国土交通省謎のツイート真相を考察
今回は、問い合わせや掲示板のほうで調査依頼を頂いていた国土交通省からの謎のツイートについて調査していこうと思います。
謎のツイート
この謎のツイートというのがちょっと不気味なんです。
かなり話題になっていたので、ご存知の方も多いと思いますが軽くご紹介しましょう。
まず、こちらのツイートをご覧ください。
こちらのアカウントは道路の交通状況を教えてくれるアカウントなんですが、突然意味不明なツイートをし始めます。
ただのミスかな?と思いきや、こちらの意味不明な文字列をローマ字にしてキーボードのひらがなに当てはめてみると、恐ろしい事実が浮かび上がります。
「こちらにこい、こい」という不気味な言葉になります。
そして、他のアカウントを見てみると、先ほどのツイートとそっくりな文面が何度もつぶやかれていることがわかります。
規制区間は、国道40号豊富幌加IC~豊富南ICとなっていること以外は全て同じです。
しかし、ここでまた不可解な点が浮上します。
実は「豊富南IC」というものは存在しません。
つまり、存在しない道路情報を流し続けていたということになります。
謎のツイートだけかと思いきや、どんどん不思議な事実が明らかになっていったんですね。
考察
それでは、このツイートの原因を調査していきましょう。
まず、こちらの謎のツイート真相は既に判明しています。
サーバー更新作業中のエラーが原因だとされています。
「国道40号ばばばばばえおうぃおい~べべべべべべべべべえべえええべえべべべえ(9.9km)で通行止を実施しています」――道路情報を伝える国土交通省北海道開発局のTwitterアカウントが1月19日、このような謎のツイートを投稿し、Twitter上で話題を呼んでいる。同局によれば、サーバ更新作業中のエラーが原因だという。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2101/20/news108.html
ちゃんと、国土交通省からの説明も記載されています。
謎のツイートが投稿された理由について、国土交通省北海道開発局は「北海道地区道路情報のWebサイトを管理しているサーバの更新作業中にエラーが発生し、通常なら表に出ないテスト用のデータがツイートされた。内容に意味はない」と説明した。外部から不正アクセスや攻撃を受けた痕跡はないとしている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2101/20/news108.html
でも、これだけじゃちょっと納得できませんよね。
今から解説していきましょう。
まず、原因はサーバー更新時の作業中にエラーが起き、テストデータがツイートされてしまったということになっています。
システムを動かすとき、本番環境とテスト環境というものがあります。
実際に使用されるサーバーと、検証作業に使う二つのサーバーです。
今回の場合、サーバー更新時のテストで間違えてテスト用のデータを流してしまったことが考えられます。
テスト用のデータって結構適当なデータを入れていることがあるんですよ。
文字数チェックとかで「くぁwせdrftgyふじこlp」とか適当に入れる場合があります。
道路情報のツイートを今一度見直してみると、地名1~地名2という構造になっていて(地名1)「ばばばばばえおうぃおい」~(地名2)「べべべべべべべべえべ」という感じです。
例えば、最新のツイートで確認してみると、(地名1)「石狩市濃昼橋」~(地名2)「石狩市浜益区毘砂別」という感じです。
次に、別のアカウントでも同じツイートがあったという件についてです。
実はこちらのアカウント、色々な道路情報ツイートから情報を持ってきています。
こんな感じで、国土交通省のツイートを持ってきているだけでしょう。
では、該当のツイートが国土交通省のツイートにあるかといえば、ありません。
恐らく、既に削除済みなんだと思います。
「豊富南IC」という存在しない地名のツイートはテストツイートで、それをドラEVERでツイートを転載、本家は削除。
という流れです。
その証拠に、あのへんなツイートはいまだに残っています。
「豊富南IC」のツイートをしたのは、2020年の話なので、過去にもテストデータをツイートしてしまうミスがあったわけですね。
まとめると、過去にもテストデータをツイートしてしまうことがあったが、当時は存在しない地名に誰も気づかず、ツイートは削除。
今回の場合は流石に露骨すぎたので、話題に。という感じでしょうか。
「こい」という表記は単なる偶然?…
ずっと気になっていた事件(?)です
偶然にしても「こちらにこい、こい」は不気味すぎますね
本当にサーバーエラーなんでしょうか?それとも・・・
テスト用に適当な文字列を入力した結果なのかなとは思うんですが、キーボードをガチャガチャ打ってもばばばばばえおうぃおい~みたいな感じにはなかなかならないですよね
それと同時に存在しない「豊富南IC」がどうしてテスト用に使われていたのかなど、職員でないとわからない事だとは思いますが興味をそそられます
テスト用の文字列はわかる人だけ分かるイタズラ、豊富南ICは間違ってツイートしたときに混乱が起きないように存在しない地名、ってとこでしょう。