Anti-Piracy Screenとは?真相を考察する

今回はYouTubeのコメント欄で教えて頂いた海外で流行っている「Anti-Piracy Screen」という都市伝説を考察していこうと思います。

Anti-Piracy Screen

では「Anti-Piracy Screen」とは一体何なのかを簡単に説明していきます。

簡単に言ってしまえば、違法コピー(海賊版)等で起動したゲームに出てくる警告のことですね。

Anti-Piracy Screen - YouTube

これの何が都市伝説化しているのかというと、この警告画面が出てくるまでにプレイしているゲームが奇妙なバグり方をするというのが、海外で話題になっているみたいです。

実際に動画を見てもらったほうがいいと思うので、いくつも動画が上がっている中で一番不気味な奴を貼っておきます。

Wiiのマリオカートをプレイ中にゲームがバグり警告画面が出てきます。

ゲームがフリーズしたかと思ったら、目が真っ黒になった不気味なキャラクターが勢揃いしてこちらを見つめてきやがります。

その後、首のないキャラクターがいる暗黒世界に送られ、警告画面が出てくるという流れですね。

かなり不気味で、類似した動画が色々なゲームでいくつも投稿されています。

これらのバグ画面が警告のために公式から意図的に作られているのだとしたら、かなりトラウマものです。

それらを含め、真相を調査していきましょう。

考察

そもそも、警告画面自体が存在するのか?ということです。

「Anti-Piracy Screen」に関する動画ですが、10年以上前のものも存在するので、この不気味な映像の都市伝説が騒がれる前から警告画面はあったと思います。

また、興味深い記事を見つけたのでご紹介します。

まず、1990年頃にはこの手のコピーガードはPCゲームには既にあり、今となってはユニークな内容だったりすることもあったが、
肝心のスーパーファミコンではコピー対策が全く無かった。
次に、マジコンと聞くと、DSのマジコンを思い浮かべる方が多いが、実はスーパーファミコンがまだ現役だった頃には、すでにマジコンは存在していたのである。
実際、マジコンの使用を前提としたSFC用アングラゲームがあったりする。

そこで、スーパーファミコンとソフトにもコピーガード機能が搭載された。

コピーソフトが起動(もしくはコピーソフトと判断)されると背景一色に、

日本語と英語で「コピーは法律で禁止〜」などと書かれた警告画面が表示され、ゲームが起動(続行)不可となる。

この対策が効いたかどうかは分からないが、スーパーファミコンのマジコンにとっては大きな痛手となったに違いないだろう。

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/sp/pages/12315.html

スーパーファミコンのマジコン問題から、コピーガード機能(警告画面)が追加されていたとのこと。

しかも、この画面接触不良等でも発生してしまうこともあったそう。

実はこの警告画面。たま〜にソフトの端子との接触が悪かったり、ソフトが極端に古いと極稀に誤作動する事がある。
電源をつけると、いきなり不気味なコピー禁止の警告画面が画面一杯に表示されるため、トラウマになること必至。
しかも、この現象はなかなか他人には理解してもらえない。
このコピー禁止警告画面を見てしまったために、ソフトを起動出来なくなった人もいたのでは?

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/sp/pages/12315.html

これらの現象も不気味な音楽とともに警告画面が出てくるようで、任天堂のほとんどのゲームにこれらのコピーガード機能は導入されているそうです。

不気味なバグ画面は本当なのか?

先ほど紹介したwiiのゲーム画面では、かなり不気味な画面となっていましたが、それらは本当なんでしょうか。

海外のサイトから引用します。

Anti-Piracy Screen

https://sm64-conspiracies.fandom.com/wiki/Anti-Piracy_Screen

https://sm64-conspiracies.fandom.com/wiki/Anti-Piracy_Screen

こちらのサイトでは、マリオがニンテンドー64のロゴの上に座って、取り乱した表情で64のカードリッジを見つめているというエラー画面が存在するが、このマリオのモデルはゲーム内の物ではなく、事前にレンダリングされたものだと書かれています。

以下の動画ですね。

そもそも、海賊版だと判断した場合、ゲームが起動しないため警告画面の機能は存在しないと書かれていました。

スーパーファミコンの時には海賊版を使用した場合、警告画面が出るということは事実のようですが、それ以降のゲーム機(64やWiiなど)で警告画面が出るかの真偽は不明です。

海外のサイトで書かれていたように、64以降のゲーム機でシステム上警告画面を出す必要がなくなっていたとすると、それ以降のゲーム機での警告画面は作り物ということになります。

少なくとも、本来の警告画面は起動時に起こるものだったり、文字だけの質素なものであったりすることのようですので、不気味なバグ画面等は作り物で間違いないと思います。

まとめ

スーパーファミコンの警告画面に関しては本物(文字だけの質素なもの)だと思われますが、64以降のゲーム機での「Anti-Piracy Screen」は作り物と考えるのが、妥当でしょう、

作り物だとわかっても、ゲームのエラー音だったりバグ画面は不気味ですね笑

YouTubeに色々動画が上がっているので、気になる方は見てみてください!

