ミノケモヨダツ11ジの真相を考察

少し前にYouTubeのほうで動画化したんですが、そちらに興味深いコメントを頂いたのでそちらも含め記事にしたいと思います。

  • ミノケモヨダツ11ジとは?
  • 番組は存在するのか?
  • いつから話題になったのか?
  • まとめ

動画はこちらから。

ミノケモヨダツ11ジとは?

ミノケモヨダツ11ジとは公式に情報存在しないのに多くの人が見たことがあると証言する謎の番組です。

以下が番組の特徴になっています。

・1995年ごろ放送されていた番組

・深夜23時ごろに放送されていた

・司会者はツリ目でオールバック

・主演している霊能力者が「写っている人は、〇年後に死ぬ」など過激発言が多かった。

その他にも、音声が異常に小さいことや音声と口が合っていないなど不可解な証言もあります。

さらには「こんな出来事があっては、番組を続けられない」と司会者が発言し、その後の放送は司会者不在で放送されていたが、お知らせもなく別の番組に切り替わっていたという証言もあるそうです。

番組の内容自体もかなり不可解ですが、放送されていたという情報がこれらの目撃情報以外存在しないというのがこの「ミノケモヨダツ11ジ」の最大の謎です。

番組は存在するのか?

そもそも、本当にこの番組は存在するのか?というのが一番の疑問です。

一つの説として、とある番組が元ネタになっているという情報があります。

深夜番組の「ワンダフル」というバラエティー番組が元ネタになっているのではないか?といわれています。

ワンダフル』(Wonderful)は、TBS系列で1997年9月29日から2002年9月26日まで放送されていた生放送の深夜バラエティ番組。

一部の放送局の番組表では「週刊ワンダフル」とも表記されていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%AB_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E7%95%AA%E7%B5%84)

この番組の司会者が発したセリフだという証言です。

目撃情報である1995年と若ズレてはいますが、許容範囲でしょう。

こちらが当時の番組の映像なんですが、司会の東幹久さんを見てみるとオールバックに見えなくもないです。

しかし、こちらの放送時刻が深夜23時50分~となっていますので、「ミノケモヨダツ11ジ」という発言が出るのか?という疑問があります。

番組放送時間は23:55 – 翌0:50(TBSのみ1999年4月以降、23:50 – 23:55に番宣番組「もうすぐワンダフル」あり、世界陸上の直前期など、不定期に休止となる週もあった)。なお、翌0:30で飛び降りとするネット局もあった(実際には翌0:29のCM入りまで)。そのため、番組後半のアニメなどの各種コーナーが見られない問題もあった(予め番組オープニングでの該当コーナーの予告の際には「一部の地域では放送されません」というテロップが出ていた)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%AB_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E7%95%AA%E7%B5%84)

かなり証言と重なる部分から「ミノケモヨダツ11ジ」について既視感を持っている人はこの番組を見て証言している可能性があります。

いつから話題になっていたのか?

「ミノケモヨダツ11ジ」について、ネット上で話題になったのはこの方のツイートが最初です。

それ以前のネット上の書き込みを探してみましたが、一切ヒットしません。

ツイート内の画像では、「ミノケモヨダツ11ジ」に関する目撃証言をまとめているんですが、このツイート以外に過去にこの番組に関する情報が一切ないんですよね。

そして、この情報も独自に調査したものということで彼の取材で集められたモノということになっています。

こちらのツイート主様に関することで、興味深いコメントを頂きましたのでご紹介します。

Oku5 日前(編集済み)

いつも動画やブログ楽しく拝見しています。 私なりの見解ですが、事の発端となったつぶやきをした漫画家さん(5文字の方ですね)ですが、2014年~2016年9月まで某Webサイトにてルポライター(先入漫画家)として連載持っていました。 連載内容も、「自己啓発セミナー行ってみた」、「心霊写真取りに行ってみた」、「腸内洗浄行ってみた」等、当時のサブカルネット好きな人が好むような内容が多かったです。 このtweetも、このWebサイトの企画だったのではないかと推測します。 「架空の心霊番組を立ち上げてマンデラ効果で人々は釣れるのか」というよう感じで。 ですが何らかの理由で企画がボツになったor ライターとしての契約を終了したんだと思います。 (どちらかと言えば後者だと思います。このtweetは2017年7月ですが、2017年11月に小●館で新連載をスタートしているので、ちょうど本人が多忙になったと取れます。 何より、当時小●館は副業禁止ですので、他の媒体と執筆作業の平行はできません。) 推測の域は出ませんが、タイミングとしては全ての辻褄が合うのと、番組自体の記録が無い事に説明がつきます。

https://www.youtube.com/watch?v=cuDP_1FisUw

こちらの「ミノケモヨダツ11ジ」がとあるWebサイトの企画であったのではないか?という可能性です。

過去にも似たような内容を連載していたことがあるそうで、その中のボツになった企画の一環だったと推測されています。

コメントに書かれている通り、時系列的にもライターとしての契約を終了してしまったためこの内容が公になることはなく、都市伝説として語られてしまったのではないでしょうか。

まとめ

この「ミノケモヨダツ11ジ」という番組は存在しなかったというのが結論でしょう。

番組に関する情報が出てきたのも、このツイートが初出なのは不思議な話です。

ツイート内容で書かれていた目撃証言はいくつもあるのに、このツイート以前に書き込みは一切確認できません。

またツイートされた方が過去に連載されていた漫画の内容を見るに、今回もその企画の一環だったと考えることもできます。

その後「ミノケモヨダツ11ジ」について再び取り上げることがなかったあたり、ボツネタになってしまったんでしょう。

しかし、『ワンダフル』だったり他にも見たかもという内容のコメントが来ていたのがちょっと不思議ですね。

あえてマンデラ効果を狙ったのか、人間の記憶がここまで曖昧という証拠なのか、作り話にしても少し面白い都市伝説でした。

ミノケモヨダツ11ジの真相を考察” に対して4件のコメントがあります。

  1. さつき より:

    モキュメンタリー映画を本当の映像だと勘違いされて話題になる現象に似てますね

  2. Oku より:

    コメント取り上げて頂いてありがとうございます!
    発端のカメントツ先生に、TwitterのDM等で直接解答を得る事が出来れば全て解明するのかと思いますか、彼もライター時代の守秘義務があると思うので難しいですね…。
    (発端のツイート以降、現在まで何一つポロッと情報漏らしてないので、その辺しっかりされた方なんだと思います。)

    余談ですが、当時のオモコロの社長(現在は退職さています)が、「今まで観た中で一番面白かったテレビ番組は何ですか?」という質問に、
    「UFO番組とか心霊番組。あのめちゃくちゃな理論とデタラメをそれっぽく放送できていた時代に生まれてよかった。」
    とツイートしていますので、自分でもそういうのをやってみたかったんじゃないかなぁ…と思います。
    掘り出せる情報に限界があるので、ホント、推測の域を出ないのですか…。

  3.   より:

    この件に限った話ではないのですが、「ミノケモヨダツ11ジ」等番組名がハッキリしている場合、当時のラテ欄に載っているということですよね。
    国会図書館にて、1953年以降に発行された新聞データを見ることが可能と聞いたことがあります。95年頃で23時という条件があれば絞り込むことは十分可能。「載ってない」のであれば、議論の余地がありません。
    1953年以降のテレビ/ラジオ番組に関しての噂は、番組名までわかっているようなら、(熱意があれば)全滅させることができると思われます。
    …まあ、そんな熱意はありませんけども。

  4. ラクスマン より:

    カメントツってツの点が三つの世界の作者ですね

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