おっとい嫁じょ・真相を考察
今回は「おっとい嫁じょ」というある地域に存在していた変わった風習について、調査していきたと思います。
YouTubeに動画化もされていますので、こちらもよろしくお願いします!
おっとい嫁じょ
鹿児島県の一部で、このような風習があったと言われています。
「おっとい嫁じょ」
「おっとい」は方言で、盗むという意味を持ちます。
「おっとい嫁じょ」とは、女性を誘拐し、無理やり結婚をしてしまうという風習のことです。
いわゆる誘拐婚と言われ、女性の人権侵害として非難されています。
この風習が明るみになったのは、1959年にある事件が起きてからです。
鹿児島県の大隅半島串良町で、強姦致死罪で男が逮捕されました。
自身が求婚を迫っていた女性に対して、無理やり婚姻を結ばせるために暴行を加えたそうです。
男は逮捕され、裁判にかけられたのだがその時の弁護人の発言が話題になっています。
「被告人の居住地は、婚姻に同意しない婦女に対して止む無く承諾させるために相手の婦女を強いて姦淫する「おっとい嫁じょ」という慣習がある。男はその慣習の存在により、違法性の認識を欠いていた、本行為は故意ではない」
つまり、男の住む地域では、女性に暴行し無理やり婚姻を結ぶという風習があったと話したんです。
時代は昭和といえど、信じられるものではありませんよね。
当然ですが、裁判では弁護人の主張は採用されず、男は懲役刑となっています。
この事件で恐ろしいのは、特定の地域内で違法となる風習が世に明るみになるまで平然と行われていたことです。
考察
結構恐ろしい話ですよね。
実際に起きた事件で、世の中には私達の常識では考えられないものがあるというわけです。
さて、この事件について当時もかなり話題になったようで、地元紙の南日本新聞は風習について調査を行っていたようです。
要点だけまとめると、戦前に一部地域で残っていたが、事件当時は既に失われた文化でその風習自体も駆け落ちに近いもので、弁護人の言うような風習ではなかったことが指摘されています。
わざわざ調査しなければならないことだったということは、この風習は地元の人にとって周知のものではなかったのです。
既に失われつつあった風習だということは明白ですね。
つまり、弁護人が被告人を擁護するために、かすかに残っていた風習を利用しただけというわけです。
もうひとつ、「おっとい嫁じょ」は村の伝統行事だったという話もネット上には存在しています。
村のこどもが新婚夫婦の家に生き、「嫁を出さないと暴れるぞ」といい、食べ物を振る舞って帰ってもらうというものらしいんです。
これに関しては、ソースが不明なので真偽の程はおいておきましょう。
そもそも、「おっとい嫁じょ」というのは、嫁を奪うという方言に過ぎないので行事を指しているのか、例の風習を示しているのかどちらの意味も通ります。
最後に興味深い判例があったので紹介します。
事件は強姦致死となっているので、別の事件だと思いますがこちらも「おっとい嫁じょ」と同じ意味である「オツトリ嫁」を主張に使っていました。
こちらも同様に、そんな風習が仮にあったとしても違法だろと、一蹴されています。
情報をまとめると、例の風習については事件当時はありえないものでした。
判例でも決して認められることはなく、そのような風習は違法とされています。
ただ、戦前はそのような風習が残っていた形跡はあったようです。
以下のニュース記事も見つかりました。
かつて、レイプから始まる夫婦の関係があった…鹿児島県K郡
これは男性が気に入った未婚女性を相手の合意になしに無理やり犯し、既成事実を作って自分の妻にするというもの。“おっとい”とは地元言葉で「盗む」という意味。「犯された女性やその親は男性に嫁ぐことを事実上拒めなかった」と話すのは、地元在住の遠藤哲史さん(仮名・84歳)だ。
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_18544/
これは鹿児島県だけではなく、日本全国にあったものです。
しかし、時代とともに消えてしまいました。
弁護人が変な主張をしたせいで、このような話が広まってしまったのでしょう。
つまり、奇妙な風習が残っていた地域というのは存在しません。
伝統行事の方、なんかハロウィンっぽさがありますね…
駆け落ちの方便としての「おっとい嫁じょ」は仲介人が最初に
相手の親に挨拶に行くというのが風習としての機能なので
仲介人も立てずガチ誘拐レイプしてる時点でただの犯罪ですね
ネットに貼られてる漫画では仲間達と集団レイプした事になってるけど
実際は親族二人との犯行で擁護したのも犯人所属の青年団と身内だけ
ちなみにハロウィン的行事は地域によって「はらめ祝い」「はらめ祭り」
「壁うっくじい」などとも呼ばれ名前や形を変えて近隣にも存在する
(竹の垣根が丸太の柵になってたりするが、ほぼ同じハロウィン的行事)
>地元在住の遠藤哲史さん(仮名・84歳)
それ週刊実話の匿名記者が書いた仮名さんのインタビューと称した捏造記事
とてもニュースと呼べるような記事じゃない・・・
参考にしてはいけないやつですな。。
最高裁判所の判例集にものってるくらいだから事実でしょうね
最高裁判所判例集 刑事133 p591あたり
被告人の生年月日本籍地までのってる 歴史になったということですよ
生きてれば85歳
この前ちょうど漫画の画像貼られてたなぁ