【不気味なサイト】Twitterで話題になった謎の花屋のサイト 意味不明な怪文書の正体とは

f:id:sumaapu0:20181029221030j:plain

 みなさんこんにちは。

 

今回は不気味なサイトに関する記事です。

 

奇妙な文書が載せられた謎の通販サイトがあるらしいのですが・・・?

 

 

スタンド花

 

 2019年の12月、Twitterでとあるサイトが話題になった。

 

そのサイトは一見普通の花屋のサイトなのだが、掲載されている文書を読むと違和感に気づく。

 

内容が支離滅裂で、全く意味がわからないのだ。

 

さらに、ところどころに不穏なワードが出てくるため、非常に気味が悪い。

 

一体これは何の目的で作られたサイトなのだろうか?

 

現在ではサイトを閲覧することができなくなっており、真相は闇の中だ。

 

以下にサイトのアーカイブを掲載しておく。

 

http://archive.ph/SFxAx

 

考察

 

 このサイト、お問い合わせから教えていただいたのですが(だいぶ日が経ってしまい申し訳ないです)確かに不気味なんですよね。

 

途中に出てくる「忌々しいですか?」とか、最後の「スタンド花」がひたすら並んでいたりだとか、読んでいると少し怖いです。

 

このサイト、一体何が目的なのでしょうか?

 

1つ1つ仮説を立てて考えていきたいと思います。

 

・ダミーテキスト説

 

 サイトを作った後、仮のページを作る際に空白の部分にダミーテキストを載せることがあります。

 

例えば、「あああああああああああああああ」とひたすら羅列したり、適当な文章をコピペして貼り付けたりするケースがあります。

 

実際、間違えてダミーテキストを貼ったまま公開したサイトもちょくちょく見かけますね。

 

しかしながら、ダミーテキストにしては文章が凝りすぎているんですよね。

 

普通であれば、先程挙げた例のようにある程度の同じ文字列を羅列するケースがほとんです。

 

このサイトの文章は、初めから最後まで支離滅裂ではあるものの、全て異なった文章構成になっています。

 

 そして、もう1つ同様のサイトを発見しました。

 

それがこちら。

 

peraichi.com

 

冒頭に載せたサイトと、こちらのサイトは恐らく同一人物によって作成されたものです。

 

両サイトともに、通販ページの画像が載せられているのですが、どちらも同じサイトです。

 

さて、先程のサイトに注目すると一見普通のサイトですね。

 

Q&Aが重なってて見ることができませんが、そこら辺は置いておくとして、お店の実績等、宣伝文句も違和感はないです。

 

下までスクロールすると「スタンド花の歴史・概要」という項目が出てきます。

 

すると怪文書が再び現れるのです。

 

スタンド花の歴史・概要
スタンドへ無料を送料が何か、余儀なくなっていたのと、スタンドへお祝いへ花でなら、面倒くさければならないのであれば、スタンドと厳選をお祝いはどのくらいなので、必要なしいみたいですね?即日とスタンドと厳選とかが足らないのと楽でフラワーにスタンドとかなら差し上げる場合には送料やフラワーの配達ですが。甘かったかとか。お祝いが配達よりスタンドでも会いましたか?フラワーはスタンドを厳選のようだと。無理なのか?無料の花より花屋にはいろんな、しかってもらっていた。あすのスタンドにビジネスですよと、取り込んでいるだけで、送料がビジネスがお祝いでなかったと、引っかいてきません。フラワーはお祝いへ無料に入りません。有り難かったけれども、スタンドが送料とお祝いに入ってくれるか、美しいのだろうと。フラワーと無料へ花になるだけでは、つくりあげていきたいなぁ。花屋をスタンドが花でなかったのに、病んでみたいと、花でスタンドよりコンシェルジュになっているので、仰っていなかったですが、スタンドに送料へフラワーでしたでしょうか。適ったかのように。楽は無料で送料でないので合わせれてるんですけど。対応へフラワーより無料の見事に、申し受けてみませんか?スタンドに無料はフラワーでは、聞きだしていただきたいです。無料に花にお祝いになりますよ。相応しいのだろうけど、お祝いで送料で対応ですもんね。喜んでいるのも対応で花のスタンドが必要です。鳴くかもしれません。即日へ送料の無料になりますからね。振り込んだだけでも、なぜなら、コンシェルジュへ送料で花にもとらわれてきますがコンシェルジュを即日よりスタンドのみが、きまってたように、スタンドや厳選にフラワーはどのくらいの済めてくれそうです。無料から送料へ配達で無くなった。心許ないみたいですが、送料からお祝いで花屋であれば通ずるべきでしょう。スタンドと花屋にコンシェルジュではと、(以下略)

贈って喜ばれるスタンド花|フラワースタンド

 

