お力を貸して頂けませんか?・真相を考察
今回は、YouTubeに投稿されている奇妙な動画について調査していきたいと思います。
動画化もされていますので、こちらもぜひ!
お力を貸して頂けませんか?
少し前に、この様なリクエストを頂きました。
その動画のタイトルは「お力を貸していただけませんか」というもので、こちらの動画です。
女性が顔を出して、何かを説明している動画となっています。
長いので要約して説明します。
最初に自身の紹介を始めるのですが、名前等の情報は言えないといいます。
なぜなら、記憶喪失をしているから、だそうで気がつけば「岡山にあるコンクリートのラビリンス」の床の真ん中に倒れていたそうです。
なぜか目隠しをされており、腕に入れ墨がある事に気が付きます。
腕には「失われた指輪を見つけよ」と書かれており、なんのことだかさっぱりわかりません。
病院にいったそうなのですが、至って健康でなんの異常もなかったとのこと。
自身も、一体何が起こったのか、自分は誰なのかわかっておらずに混乱している様子でした。
この投稿者は他にも意味不明な動画を多数アップしており、目的がよくわからず、13年前に投稿をやめているようです。
今回はこの動画について調べていきます。
考察
さて、この動画を見てみると2008年に投稿されたもので、かなり古い動画です。
コメント欄は閉鎖されており、概要欄を見ても特に何か手がかりになるようなことは書いていないですね。
再生数もこの動画以外かなり少なく、あまり認知されていないチャンネルとなっており、情報がかなり少ないです。
ただ、話し方を見ると素人が話しているようには見えないので、何らかの企画で作成された動画だと思われます。
他の動画も少し見てみましたが、やはり何らかの設定があるようで、それに沿って話しているような印象を受けました。
さて、この方のチャンネル名で調べてみると、Twitterもやられているようで、やはり2008年で更新が止まっています。
書いている内容もいまいち分からないですが、オリンピック関連のツイートが多いですね。
ツイートを見てもよくわからないものの、プロフィールにあるサイトのURLを検索してみると、答えがわかりました。
マクドナルドのニュース記事がヒットします。
「TheLostRing」という世界規模のゲームの紹介記事です。
これはARGの一種で、ネットがあれば誰でも参加できるゲームだと書かれています。
コンセプトは「古代オリンピックの謎を解いていく」ということらしく、当時、北京オリンピックの公式パートナーだったマクドナルドがこのゲームを支援していたようですね。
関連URLのところに、先ほどのTwitterに掲載されていたURLがはられていました。
どうやらゲームのキャラクター「のり子」として登場していたのが、今回の動画にできてた女性だったようです。
さて、正体がわかったところで先程の動画の意味についても調べていきましょう。
このゲーム、2008年に行われていたということで、すでにサイトが閉鎖されていたりと情報が追えなくなっています。
まとめwikiはかろうじて残っていたので、それを参考にして解説していきます。
まず、このゲームには6人の記憶喪失者がおり、それらの人物のうち一人が例の動画の投稿者であるのり子さんです。
彼らには「失われたリングを見つけよ」と腕に彫られており、ゲームを進行するための様々な情報を発信していました。
記憶喪失者は、中国やドイツ、フランスなど様々な国の人達が含まれており、それぞれブログやYouTubeで情報を発信していたようです。
このことから、例のチャンネルもゲームに関する情報を発信するためのチャンネルであったと思われます。
実際に参加型のイベント等も開催されていたようですが、最終的にゲームがどうなったのかは不明です。
ゲームに関する情報がかなりあるので、興味がある方は調べて見ると面白いかもしれません。
今回の動画はオカルト本に掲載されていたということでしたが、当時このゲームを知っていた人は少なく、中途半端に情報が消えてしまっているので
偶然動画を見つけてしまった人は何の動画かわからず、恐怖を抱くかもしれませんね。
当時まとめサイトでもちょっと紹介してたことはあったと記憶してます
ただすぐ正体が割れて、忌み嫌われて積極的に無視されたような感じだったかと
まとめwikiですら公式の回し者に違いないという構成が見え透いてるでしょう?