【都市伝説】中古の銀バージョンの怖い話と解説【ポケモン】

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 みなさんは中古でポケモンを買ったことがありますか?

 

たまに前の持ち主のデータが残っていることがありますよね。

 

強いデータなら結構嬉しかったりするんですが、たまにいたずら目的で不快になるようなニックネームをつけて売る人もいます。

 

さて、今回は中古でポケモンを買った人が怖い目に遭ったというお話です。

 

 

中古の銀バージョン

 

 私はアパートで一人暮らしをしている大学生だ。

 

ポケモンが大好きで、ハートゴールドソウルシルバーの発売に関して非常に楽しみにしていた。

 

当時は学業が忙しく、またあまりお金を持っていなかったので発売日に買うことができなかった。

 

学業が落ち着いた頃、Amazonソウルシルバーを注文した。

 

でも、発送まで一週間もかかるらしい。

 

そこで、ソウルシルバーの前に、ゲームボーイカラーのクリスタル版をプレイしようと決めた。

 

しかし、母にカセットを捨てられていたようだ。

 

私は母に対してかなりキレた。

 

そういうわけで、近くのゲームショップで中古で銀版を購入した。なんと10ドル。かなり安い。

 

家に帰って、懐かしい思い出に浸りながら、早速プレイする。

 

しかし、そこから奇妙な出来事が起こり始めるんだ。

 

・謎のポケモンたち

 

  起動すると、ゲームフリークのロゴが表示される。

 

しかし、そこでフリーズしてしまう。

 

何度もリセットを繰り返し、ようやく起動してくれた。

 

なんと、前の持ち主のデータが残っていた。

 

ゲームボーイのカセットのバッテリーなんてとっくの昔に切れていたと思っていたので、データが残っているのは意外だった。

 

いずれにしても、前の持ち主のデータが気になるので、つづきからを選択した。

 

まずはトレーナー情報からだ。

 

彼のプレイ時間999時間、バッジ16個、ポケモン251匹。

 

ミュウやセレビィも持っていたので、相当ハードコアなプレイヤーだったのか、それか不正ツールを使っていたのだろう。

 

私は手持ちのポケモンを見てみた。

 

5匹のアンノウンと、6匹目のポケモンは「HURRY」と名付けられていた。

 

私は悪い冗談だなと思いつつ、ポケモンたちを1匹1匹、チェックした。

 

予想通り、アンノウンの姿は全て異なっており、アルファベットとして見れば「LEAVE」と読める。

 

6匹目は、ヒノアラシだった。

 

しかし、レベルは1で、にらみつけると、フラッシュしか覚えていなかった。

 

彼がなぜ「HURRY」と名付けたのかわからないが、あまり気にしなかった。

 

最も不気味だったのは、音量を最大にしているのに、ポケモンの鳴き声が全く聞こえなかったのだ。

 

手持ちをじっくり見て、メニューを閉じた。

 

・不気味なマップ

 主人公はすずのとうにいた。

 

しかし、なぜかNPCがいなかった。

 

それより不気味だったのは、いつも揺れている柱が傾いて全く動かないことだった。

 

BGMも鳴らず、出口もはしごもない。

 

数分歩き回ったが、道を見つけることができなかった。

 

これは私の知っているすずのとうではなかった。

 

あなぬけのヒモを期待したが、バッグは空で、野生のポケモンも出ない。

 

しかし、柱の後ろに隠れたはしごを発見した。

 

進むと、画面が暗くなり、ついにBGMが鳴り出した。

 

それは、アルフの遺跡のBGMだった。

 

マップが暗かったので、フラッシュが必要だ。

 

それと、BGMが不気味だったので、ラジオを使って変えようとしたが、ラジオカードや、電話すら持っていなかった。

 

さて、ヒノアラシがフラッシュを覚えていることを思い出した私は、早速使った。

 

通常は、フラッシュを使った、というメッセージが出るのだが、出てこない。

 

効果は発動したようだ。マップが照らされた。

 

しかし、フラッシュを使ったことを後悔した。

 

部屋は血のように赤く、直線の灰色の道が南に向かっていた。

 

私は南に向かうしかない。

 

20歩ごとに画面が暗くなった。

 

最終的には、看板が立っており、話しかけると「今戻って」と書かれていることが分かった。

 

突然、「はい/いいえ」の選択肢が表示された。

 

とりあえず、適当にはいを選択してみると、画面は再び暗くなった。

 

そして、はしごを登った効果音が鳴った。

 