両サイトのコピーライト表記を見てみると、冒頭のサイトが2016、後半に載せたサイトが2018となっており、2年後に作られたことが分かります。

 

つまり、とりあえず載せたダミーテキストではなく、意図的に載せていることが分かります。

 

SEO対策説

 

 もう1つの有力な説として、SEO対策なのではないか、という説があります。

 

SEO対策とは、簡単に言えば検索上位に表示されるための対策です。

 

キーワードを盛れば盛るほど、検索に引っかかる可能性が高いわけですから、適当に文章を載せた可能性があります。

 

ただ、あれだけの支離滅裂な文章を書き続けることは考えられませんから、自動生成された文章だと思われます。

 

実際に文章を自動生成してくれるサイトがあり、ワードを指定するとそれに纏わる文章を作ってくれます。

 

例えば「スタンドフラワー」で指定すると

 

良い結婚式の花は繊細に見えますが、実際はそれほど壊れやすいものではありません.花弁が厚いほど硬くなり、しおれにくくなります. 彼らは暑い中で育つので、あなたはそれが夏の結婚式になるとかなり丈夫であることがわかります. 

https://articoolo.comを使用

 

ちなみにお金を払えば全文見れますが、さすがに払いたくないので一部だけ載せます。

 

こんな感じで、支離滅裂な文章を一瞬で作成することができます。

 

しかし、腑に落ちない点が1つあります。

 

このSEO対策、実は逆効果で、グーグルに自動生成されたコンテンツが見つかってしまえば、ペナルティを喰らいます。

 

本当に彼らはSEO対策のためだったのでしょうか?

 

もう少し調べていきましょう。

 

・会社に注目

 

 両サイトは、ある通販ページに誘導するために作られたようです。

 

そちらにアクセスすると、「プ○ミアガーデン」というサイトにたどり着きます。

 

こちらの通販サイトは何も問題なく、普通のサイトのようです。

 

会社概要等も問題ないので、いわゆる中華が作った怪しいサイトではないです。

 

さて、この会社はTwitterもやっているようなので、覗いてみるともう1つ、同じ会社が運営しているであろうブログを発見しました。

 

http://flowergift.biz/東京で祝い花を豪華にお得に贈りたい/

 

一見、一般人が書いているブログに見えますが、ところどころにあの通販サイトへの広告が貼ってあるので同じ会社が作っている可能性が高いです。

 

怪文書が載せられているのでは、と思ったのですがこれまた普通のブログでした。

 

しかし、以下の記事で奇妙なコメントが見つかります。

 

東京で祝い花を豪華にお得に贈りたい! – 祝い花専門メディア フラワーギフト・ビズ より:
2020年2月14日 10:47 AM

「新しくお店をオープンします!」と聞く機会は意外に多く有るようですね。ただ、いざ、そう聞いた際に真っ先に思いつくのは、おめでとうと言う気持ちと共に“御祝いのプレゼントやギフト、どうしよう?”ではないでしょうか。そ… スタンド花 個人向けの祝い花 公演祝いの祝い花 未分類 法人向けの祝い花 開店祝いの祝い花 東京 コンサート 祝い花 東京 祝い花 東京 移転祝い 花 東京 配達 胡蝶蘭 東京 開店祝い 祝い花 都内 配達 都内 祝い花 都内 配達 スタンド花

(一部省略)

http://flowergift.biz/祝い花の相場・金額って大体いくら?/ より引用

 

このスパムのようなコメント、同じブログからのコメント(分かりやすく言えば自分で自分のブログへのコメント)でした。

 

コメント欄でいくつかのワードを散りばめてSEO対策を狙っている可能性があります。

 

同じワードをいくつも羅列しているのは、冒頭に載せたサイトの最終部分と酷似していますね。(あれほど露骨ではないですが)

 

以上を踏まえると、この会社はいくつかのサイトやブログを作成し、宣伝手段として使用していた可能性が高く、あの奇妙な文章は自動生成で、目的はSEO対策だったと考えるのが妥当です。(逆効果な部分もありますが)

 

中華の業者に委託して作ったのかなと思ったのですが、社内にWEBマーケティング部門があるようですし、その可能性は低いでしょう。

 

あとがき

 

 不気味なサイトでしたが、正体が分かってよかったです(小並感)

 

お問い合わせいただいてからだいぶ日が経ってしまい、申し訳ありませんでした!

 

 

これからもお気軽にコメント、Twitter、お問い合わせ欄からリクエストお待ちしています。

【不気味なサイト】Twitterで話題になった謎の花屋のサイト 意味不明な怪文書の正体とは” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    SEO対策として逆効果は近年Googleが打ち出した方針で、以前は検索結果がSEO対策一色になるほどでした

    と言いますか、
    SEO対策が大事→悪質な業者による手法が氾濫→ペナルティー化されるという時代の流れの中で取り残された廃墟みたいなモノですかね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です