【コピペ】生き埋めされていく友人を見捨てた話を考察する

 以前オカルトネタ紹介の記事で軽く紹介しましたが、現在情報が少しずつ集まってきましたので、改めて記事にしておきたいと思います。

DMや問い合わせにて情報下さった方ありがとうございます。

生き埋めされていく友人を見捨てた話

以前もまとめましたが、今一度ご紹介します。

不気味な話や怖い話などのスレにはいつも貼られている有名なコピペです。

215 :ペラルゴニウム(鹿児島県):2009/04/28(火) 12:12:34.06 ID:Fpex95EJイタズラではないけど幼稚園か小学生になったばかりの頃、近くに埋め立てた釣り堀があって
有刺鉄線の隙間から友達と入って遊んでたら埋められたシラスの釣り堀の池が底なし沼み
たいになっていて自分は足がズブッとなった瞬間に怖さを感じて離れたけど友達は既に膝を超
えて沈んでいた。大人を呼べばよかったのに自分は何か恐怖を感じて家まで走って帰った。
その後に友達が行方不明になったっていう事で大人たちが大騒ぎになったのを覚えていている。
実際に友達は見つからずにみんなを集めて先生が説明をした記憶がある。
大人になった今考えるとなぜあの時に釣り堀に沈んでいったって事を誰も考えつかなかったの
だろう。今は区画整理もされ釣り堀の場所がどこだったかもはっきりしないけど埋め立てや造
成の時に見つかったって話も聞かない。そのまま埋まったままなのだろうか。
たまにこの記憶がパッと頭に浮かび心臓がバクバクなる。今から30年ほど前のことなのに。

https://tsushima.5ch.net/test/read.cgi/news/1240879775/

このコピペの初出として、小中学生の事件の紹介の流れで小さいころにしたイタズラを告白しよう!という流れで書かれたのが始まりです。

上記のスレでは、事故現場付近の航空写真などが出回ったり、怪しい過去事件など出てきましたが結局友人は見つかっていると信じたいという形で終了しています。

元ネタはあるのか?

ツイッターのDMで、元ネタがあるのではないか?というコメントを見かけたという情報を頂きました。

441のコピペに似た話って、平山夢明の本になかったっけ?
東京伝説だか超怖い話だか。
記憶が曖昧。

http://usi32.com/archives/6051530

こちらについて、私自身も色々調べて実際に購入してみました。(本のレビューは後ほど別の記事で)

短編集の怖い話だったり、不気味な話を書いている本です。

この方はかなり前から執筆活動をしていらっしゃる方なので、もちろんコピペの初出である2009年以前にも本が出版されているのでここから話を考えたという可能性も考えられます。

残念ながら、シリーズが多すぎてどの巻にこの話が載っているか見つけることが出来ませんでした。

しかし、この方の本の書き方としてインターネット初の都市伝説などを載せていることが多いようです。

おそらく平山さんがこのコピペを怖い話として本に載せたと考えるのが妥当でしょう。(このシリーズでコピペのような話を見かけたという方いましたら、情報お願いします)

後に書きますが、他のスレで事故現場の場所など詳細を晒していたので、ペラルゴニウム(鹿児島県)が最初に書いた話がオリジナルでしょう。

考察

生き埋めされていく友人を見捨てたオカルト議論というスレが立てられ再び、ペラルゴニウム(鹿児島県)が登場します。

そして、地元民と思われる人物が登場して当時の状況を事細かに語っています。

240 :210:2009/09/17(木) 23:23:13 ID:rFNR43Bf0同じ鹿児島県人として、そして谷山が、故郷のオジサンより。

1の精神的負担を軽くしてあげようとして書き込みしてたんだか、
どうやら思いが通じなかった様です。

それは、きっとオジサンの文章力のせいだろう。

で、1965年生まれ、現在44歳、6年5組卒 担任 鬼○先生

ここまで書き込んだら、私が誰だか、わかる人には、わかるでしょう。

前置きは、ここまでにして、釣堀が、なかったと言い切る根拠を
ご説明しましょうね。

谷山小の近くには、2本の川が流れており 一本は、長田川、
もう一本は、木の下川であり、フナやハヤ、運がよければウナギとか
木の下川に限っては、鮎も釣りや網ですくえてたんだ。

