鬼は本当に存在したのか?鬼のミイラの真相を考察
最近「鬼滅の刃」が大人気ですね。実は私も少し前に映画を見に行ってきました。
そこで少し気になったのが、鬼や河童などの妖怪って本当に実在したのかというところです。
恐竜や大昔に存在していた生物って生存が証明されていますよね。
妖怪も本当に存在したなら、過去に存在したという証拠が残されているはずです。化石とかミイラとか。
今回は、少し前にテレビで見かけた「鬼のミイラ」について考察していこうと思います!
鬼のミイラ
調べてみると、鬼のミイラの存在ってそんなに珍しくなくて日本各地に結構存在しているみたいです。
どれも出所が微妙だったり、どこかから買って今も受け継いでいるという感じで、穴を掘ったら出てくるという感じではなさそうですね。
鬼って想像すると何メートルもある大きな生物を想像していたんですが、大きくても体長2mほどの大きさのミイラしかないそうです。
十宝山大乗院という寺院に向かう階段の、途中にある厨子の中に、鬼のミイラは安置されている。座高は約1・4メートル、立つと2・2メートルにもなるというこの巨大ミイラは、大乗院の檀家が縁あって手に入れ、寺に納めたものとされている。頭と手足が体に比べて不釣り合いに大きく、顔は平坦で目は丸く落ちくぼみ、頭には大きなツノがある。テレビなどでも取り上げられ、ネットでは一種の心霊スポットのように扱われてしまっている。中には、このミイラを撮影すると高確率で心霊写真が撮れ、霊障も起きるなどと書かれているものもある。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/564117/
見た目が不気味だったり、撮影すると心霊写真が撮れたりと妖怪っぽくなってきましたね…
考察
肝心のミイラは本物なんでしょうか?
このミイラが偽物だった場合、妖怪が本当にいたという証拠が完全になくなってしまいます。
現代の技術であれば、これらが何のミイラかはっきりわかると思うんですが、どうなんでしょう。
軽く調べてみると、先ほど紹介した鬼のミイラについてはX線で検証が行われているそうです。
この鬼のミイラは過去にX線透過装置などを用いた検証が行われたことがある。その結果、足の指の爪が豚の蹄と同じ特徴を持っていることが判明。また、鬼の歯は馬のものを使用している事が分かった。またX線撮影の結果、鬼の顔に下あごが存在していないのが判明したため、土や粘土で作ったあごに歯を埋め込んだものとみられている。同様にツノも埋め込まれ、継ぎ足されている事が分かった。他にも肘から先の骨が普通の動物と違って一本しかない点、肋骨部分が全て硬骨でできている点などから、様々な動物の骨を組み合わせて人為的に作られたものである可能性が高いと見られている。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/564117/
足の指の爪が豚の蹄と同じ特徴を持つ。
歯は馬の物で下顎は存在していなく、粘土等で作れツノについてもあとから継ぎ足されているものだとのこと。
その他普通の動物とは異なった構造から、人為的に作られた可能性が高いとのことです。
たまたま今回が作り物だったという可能性がありますが、ほとんどの鬼のミイラはお金の問題で調査されることすらないそうです…
その他個人的に調査した方の記事がありました。
このミイラの体内には骨などが無く、また喉元が体まで伸びていないことが判明したため生き物として生きていた可能性はほぼゼロに近いだろう、という結論を出している。つまりは精巧に作られた偽物の可能性が高いということである。
https://npn.co.jp/article/detail/54147575
やはりこちらも作り物のようですね、証明がされていないだけで今存在するミイラはほとんど偽物っぽいです。
しかし、全ての謎が解明した訳ではない。鬼のミイラでかなり目立つ大きな足の骨は、該当する生物がいないという結論が出ているのだ。
鬼のミイラに対し、骨を削っての成分分析などは禁じられていたため、ここで調査を終えることになったのだそうだが、更なる本格的な調査を行う事が可能ならば、ミイラの謎の完全解明することができるのかもしれない。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/564117/
ただ、まだ不可解な点が存在するようでそれ以降の調査が困難なことから、一概に偽物とはまだ言えないという意見も。
日本には妖怪のミイラは鬼以外にも数多く存在しているみたいで、そのほとんどが色々な動物を掛け合わせて作られた偽物だということが判明しています。
ここまで、多くのミイラが存在ししているのはなぜなんでしょうか。
じつはこのミイラ、上半身は猿、下半身は鮭でできているそうで、江戸時代にはミイラづくりの専門職人がいたんだとか。いや、驚き。ミイラづくりの技術は相当なものだったようで、海外にも輸出され「すわ、新種か!?」と勘違いする学者もいたとか。恐るべしメイドインジャパンクオリティ。
ほかにも、河童(かっぱ)のミイラ、鬼のミイラ、龍のミイラなどさまざまなミイラが見世物に登場し、ちょっとしたミイラブームとなっていたようです。
https://edo-g.com/blog/2016/08/misemono_goya.html/6
江戸時代にちょっとしたミイラブームがあったようで、それを見世物にお金を稼いでいた人やいわゆるミイラ作りの職人までいたそうです。
現代の私達からしたら偽物のミイラを作ってなぜ騙すんだ?と思うかもしれませんが、江戸時代の人からしたらちょっとしたジョークのつもりだったかもしれませんね。
現代の都市伝説のように…
あとがき
手ごろな大きさのミイラしか存在しなかったのは、当時は大きな作品を作る技術がなかったからなんですね。
どのミイラも出所が不明だったのは、昔の人は作り物として楽しんでいたからだったのかもしれません。
やはり妖怪はミイラではなく、生きている状態で見てみたいものです…
鬼=渡来人、外国人説がありますよね。
当時の日本人が見た彼らに対する侮蔑感情や忌避から鬼が形作られたと…
天狗とかも外国人説がありますよね。
確かに何も知らずに外国人と出くわしてしまうと人間以外の何かに見えてしまうかもしれませんね。
昭和の昔、父(故人)が、知人の家で人魚のミイラを見た、と言ってました。
飾り物としてそこそこ流通してたのではと思います。
あんまり趣味のいいものとは言えませんが。
なんと!
意外と一般的に流通していたのかもしれませんね…!
日本各地への分布具合は、見せ物小屋の隆盛とかとも関係ありそうですね。
そうですね。
当時は真偽を確かめるすべがなかったこともあり、かなりの人間が騙されていそうです。
海外に輸出された人魚のミイラはFiji mermaidとして知られてますね
悪趣味ではありますが、日本人のミイラ作成技術(笑)が優れていたということでしょうね。
鬼はwikiにも書かれる北方からの外国人説と製鉄技術を持つ鉱山の金工師説のどちらかの
可能性が高いでしょうね。
UMA好きなので、かつて鬼と呼ばれた未確認動物が日本にいたのかもしれない
と思いましたが鬼のモデルになれるような特徴を持ったUMAが思いつきません。
やはり外国人説が有力なんですかね?
確かに猿っぽいUMAはいくつかいますが、鬼に似たUMAって存在しませんねぇ。
何でもかんでも解明するってのも何かね・・・(´・ω・`)