Anti-Piracy Screenとは?真相を考察する” に対して12件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    動画によっては日本語の音声が流れたり日本語で警告が表示されるんですが、それがデタラメな日本語で笑えるんですよねこれw
    海外の人にとっては理解できない言語で話されて怖いんでしょうけど……w

  2. 匿名 より:

    マリオ64 は”Every copy of Mario 64 is personalized”というクリーパーパスタが海外で流行ってますし、こういう系のがとても多いんですよね…

  3. 匿名 より:

    これと似たようなテイストのマリオ64ベータ版というのもありますね(ワリオの生首がでてくるやつ)
    この手の動画個人的には好きですが露骨にホラーなやつはあんまり…(フェイクだと示す意図もあるかもしれませんが)
    ホラー感は抑えた実際にありそうな作りの方が好きです

  4. 匿名 より:

    PS2や最近のゲームでは海賊版対策画面があったり、不正コピーされた物だと検知されたらゲームが進行不能になる物があります。
    64に違法コピーや任天堂無認可カセットがあったかは知らないですね。
    SFCは既存のゲームカセットを流用したり無認可のカセット上部に正規のカセットを差し込めるようになっていて、プロテクトを破る手法がありました。
    N64のプロテクトはかなり強化されていたらしいのでそういったメッセージを組み込まなかったかもしれないですね。

  5. 匿名 より:

    マリオ64のcreepy pasta(evrey copy of mario64 is personalized)によく出てくる、”1995/7/29build”関連の動画では、1995年の開発者向けのデバッグ用ビルドが流失したという設定が用いられていて、その内容としてよくあるのがゲーム中に不可解なバグが発生し、エラー画面が表示されるというものがよくあります。そのエラー画面ではデタラメ(?)な進数やあやふやな日本語(恐らく翻訳アプリを用いた)のテキスト及び音声が流れているのですが、よくあるエラー内容は「これは開発者用のカートリッジのコピーなので任天堂へ返却してください。さもなくば法的責任が生じます。」の様な物で、違法コピーを戒めるような内容なものが多いです。
    恐らく、その流れでマリオ64の”1995/7/29build”から”Mario64 Anti piracy screen”の様な動画が作成され、便乗する流れで爆発的に他のソフト(マリオに留まらずカービィやゼルダ、挙句の果てにPSソフトなどにわたる)の架空コピーガードが作成されたのだと思います。
    Youtubeで、Greenio氏やMaster Nama氏、Elektrakz氏などが1995/7/29build関連の動画を出しているので、見てみると面白いかもしれません。
    このマリオ64のクリーピーパスタは他にも色々なものがあるので良ければ記事のネタにでもなれば幸いです。
    長文コメント失礼しましたm(_ _)m

  6. 匿名 より:

    昔のPCゲームでもコピーガードは色々あったようですね。PC版ドラクエ1にもあったような…コピーガードの歴史は相当古いと思います。伊集院光氏がラジオで詳しく語ってましたね。
    個人的には、PCエンジンCD-Rom2のCDをゲーム機ではなく通常のCD再生機にかけると、そのゲームに出ているキャラが苦情を言ってくるのが好きでした。
    「あーっ!キミこれCDとして再生してるでしょ!いっけないんだー!壊れちゃうからすぐに止めてね!○○とキミとの約束だよ!」みたいな奴です。中期~後期はほぼ間違いなく収録されているものなので、ものすごい種類あると思いますよ。

    1. るたる より:

      ゲーム機用のCDromに保存されているデータトラック(ゲームのデータ領域)をラジカセ等で再生すると異音が発生するなどし、ラジカセが破損するのを警告する…という体でお遊び音声を入れておくゲーム会社のジョークはPCエンジンのみならず初代PSの頃もまだまだ沢山ありましたね。
      僕も好きだったなあ

  7. 匿名 より:

    マリオ64の都市伝説がまとまってる英語のwikiがありますが(Anti-Piracy Screenや1995/7/29buildもある)、中々面白いですよ
    https://sm64-conspiracies.fandom.com/wiki/MIPS_Hole_Wiki

    つぶろさんには是非1995/7/29buildの方も特集してほしいです(個人的に好きな話なので…)

  8. ラクスマン より:

    バンジョーとカズーイの大冒険というゲームでも敵の魔女が出てきてセーブデータを消したりしましたね。月姫とかいう同人ゲームでもメインヒロインがセリフを喋ったのちにデータが消されるのもあったと思います。

  9. イバギ より:

    マリカwiiの動画、以前見ました。1:40秒あたりで海外版マリオカート64のボイスが流れてますね。コピーガードにわざわざ昔の音声ファイル引っ張り出すか?と疑問でしたがやはりフェイクでしたか!モヤモヤが消えてすっきりしました!ありがとうございます!

    1. thetuburo より:

      過去作の音声が使われているとなるとフェイクである証明になりますね。
      こちらこそ、素晴らしいコメントありがとうございます!

  10. 匿名 より:

    いつも興味深く拝見いたしております。
    過去、MS-DOS全盛時代の18禁ゲームで、不正コピーしたゲームをフロッピーから起動すると、仕込まれたプログラムが実行され、HDDをランダムに書き換えるというものがありました。
    欲望のまま起動した友人がHDD(40メガ!)のデータを破壊され、怒り狂っていたのをよく覚えています。

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です