お察しください・真相を考察

今回は、ネットで噂されているGoogleマップのヤバイ場所を調査していきたいと思います。

動画化もされていますので、こちらもぜひ!

お察しください

2ちゃんねるでよく貼られる「Googleマップの怖い場所」というコピペがあるのですが、皆さんはご存知でしょうか?

こんな感じで、これらの数字は座標を意味しています。

各座標にはわかりやすいようにタイトルがつけられています。

どの座標も、何かしら曰く付きの場所を示しているのですが、一つだけ謎の座標があります。

それが「お察しくださ」という座標です。

実際に見てみると、「やながわ」と記載された建物がヒットします。

どうやらこの名前は社名らしく、調べてみたところ建物解体工事を請け負っている会社みたいです。

しかし、この場所で何か事件や事故が起きたわけではないですし、会社自体に何かあったというわけでもないのです。

このコピペにある「お察しください」の意味がわからないのです。

今回は、この謎の座標は何を意味するのか出来る限り調べていきましょう。

考察

さて、まずはこのコピペについて、いつから作られたものなのか追っておきましょう。

私が調べた限りだと、2010年6月9日の時点でこのような書き込みがあったようです。

「以前「地図にない村」スレでまとめられた情報を書き込んで見る」という記載から、この人物が過去スレの書き込みをまとめたものがこのコピペである可能性が高いです。

過去ログを漁ってみたところ、確かに2010年あたりに複数のスレが立てられています。

しかし、「お察しください」の座標に関しては元の書き込みは見つかりませんでした。

一部の書き込みでは、「ここはただの解体屋で元のコピペは私怨で追加したものだろう」という推測がありました。

確かに可能性としてはあり得るかもしれませんが、もう一つ有力な情報が見つかりました。

こちらはヤフー知恵袋の投稿ですが、先程の会社名で検索すると出てくる住所と朝鮮総連若松支部の住所が同じだという情報です。

確かに調べてみると、下記の住所がヒットします。

グーグルマップ上だと、番地が13-8ですが、一部サイトでは13-6となっていますね。

では、朝鮮総連若松支部の住所を公式サイトから調べてみますと、全く違う住所になっています。

先程の知恵袋の投稿だと、何故か同じ住所になっているという話でしたが、デマだったのでしょうか?

もう少し調べてみると、海外のサイトにこのようなリストがアップされています。

朝鮮総連の住所リストです。

このリストの場合だと、公式サイトの住所とは異なり、先程出た会社と同じ住所が表示されています。

このリストが真実だとすると、一体なぜ住所が異なっているのか、不可解です。

もしかすると、朝鮮総連若松支部は一部、住所が変わっているのかもしれません。

ネットアーカイブから、出来る限り過去の日付で当時の住所が記載されているページを調べてみました。

確認してみると、確かに住所が変わっており例のリストに記載されていたものと一致しています。

このことから、あのリストに記載されていたのは移転前の古い住所だったと考えられます。

つまり、この「お察しください」とは、元朝鮮総連があった場所であることを示しているのかもしれません。

しかし、地番検索サービスで詳しい住所を調べてみると、例の会社の住所はやはり、13-8と登録されています。

地番は13-6となっており、恐らく検索して出てくる住所は、地番を表示してしまっているのだと思われます。

地番はあくまで土地の登記管理に使用されるものであり、建物の位置を示すのは番地です。

この会社の建物は13-18が住所だといえます。

同様に、朝鮮総連の元の住所である13-6が番地となる建物は会社の下の方にあります。

いくつか民家のような建物がありましたので、恐らくこれらの建物を、かつて若松支部として使用されていた可能性があります。

このことから、今回の「お察しください」の座標に関しては、ここがかつて朝鮮総連だったということを示す意図があったとするならば

これは誤りである可能性があります。

確かに、過去にこの座標付近に若松支部が存在していたのは事実ですが、この座標が示す場所に存在していたわけではないですね。

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