トラウマCM・真相を考察
今回は、昔見たというトラウマCMについて調査していきたいと思います。
動画化もされていますので、こちらもぜひ!
トラウマCM
かなり前に頂いたリクエストがありまして、奇妙なcmを見たことがあるという話でした。
1995年頃に見たことがあり、その内容というのが、目の充血した怪物みたいな生物が薄暗い部屋で、ゆりかごをひたすら揺らしておりサブリミナルのような感じで急に怪物がドアップになります。
そして、赤ちゃんの声が響いたかと思うと、その怪物は狂ったようにゆりかごを強く揺らしcmはそのまま終わってしまったそうです。
リクエスト主さんは、昔そのcmを見たときにあまりの恐ろしさに泣いてしまったと言っておりました。
今回はこのcmが一体何だったのかを調査していきます。
考察
目撃された年代的に捜索が難しいかと思ったのですが、5ちゃんねるの書き込みを調べたところ、揺りかごを揺らすシーンがあるcmについての書き込みを発見しました。
「朝日新聞にしてはなかなかいいCMだと思ったよ」というレスに対して、「それって揺りかごを揺らしているシーンを使ったやつだっけ」というレスがついています。
他の書き込みも調べてみると、どうやら1990年頃の朝日新聞のcmにそのようなシーンがあったそうなのです。
また、cmにはノルシュテイン氏の作品である「話の話」のワンシーンが使われているということで
調べてみると、このようなシーンがあったようです。
このように暗い背景で、狼が揺りかごを揺らしているようなシーンが作品内にありました。
先程の書き込みから、恐らくこのシーンが朝日新聞のcmに使われたのだと思われます。
1995年のcmなので、映像は残っていないと思ったのですが、なんと最近発掘されていたようです。
朝日新聞 ユーリ・ノルシュテイン(狼がゆりかごを揺らす) CM
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40313340
全体的に不気味な雰囲気で、例のシーンは後半部分に出てきます。
赤ちゃんをあやしているのでしょうか。途中で狼の顔がドアップに映し出されます。
そして、最後に狼が焦ったかのように揺りかごを揺らしてそのままcmは終了してしまいます。
こうして見ると、リクエストの内容とかなり似ていると思うのですが、このcmではないでしょうか。
今回のcmに使われた映像も気になるので、そちらも詳しく調べてみましょう。
さて、cmに使われた映像はノルシュテイン氏の「話の話」という作品でしたが、これは1979年に制作したアニメだったそうです。
こちらのサイトを参考に説明していきます。
「話の話」は何かストーリーに沿って進んでいくわけではなく
4つのエピソードの場面が交互に現れ、進行していくそうです。
一つ目のエピソードで狼が登場し、森の中で拾った赤子に翻弄されるという内容です。
どうやらこの狼は、読み手の理解を助ける狂言回しのような役割で登場するようです。
次に、平和な暮らしをする漁師の一家のエピソードが出てきます。
そして次のエピソードから雰囲気が変わり始めるようで、飲んだくれの男と絶望した女、そして雪の中で子供とカラスがりんごを食べています。
最後のエピソードでは、踊っている男女の輪から男が消えてゆき、兵士の装いで洗浄に赴いていきます。
そして、戦死公報が空から舞い降りてきて戦場から戻った男たちには腕や足はなかったのでした。
これら4つのエピソードをまとめて「話の話」となります。
読んで分かる通り、見る人によって解釈が分かれそうな作品となっています。
私は映像自体は見ていないのでなんとも言えないのですが、なんだか「切ない」と感じる人は多いようです。
このサイトで話の話を見る事になるとは…懐かしいですね。
実家にはビデオテープと絵本があったはず…見返してみたくなりました。
懐かしいcm!
霧につつまれたハリネズミのバージョン(フクロウに追われるシーン)も当時はノルシュテインの作品を知らずに見て怖かった記憶があります
訂正、あれフクロウに追われるシーンじゃなかったようです
どうでもいいけど背景が黒いから朝目新聞に見えちゃうな…
ここでノルシュテインの名を見るとは……確かに映像に独特の陰影があって見る人やタイミングによっては少し怖く感じるかもしれない
何だろう…今から食べるようにも取れるし、母性本能が芽生えてあやしてるようにも取れるし…
アナログ放送の画質で見たら怖かっただろうな…