貴方が事故があったんでは、なかろうかと思っているいる年齢から
逆算するとオジサンは、小5か小6で、小1の貴方と比べると遊びに
かける行動力や、行動範囲は、大きいかったはずだよね。

当時の谷山にあった唯一の娯楽施設は、谷小からグリーンベルトに抜ける道の
一本目の交差点を左に折れて100m前後で、他に『 つり堀 』という娯楽施設が
存在していたなら当然地元の子供達や大人達がおとずれているはずなんよ。

それにね、海に関して言えば、谷山港が、あり、七ッガ島周辺でキスや、ゴッババ等が
釣れ、子供の遊びとしては、十分と言えば十分だったのでは、ないでしょか

https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252767188/

243 :210:2009/09/17(木) 23:45:37 ID:rFNR43Bf0続き・・・

殺人事件に関して言えば、場所は、コ○ブ○ヤと道を挟んだ小さい
商店前にあった昔ながらの郵便ポスト(赤くて円柱状のデカイやつね)
付近ね。
オジサンの家から4~500mしか離れていなかったからハッキリ覚えているぞw

連日連夜、TVや新聞等で騒がれていたんだけどね、加害者側が、病気の人
って解った為、それ以後、殺人に関してのニュースは、ピタッと止んだ。

鹿児島市という範囲で捉えるなら、そら~暴力団同士の抗争で殺人があったりしてたね。

その他で30年程前のビッグニュースと言えば、シンナーかなんかわからんけど薬物を使用して
大型ダンプを運転して鹿児島中央署前を暴走してお婆ちゃんを引いたとか。

鹿児島県という範囲で捕らえるなら、そら~覚えとらん。

続く・・・

https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252767188/

245 :210:2009/09/18(金) 00:10:39 ID:tDe7uD5P0仮に小学校一年生前後の行方不明者が、出たとしましょう。

当時の谷山は、以前にも書きましたが説明不足でしたので補足します。

私が、小5、小6と言えば、当時の父、母は、40~50代
この世代が、何を意味するか・・・父、母の時代は、『 産めや増やせや 』の
時代の当時者であり、やたらと兄弟が多く、7~8人兄弟なんて、もう当たり前であり
父、母の兄弟にも子供がおり、他の人の家族構成も似たり寄ったりで、我々悪がき軍団が、
絶対にみつからないイタズラをやったと思い込んでいたとして2~3日後には、目撃者からの通報?でバレテ、オヤジからボコッとやられたもんだ。

もう『 オラ東京さ~行くだぁ~』の世界なんよ。

谷山という範囲でくくり小1前後の行方不明者が、出ていたのなら谷山全体が一家族のように
団結(ちぃ~とおおげさに買いた)して総動員して探しているわけだから、そら~テンヤワンヤの大騒ぎになっていたばすなん
ですが、オジサンには、全く記憶にない。

ただね、日本全国的なニュースとして当時の工事現場の管理が甘く、盛り土の上に雨水がたまり
幼い子供が、足を滑らせて(疑い)で、いたましい事故があったていうのも覚えているよ。

終わり

https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252767188/

この方は、釣堀なんて存在しないという風に発言していますが、最終的に事故現場の釣堀の名称を本人が晒しています。

326 :本当にあった怖い名無し:2009/09/21(月) 18:49:15 ID:MjhGzUwc0>>325
谷山釣堀。もう私が調べた以上の物は出てこないと思う。

https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252767188/

実際の場所は、現在では埋め立てられており、確認することはできませんが以下のスレのように確認する方法はあるようです。

ちなみに、この場所で本人も確定と発言しています。

291 :本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 00:38:52 ID:QBYH+Qvl0国土画像情報閲覧システム ってやつで各年代・各地域の航空写真が見れます。
  ttp://airphoto.gis.go.jp/aplis/Aplis.jsp

現在の谷山中央5丁目国道沿いサンクスとメガネ屋の入ったビル(ブルドッグ・薬屋の道路向かい)
の裏のでかいマンションのところを1974年の航空写真を見ると確かにプールらしきものが見えます。
長方形です。池ではないでしょう。ちなみに川沿いには小型船が何隻も写ってます。

