クレヨンしんちゃん「幻の93話」真相を考察
今回はクレヨンしんちゃん「幻の93話」についてご紹介します。
動画化もされていますので、こちらもぜひ!
クレヨンしんちゃん「幻の93話」発掘
今回は、クレヨンしんちゃんのお蔵入り回が発見されたらしいので、それについて紹介します。
1994年に一度放送されただけの回が存在するらしく、発見された経緯も興味深いものでした。
1992年から大人気アニメとして放送され続けている『クレヨンしんちゃん』ですが、一度放送されたものの、その後二度と世に出ることがなかった回が存在したらしいのです。
それが1994年4月18日に放送された回(第93話)で、Wikipediaには放送された記録も残っています。
この時はいつも通り3話構成でした。2つは通常のエピソードですが、最後は映画の紹介となっていました。

この第93話がなぜかお蔵入りになっており、公式サイトの放送一覧で飛ばされていたり、DVDなどにも収録されておらず、動画配信サイトにも存在しない「幻の回」となっていました。
この件は「ロストメディアWiki」でも記事になっていますが、シリーズのすべてのエピソードを網羅したスペイン語版ですら93話は未収録。
その他の吹き替え版でも存在しないのだといいます。
このことから、93話に関しては何らかの理由で意図的に収録しなかったのではないかと思われます。
まず考えられるのが、当時の映画の番宣(番組宣伝)が収録されていたからではないかという理由です。
93話の最後では『ブリブリ王国の秘宝』の番宣となっており、これを後に再放送したりソフト化しても意味がないので、93話ごと丸々未収録にしてしまったのではないかと考えられます。
しかしながら、残り2話をわざわざお蔵入りにするほどなのかという疑問が残るわけです。
このことから、映画の番宣以外にも、他の話で何か問題があったのではないかという説も浮上していました。
3話のうち「書道で心をきたえるゾ」に関しては、すでに発掘されていました。

この回は、書道教室にみさえとしんのすけが通うことになり、しんのすけが先生をからかって最終的に先生がしくしく泣いてしまうというオチで終わり、特にお蔵入りになるような理由は見つかりません。

ですので、他に理由があるとすれば「こたつを片づけるゾ」という回に何かしらの問題があり、映画の番宣もあったことから、93話をそのままお蔵入りにしてしまった可能性が考えられます。
しかし、当時動画で紹介した段階では、この回は未発掘となっており、原作で内容は確認できるものの、実際にアニメでどのような内容が放送されていたのかは不明でした。
しかし、つい最近になってその話も発掘されたようで、詳しい内容も判明しました。
発掘されたエピソードはインターネットアーカイブに投稿されているので、気になる方はそちらからご覧ください。(現在はリンク切れ)

実際にどのような内容だったのかについてです。みさえが洗濯物を干していると、珍しくしんのすけがシロの散歩に行っていました。

それに感心して、こたつに入ってお菓子を食べるみさえですが、急に中からシロが出てきます。

散歩に行くフリをしておいて、実はこたつにシロを入れていたのかと怒ってしんのすけを呼びますが、実はしんのすけもこたつの中にいました。
「寒いのがかわいそうだから」という理由で、色々な生き物をこたつに入れていたのです。
このような経緯で「こたつを片づけてしまおう」ということになり、家族でこたつを片づけ始めます。

しかし、天気予報で「今夜から一週間ほど真冬並みの寒さに戻る」という予報が出てしまい、みさえが「やっぱり戻そうか」と話すものの、ひろしが「戻すもんか!」と怒って終わるというオチでした。
また、最後の映画の番宣ですが、最初にしんのすけが登場人物の紹介を行い、その後に映画の一部が流れ、そのあと「全部見たい人は映画館に行ってね」としんのすけが話してエンディングとなります。

番宣に関しては、やはり後になって再放送するのには向いていない内容でしたね。
このように、幻の回と言われた93話の全容が明らかになりました。
発見された経緯についてお話しすると、発見者はRedditユーザーです。
映像内に英語の字幕がついておりますが、放送されていたのはハワイの日本語テレビ局「KIKU-TV」で、発見者の両親が1990年代に友人から入手したVHSテープに入っていたものだそうです。
発見された映像ではCMなども入っているので、当時放送されていたとわかる貴重な映像となっています。
1994年後半から1995年中盤に放送されたと推測されており、どうやら日本の本放送以外でも放送されていたようです。
録画されたVHSテープが保存されており、さらにこのエピソードを探しているユーザーの両親が持っていたということで、奇跡と言っても過言ではないような話です。
さて、めでたく発掘されたわけですが、結局お蔵入りになった理由は何だったのでしょうか。
この件について、やはり当初の有力な説であった「映画の番宣があったために丸ごと収録されなかった可能性」が最も高いです。
先ほど説明した通り、後から放送するには適さない内容となっています。なので、他に重大な問題がなかったにもかかわらず、お蔵入りとなってしまったのではないかと考えられます。
ただ、例えば1993年のスペシャルで映画をたっぷり見せる回があったようですが、他の回については配信されていたりするので、映画の番宣によって丸ごとお蔵入りになるというのも珍しいのかもしれません。
ただ当時未収録であっても、最近になって配信されるというケースもあるようで、今回の93話についても、もしかしたら後に配信される予定であったものなのかもしれませんね。
ちなみに、今回発掘された回については、おそらく現在ではまずいようなシーンが含まれております。
例えばしんのすけがちんちんを出したり、ひろしが「ドスケベ」というキャバレーのマッチを持っていたりなど、今では放送されることはないであろうシーンが含まれてはいますね。

これが今も配信されない理由になっているのかはなんとも言えませんが、93話に関しては、他の回と比較すると特殊なエピソード(映画紹介)が含まれているので、やはりそれが大きな理由だと思います。
というわけで、幻の回はまさかのハワイの放送局で放送されていたものが見つかったのでした。
