謎の張り紙・真相を考察
今回は一時期ネットで話題になった張り紙を調査して行きたいと思います。
動画化もされていますので、こちらも是非!
ゆいかちゃん・しりゅうくん
一時期、ネットで話題になった張り紙があります。
それがこちら。家族の安否を知らせる張り紙です。
「ゆいかちゃん、しりゅうくんの家族の方、門中にいます 無事です」
と書かれており、どうやら子供二人の安否を知らせるために書かれたようです。
しかし、張り紙の下部には気になる文言があります。
「6年前、この張り紙を見かけた方、作られた方についてお知らせください」
という一文が添えられています。
この張り紙、2017年頃に石巻にある守長商店に貼られていたもののようで「6年前」というのは、ちょうど東日本大震災が起きた年になります。
この一文を読む限りだと、この張り紙を作った人物を捜索しているようですね。
一体何故なのでしょうか。
ネットでは様々な憶測が飛び交いました。
中でも怖いのが、「もしかすると、保護されたはずの二人は未だに行方不明なのではないか?」という話があるのです。
そして、未だに張り紙は存在しているようです。
考察
この張り紙に関して、このようなツイートがありました。
グーグルマップで調べてみると、やはり2017年から貼られていたようなのですが、なぜか2018年に上から別の張り紙が貼られています。
そして、2019年から再び姿を現したようです。
謎が深まるばかりですが、リプライにてこの張り紙を知る人物がいました。
「この張り紙は2017年と2019年に発足された守章氏によるアートプロジェクトだ」という書き込みです。
また、「リボーンアートフェスティバルの開催に併せて設置された」とも書かれており展示用のアート作品であることがわかります。
ただ、これが作品であるという情報は、このリプライ以外にはなく、事実なのかどうかは不明です。この情報について検証していきましょう。
情報をまとめると、このようになります。
2017年にこの作品が、守章という人物により作成され、「リボーンアートフェスティバル」にて展示されていたとのことです。
ちなみに、守章氏は石巻のアーティストとして実在する人物です。
調べてみると、彼を紹介しているページが見つかりました。
また、「リボーンアートフェスティバル」について調べると、石巻で開催しているイベントのようで、多数のアーティストが参加していました。
参加したアーティストの名前はサイトから確認できるようなので、2017年のアーカイブから参加アーティストを確認してみましょう。
どうやら2017年のイベントには守章氏は参加していないようですね。
しかしながら、2019年に開催されたイベントには、彼の名前が掲載されており参加していたことがわかります。
石巻のアートイベントに参加していることから、先程の情報の信ぴょう性は高そうです。
そして、彼の展示物は「ART DRUG CENTER」に展示されているとのことで、この施設について調べてみると、例の張り紙があった建物を指しているようです。
実際に訪れた方のブログを見てみると、扉の先はギャラリースペースがあるようでここで作品の作成や展示を行っているとのことです。
この施設を運営しているのが、守章氏だということで、例の張り紙もアート作品の一つだという可能性は高そうですね。
てっきり守長商店のものだと思っていたのですが、分かれているようです。
ただ一つ疑問なのが、この施設は2019年から公開されたようで、2017年は公開されていたなかったようなんですよね。
施設自体は公開されていないものの、扉の張り紙は2017年にアート作品として公開していたのかもしれませんね。
リボーンアートフェスティバルは、2017年に開催され、その次は2019年に開催されているので、グーグルマップでみると、2018年だけ張り紙が隠されていたのはイベントを開催していなかったからだと思われます。
ただこのツイートを見る限り、張り紙自体は本物のようで、ネットにアップされていた画像を扉に貼り付けていたようです。
「震災を忘れないように」等のメッセージが込められているのでしょうか?
いずれにしろ、「闇が深い」ような事情はなさそうですね。
話題になったのはコピーだとしても、この貼り紙は本当にあったということですよね。詳細が謎な故にやっぱり少し不気味に感じてしまいます
震災で子供の安否不明の中、ゆいかちゃん、しりゅうくんの親がこの段ボールの張り紙を見て無事、子供たちを発見。
この張り紙を書いてくれた命の恩人とも言える人にどうしてもお礼を言いたいが連絡先も分からずその情報を知る人を何年経っても探している。
みたいな展開かなと勝手に展開を予想してしまっていましたw
段ボールの張り紙自体は門中(恐らく石巻の門脇中学校のこと?)に避難した人が親御さんがいないゆいかちゃん、しりゅうくんを保護し幼い子供達で名前は分かっても漢字まで分からずとりあえず無事を伝える為に書いたものなのかなと。
震災が起きたのは3月11日で中学校に避難しているとしたらその二日後の3月13日の8時45分に書かれたものなんだろうなと思います。
あくまで憶測ですが。。
張り紙自体も捏造じゃないですかね
本人の作品に「何もない工場のドアに調査終了の張り紙」みたいな作品もありますので
地元民ですけど、いつまでもこれがあって気分悪いです
震災想起より不気味さが勝ってるのを作者は何も感じないのかな?と思います
リボーンアート自体、地元を玩具にしてるところがありますね
市の時報をレクイエムみたいなアレンジにされたこともありました
(行政に苦情が相次ぎ、数日でやめた)
ネットのどこかにオリジナルの張り紙がある・・・?
張り紙貼るために2015年のテープ跡の汚れを少しだけ落としてるところがリアル感ある作品ですね
別のとこでも書きましたが「終日貼紙」という展示物の一環です。
https://www.share-art.jp/event/views/159119
これ当事者に許可もらって、紛らわしくないようにお断りつけてんのかね
当事者の許可はわかりませんが、お断りはないですよ。今でも画像のままです
youtubeのコメントでも言われてましたが、悪質ないたずらとどう違うのか…という印象ですね
最初リアルな作り物かと思ったら、震災当時の本物?の安否連絡の貼り紙なんですか
それで守長名義で貼り紙を見かけた人、書いた人を探してるって事は無断でコピーして「作品」にしてると考えていいんでしょうね
災害や防災をテーマにアート活動をしてるらしいですけど、
この貼り紙の書き手にコンタクトを取ってネタにするのもアートの一環なんでしょうか
貼り紙の子供達は無事でも家族で亡くなっている人がいたらとか考えないんですかね
上のマツダさんのコメントを読んでも思うんですが
実際に被災した地域や被災者に対し、ただ当時のトラウマを呼び起させる物をぶつけて何の意味があるんでしょうね
東京でやるならまだ意味も見い出せますが
これじゃ迷惑youtuberと大差ないと思います