ちょうど今マンションが建ってる位置です。ここが例の場所でしょうか?
「青山の裏あたり」というのも合ってますね。

航空写真は 1974年国土計画局 カラー 12000分の1 地図名 鹿児島 です。

https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252767188/

ここまで詳細を語っていることや、その情報を証明する地元民が現れていることからこの話は実話ということで間違いないでしょう。

結論

この有名なコピペ自体は実話ということで間違いないと思います。

肝心の友達の行方ですが私的には、その後何事も無く家に帰ることが出来たのではないかと考えています。

理由としては、地元の方も発言していますが小さな事件でもすぐに街中で話題になるということなのに、ペラルゴニウム(鹿児島県)の周りの人間は一切事件について知らない。もちろん地元民の方も。

過去の鹿児島の行方不明者や事件を確認しても該当する事件は存在しない。

無事、家に帰ることができ、一切事件にはならなかったと考えるのが妥当でしょう。

話の中に、「その後に友達が行方不明になったっていう事で大人たちが大騒ぎになったのを覚えていている。
実際に友達は見つからずにみんなを集めて先生が説明をした記憶がある。」

という風に書かれていますが、当時似たような事件が数多くあったということもあり、ニュースを見て当時の記憶と混濁しているのだと考えられます。(地元の方がそんな話は無かったと発言しているので合致する)

あとがき

掲示板が活発になってきてとても嬉しいです。

どんな内容でも構わないのでぜひ皆さんも書き込んでみてください。

では。

【コピペ】生き埋めされていく友人を見捨てた話を考察する” に対して14件のコメントがあります。

  1. より:

    ペラルゴニウム(鹿児島県)が友人を30年間死んだままと認識している点が興味深い。学校とかで再開しなかったのか。あれだけショッキングな経験をしても30年経てば忘れてしまうのかねえ。

    1. thetuburo より:

      そこが不思議ですよね。本人は未だに地元に住んでるみたいですが、その後の情報が何も無かったとは考えにくいですね。

  2. さつき より:

    強烈なショックが原因で無意識的に記憶を消したのかな?

    1. thetuburo より:

      幼いころの記憶って曖昧ですからね~。
      さつきさんの言う通り、ショックで記憶が曖昧になってるのかもしれないです。

  3. コバルトブルー より:

    この書き込み、リアルタイムで見てました。
    ペラルゴニウム(鹿児島県)が書き込んでおいてあまり深入りしたくなさそうだったのが印象的でした。

    1. thetuburo より:

      おお!
      リアルタイムで見ていた方がいたとは・・・。
      私は過去ログを追っていました。
      彼の発言を見るに、罪滅ぼしのために情報を流しているような印象でしたね・・・。

  4. 通りすがりです より:

    友達助けないで逃げちゃう話、学生の頃よく読んでた「怪談レストラン」って児童書にほぼ同じ話が載ってたよ。
    本の話は主人公が子持ちのお父さんで、息子連れて実家帰ってきた時に「そういえばガキの頃この池で友達を見捨ててしまった…」ってトラウマを思い出して池から立ち去ろうとした時に「助けて助けて!」って声が聞こえてくるんだけど、お父さんはそれが子供の時聞いた友達の悲鳴の幻聴だって思って逃げ帰ってきたら孫が池に行ったまま帰ってきてないって両親に言われて、さっき聞こえてた声は…ってとこで終わる話。
    多分その話が載ってた本はこのスレのコピペの2009年よりは前の出版だったと思うけど…
    有名な児童書だしアニメ化もされてたから知ってる人は多いはず。

    1. 匿名 より:

      怪談レストランシリーズにもその話あるんですね
      小松左京という有名なSF作家の短編にもまったく同じ話があります

  5. しむ より:

    地元出身の男性が「釣り堀など存在しなかった=この話は作り話」という主張なので、ペラルゴニウムはそれを否定すれば事件が事実だと証明できるかのように反論していますが、よくよく考えれば釣り堀が実在したからといって、この話が本当だという証明には何もなってない気がします…

    彼はν速のスレで友達の名前は「とみ君」だと書いていますが、オカ板では「やっぱり記憶違いだった」と撤回
    215の前の2回の書き込みの内の一つ「川島さんのブルマを盗んだ」という内容が槍玉にあげられると、これも「名前を間違ってた」と主張