すると、BGMは鳴り止み、みんなが知っているいつものBGMが鳴った。

 

私は別の暗い部屋に移動していたので、もう一度フラッシュを使用した。

 

すると、HURRYはひんし状態になったというメッセージが出た。

 

毒状態でもないのに、なぜだろうと不思議に思い、手持ちを確認するとHURRYは消えていた。

 

代わりに全てのポケモンが10レベルのアンノウンに変わっていた。

 

アンノウンが示していた文字は「HEDIDE(彼は死んだ)」だった。

 

フラッシュで明るくなった部屋を見ると、周りは墓に囲まれていた。

 

部屋でAボタンを押したりしたが、何も起こらなかった。

 

・さらに続く怪現象

 

 私はハッキングされたゲームを悪質な人間がゲームショップに売ったのだと結論づけた。

 

しかし、好奇心が勝って、もう一度、ソフトを起動した。

 

プロフィールを見たりしていると、主人公が突然スピンし、 ちょうどあなぬけのヒモを使った時と同じように、下方に回転していった。

 

その後、BGMが止まり、着陸した時、主人公は肌も含めて真っ白になっていた。

 

プロフィールを再び調べると、主人公のグラフィックの足がなくなっていたり、目から血の涙を流している。

 

さらに、ボックスを見ると、5匹のアンノウンと、100匹のセレビィがニックネームなしで入っていた。

 

アンノウンの綴りは、「DYING(死んでいる)」と読める。

 

セレビィを見ると、グラフィックが半分しか表示されていない。

 

覚えているのは、ほろびのうたのみ。

 

私は移動した先のマップを歩き続けると、赤い部分があったので、踏んでみると、突然、戦闘が始まった。

 

トレーナーが表示され、セリフは「戦いたい」とだけだった。

 

私も相手も、ポケモンを1匹しか持っていない。

 

相手のポケモンはレベル255のピカチュウだった。

 

目に涙を浮かべているように見えた。

 

選択肢は攻撃のみで、唯一の技、ほろびのうたを選択した。

 

当然、ピカチュウが先攻で、呪いを使用してきた。

 

戦闘はそのまま続いていく。

 

ピカチュウはじたばたを使用するが、レベルの割にダメージはまったくない。

 

その後、ほろびのうたによって、セレビィは倒れた。

 

セレビィが倒れても、戦闘は継続しており、ピカチュウはみちづれを使ってきた。

 

ピカチュウは死んでしまった!と表示され、ピカチュウはフェードアウトしていく。

 

どうやら勝者は私のようだ。

 

再びポケモンを見ると、20レベルの色違いのアンノウンで、「NOMORE(もういない)」と読める。

 

部屋の周りをしばらく歩くと、階段があったので、降りるしかなかった。

 

そこは、主人公の家だった。

 

母がいないことを除き、全て正常に表示されている。

 

外に出ようと思ったが、ドアは機能せず、それを通過して歩くことができた。

 

歩くたびに、主人公の色が白くなったり、黒くなったりする。

 

突然、目の前に主人公と同じ姿の人物が表示され、「永遠にさようなら」と言ってきた。

 

すると、下方に回転しながら消えていった。

 

プロフィールを見ると、バッジがなくなり、ジムリーダーのところは全て頭蓋骨のグラフィックに置き換わっていた。

 

私は、あることを推測した。

 

彼はポケモンマスターになるために、多くのバッジを集め、努力をしてきたが、必然的な死の運命を回避することができない。

 

その死とは、次世代が出ることによって、プレイヤーに忘れ去られることだ。

 

この主人公にとってそれは辛いことだろう。

 

そのことをこのゲームは訴えているのではないだろうか。

 

私はリセットを繰り返したが、同じことが起こった。

 

ついに、その恐ろしいゲームを起動することを諦めた。

 

その経験の後、二度とこのゲームを起動しようとは思わない。

 

まぁ、ソウルシルバーはとっても楽しんだのだが、たまにあのゲームを思い出してしまう。

 

参考

http://creepypasta.wikia.com/wiki/Pokémon_Lost_Silver

 

解説

 

 この話は、どうやらファンが作ったゲームが元ネタのようです。

 

ゲームプレイにROMファイルは必要ないようなので、気になる方はチェックしてみてください。

 

※動画説明欄にダウンロードリンクがあります。

 

【都市伝説】中古の銀バージョンの怖い話と解説【ポケモン】” に対して1件のコメントがあります。

  1. フィンガル竹田 より:

    ロストシルバーは、知っているけど怖い。

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