね
塗りつぶされているというか、本人が削ったっていう話が残ってますね
ほえ〜
そうなんですね
長崎在住の者です。
以前長崎の古写真展を見にいった際、真ん中に写っている人物の顔を削った写真がたくさんありました。
当時の人にとっては広く知られている迷信で、割と当たり前だったのかもしれません。
ただ、当時中学生だった自分には顔を削られた写真はかなり怖かったのでいまだに覚えています…。
魂を抜かれる可能性があるのに、そこまでして写真撮りたいのかな
当時は写真に撮られることは一種のステータスでもあったから、そうまでしても写りたいものではあったんでしょうね
なるほど面白い
と同時に最初から4人で撮れよとも思った