奇妙な広告・真相を考察

今回は、YouTubeに流れた奇妙な広告について調査していきたいと思います。

動画化もされていますので、こちらもぜひ!

奇妙な広告

今から一年ほど前に、深夜YouTubeを見ていたところ、不気味な広告が流れてきたといいます。

その広告は、物凄い形相をした女性が浴槽のような場所で血まみれになっている画像が映っており、バイオハザードで聞いたことがあるようなオルゴール調のBGMが流れていたそうです。

そして、男性が英語で何か話している声も聞こえ、広告元はアラビア語で記載されていたとのことでした。

その動画がこちら。

動画のタイトルがアラビア語になっており、浴槽から恐ろしい表情をした女性がこちらを覗いています。

コメント欄を見てみると、確かに「なぜか広告でこの動画までたどり着いた」というコメントが見受けられます。

この動画はアラビア語圏に向けて作成された動画だと思われますが、様々な言語のコメントがあります。

世界中に向けて流れていた広告だと思われ、なぜこのような動画が流れていたのかは不明です。

今回は、この広告について調べていきます。

考察

さて、まずは肝心の動画についてですが、Google翻訳で調べてみたところ、「美しい呪い」という怪談の朗読動画のようです。

あの不気味な画像に関しても調べてみると、多くのホラーサイトで、イメージ画像として使われていることがわかりました。

海外のサイトで、怪談を掲載しているサイトが多くありますが、ほとんどが怪談と無関係なイメージ画像を使用していることが多いです。

今回の画像も、そういった経緯で有名になったものでしょう。

元々は恐らく、DeviantArtに掲載されていた写真であると思われます。

ということで、動画に関しては特に不気味な点もないですし、単に投稿者が宣伝目的でこの動画を広告として流した可能性が考えられます。

しかし、奇妙な事実が発覚します。

コメント欄を確認すると、投稿者コメントがいくつか投稿されており

広告に関するコメントに対して「Google側のトラブルだ」と書かれていました。

どうやらGoogle側の広告に問題があり、なぜかこの動画が広告として流れてしまったようなのです。

自分が投稿した動画が、バグで広告に流れてしまうということはありえるのでしょうか?

YouTubeコミュニティで、広告に関するバグがなかったか調べてみましたが、同様の事例は見つかりませんでした。

バグだとすると、かなり少数でしか発生していなかった可能性が高いですね。

この動画の概要欄を確認してみると、最後にコロナに関する言及があります。

この動画、投稿日が2020年3月22日となっておりまして、ちょうどその頃、YouTubeでコロナに関する動画等に制限がかかっています。

広告に関しても、掲載できる組織が限られるような制限が掛けられたりなど、広告関連で変更があった慌ただしい時期でもあります。

可能性としては非常に低いとは思いますが、この動画もYouTube側がコロナに向けての動画と誤認識して、広告として流れてしまった可能性があるかもしれません。

ただ、システム側のバグとなると、これ以上の情報はわかりませんね。

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