千と千尋の神隠しの未公開シーンが飾られた家・真相を考察

今回はジブリに関する不思議な話をご紹介します。

動画化もされていますので、こちらもぜひ！

未公開シーンが飾られた家

少し前に、視聴者さんから「千と千尋の神隠しに存在しないシーンが飾られている家」があるので調べてほしいというリクエストを頂きました。

事の発端は、オモコロというサイトに掲載されたある写真です。

ジブリのワンシーンが、ある建物に飾られているのですが、その中に千と千尋の神隠しのシーンが貼られています。

奇妙なことに、このシーンは誰も見たことがないのです。

恐らくみなさんも劇中でこのようなシーンを見た記憶はないでしょう。

この画像が掲載された記事では、この張り紙がメインではなく、あくまで通りすがりに珍しいものを見つけた、という感じで紹介されていました。

状態を見るに、貼られてからかなり時間が経っているように思えますが、映画が公開された2000年代前半に貼られたものでしょうか。

また、魔女の宅急便のシーンも貼られているようですが、実はこちらも存在しないシーンではないかと思われます。

このように、なぜか存在しないシーンが貼られている謎の建物があるようで、一体なぜこのシーンが貼られているのか不明です。

確かに不思議ですね。

リクエスト主さんもある程度調査してくださったようなので、それについて紹介します。

この張り紙があった場所について、写真から場所を推測したところ、「Oアパート」であることが判明したそうです。

いくつかこのアパートに関するツイートがあり、確かにジブリのシーンが飾られているのがわかります。

絵が貼られているのはアパートの一階部分ですが、一階は商業施設らしく、いくつかのツイートによれば、集会所かもつ焼き屋であった可能性があることも判明しています。

以上がリクエスト主さんが調べてくださった内容ですが、非常に謎が深まりますね。

さて、考えられるのはジブリが販売したグッズ関連のイラストだと思われますが、わざわざ存在しないシーンを使うのか疑問ですね。

調べてみると、千と千尋のポストカードが販売されていたようです。

こんな感じで、いくつかのシーンを切り取ったものがポストカードとして販売されています。

しかし、どれも見たことがあるシーンですね。

恐らく劇中で使われたシーンがそのまま使われている感じです。

さらに調べてみると、なんとアパートに貼られていたものと同じシーンが使われているものを発見しました。

それがこちらです。

「激レア！千と千尋の神隠し　2002年　描き下ろしジブリカレンダー」と書かれたもので、アパートに飾られていたものと同じシーンが使われた絵が出品されていました。

商品説明を見てみると、「ジブリアートカレンダー用に描き下ろしされたオリジナルの構図で、基本的には1度きりの絵柄になります。」と記載されています。

このグッズのために描き下ろされたイラストであることがわかります。

誰も見たことが無いシーンというのも納得ですね。

2002年に販売されたものだそうで、今から20年も前に販売されたグッズです。

今も持っている人は少ないかもしれませんね。

更に調べてみると、卓上カレンダーとしても販売されていたようで、こんな感じでジブリ作品の描き下ろしイラストもあります。

アパートに貼られていた、魔女の宅急便のシーンもありました。

恐らくこのグッズを購入した人がアパートに貼ったのでしょう。