消える砂の像・真相を考察
今回はとあるトラウマCMについて調査していきたいと思います!
動画化もされていますので、こちらも是非!
消える砂の像
今回、取り上げるのは「消える砂の像」
ご存知の方も多いかと思います。
早速見ていきましょう。
不気味なBGMとともに、砂浜が映し出されます。
砂浜には、二人の親子がパラソルの下で海を眺めています。
その後、「温暖化の影響で、砂浜の8割が消える」という不穏なテロップが流れてくるのですが、映し出されている親子に注目してください。
最終的にドサッと崩れてしまいます。
親子は砂で出来た像で、近づいてきた波によって崩れ去ってしまいました。
最後に「消えるのは、砂浜だけじゃない」と表示されCMは終わります。
このcm、普通にテレビで流されていたものです。
圧倒的な不気味さから、見た人はトラウマになってしまうほどでした。
さて、このcm自体の不気味さも然ることながら実は心霊cmとしても有名です。
画面右側の海に注目してみると、8秒後辺りで黒い影のようなものが海からニョキッと生えてきます。
一説によれば、この海で亡くなった人の亡霊とか言われているみたいです。
今回は、このcmについて調べていきましょう。
考察
黒い影に関してはネットでも有名な話なのですが、サーファーだったという説が濃厚になっております。
検索してはいけない言葉wikiにも「サーファーが映り込んでしまったというのが常説だったりする」という記載があります。
なのですが、公式側から何らアナウンスがあったというわけでもなく、いつの間にかサーファーではないか、という話になっていたみたいです。
この説に関して、今一度、映像を見て検証してみましょう。
低画質の映像になってしまいますが、黒い影が出現したのはこのシーンです。
最初、波の影が人のように見えるのではないかと考えていたのですが、この黒い影に似たモノは他に映っていないんですよね。
波の影等ではなく、恐らく海に浮かぶ「何か」ではあると思います。
影の動きを追ってみましょう。
一度生えてきた後、波に隠れたのか、沈んだのか、見えなくなります。
そして、もう一度浮いてきます。
浮いた後は、そのままスーッと真横に流れていってしまいましたね。
この動きをみるに、黒い影はやはり人間なのではと思いました。
というのも、波が打ち出してくるのは砂人形側の方向になっています。
仮にゴミか何かが流れてきた場合ですと、もうちょっと手前の方に流れてくると思うのですが、この黒い影は、再度浮かんできた後、真横に移動していっているんですよね。
カメラの範囲外で泳いでいた人が、顔を出した際に範囲内に入ってしまったと察して、横に泳いでいったと考えると自然な動きではないでしょうか。
普通に一般人が出てきたら撮影しなおせよ、と思うかと思います。
このcm、どうやって撮影されたかというと、恐らく砂人形を実際に作って、うまく崩れるタイミングで撮影しています。
根拠としては、とある教科書の資料です。
こちらに「消える砂の像」の絵コンテが紹介されています。
ここで、崩れるタイミングについて「あるいは急に。要実験」と記載されていまして、事前に何度か実験した上で撮影しているみたいです。
このことから、わざわざ砂で作成し、実験を重ねた上で撮影しているわけですから、容易に撮り直すのは難しい状況だったと思われます。
恐らくこの状況下なので、周囲に一般人がいても撮影を続行したのかもしれません。
黒い影が現れたのは画面端なので、撮影者や編集者は気づかなかったか、大した影響はないと思って消さなかったんですかね。
仮に人だとするなら、やはりサーファーだったのかという話ですが、それも一理あると思います。
黒いウェットスーツを着た人であれば、「真っ黒の何か」が海に浮かんでいるようにも見えます。
しかしながら、この影は小さくてよく見えないですし、これは人だ。と断言できるわけではありません。
最後に、このcmに込められたメッセージについて簡単に説明して終わります。
先程も少し触れたのですが、実はこのcmは教科書にも掲載されたようです。
コメントで教えてもらいました。
こんな感じで、制作スタッフの言葉が書かれています。
やはり、海面が上昇する影響は、やがて私達人類にも影響を及ぼすという意味だったようです。
「恐ろしさ」を共感してもらいたいという意図で、このような衝撃的なcmになったみたいです。
今の時代はこういうCMは苦情来るから無理なんだろうね
BGMも不協和音っぽくて不気味なんですよね
最初崩れるシーン見た時ちょっとドキッとしました