    スレを一通り読んだ印象ですが彼が鹿児島谷山育ちなのは事実で、名前が挙げられた同級生達も実在するのではないかと思います。軽い気持ちで地元と同級生の名前を使って作り話を書いたら予想外に騒がれて、特定を恐れて軌道修正してたんじゃないでしょうか
    ガチで特定されるのはまずいが、大勢が釣られて上手くいってる状況は手放したくないという感じ

  6. 匿名 より:

    最近ヤツメ穴っていう曲を知ったんだけだ、この話が元になった歌なのかな

    1. 匿名 より:

      元になったかどうかはわかりませんが、言われてみれば似たような不思議な雰囲気が漂ってますよね。自分もその曲好きですが気づきませんでした。

  7. 匿名 より:

    こちらを見て安心しました
    私は1988年か1989年ごろ3歳ほどの時に鹿児島の指宿の山川というところに住んでいました。
    ペラルゴニウムさんの書き込みを初めて見た時、当時、家の近所の名前など知らない小学生のお兄ちゃんたちに混じって遊んでいた時の記憶が蘇り夢か現実なのか不安になっていたからです。
    その場面は家から少し離れた、ため池かうなぎの養殖場跡地になっているような場所で、フチがコンクリートの斜めの斜面になっているプールがいくつかあり、中には水が残っていて水面は一面砕けたシラス土が浮いていて白くにごっているじょうたいで、そこで遊んでいたのですが、
    1人のお兄さんがその水の中に入って出てこれなくなり、助けを呼んでくると言ってグループの何人かは立ち去り、そのまま帰ってこず、
    残ったメンバーで何も出来ずにそのお兄さんは白い水の中に徐々に沈んでいってしまうという場面です。

    3歳の記憶ですから曖昧ですし、小さい頃みた夢の話を現実として映像として捉えてしまったのかな?と思いながらもずっと本当だったらどうしようと不安に思っていました。
    ここをみて、その後その場所は指宿とはかけ離れた谷山であること、年代なども違いそうな事などみてホッとしました。ありがとうございました

  8. ムナクソスキー より:

    この話、定期的に検索して読んじゃうくらい気に入っている「胸糞話」だ。
    でも私も、この行方不明の友達はきっと自力で帰ったんだと思う。この主人公の当時の年齢を考慮してみると、出会ったばかり、友達になったばかりといった浅く記憶に薄い遊び仲間なんてたくさんいただろう。
    当時は今よりも一学年に多くの子どもたちがいただろう時代で、名前も顔も曖昧、いや、ひょっとしたらその場限りの行きずりの友達なんかもいただろうし。
    さてそんな希薄な関係の友達が底なし沼にはまり、それを見て怖くなって帰った主人公、次の日に先生からの説明があったという「記憶」。
    それってきっと、
    先生「昨日、○年○組の○○さん(そこまで言ったかは知らない。もしかしたら名前は伏せたかもね)が、夜遅くまで帰ってこないという連絡が警察と学校にありました。」
    主人公(……!)
    先生「幸い、××近くでうずくまっているところを警察の方が発見してくださり、無事に保護されました。みなさん、遊びに夢中になるのはわかりますが、夕方のチャイムが鳴ったらすぐお家に帰りましょう。それから〜……」
    主人公(や、やっぱり…あの子はあのまま…)←もうショックで先生の話入ってきてない

    こんなんだったんじゃない?と勝手に推測。
    子供の記憶なんて、そんなものじゃないですか。
    それに地元民やネット民とのやり取り、本人の無責任な発言、現実逃避な思考、いろんなサイトでまとめられてるからいろいろ読んだけど、たしかに本人の言うように警察もいまさら調べないだろうし、マンションかなんか建っちゃってて人が大勢暮らしてるんならなおさら、もう「調べようがない」しね。

    ただ「胸糞話」としてはとってもよくできているので、真相はどうあれやっぱり好きなんだよね…w

  9. 匿名 より:

    ふとこのコピペを思い出して検索してみたら2022年に本人らしき人がとあるスレに降臨してたみたいですね。
    未だ真相は分からずじまいですが、いつか沈んだ友人の安否がはっきりするといいなぁ。

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