【都市伝説】呪いのゲーム「コワイシャシン」の噂は嘘なのか?【2020/7/19更新】

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※問い合わせで来ていたので、改めて調査し直し記事を更新しました。 (2020/7/19)

今回は、あるゲームの怖い話を考察した記事になります。

かつて本物の心霊写真を使用していたというゲームが存在します。

もちろんそんなゲームには、恐ろしい噂が存在するのですが・・・。

コワイシャシン

 プレイステーションのゲームソフトに、恐ろしいホラーゲームが存在する。

そのゲームの名前は、「コワイシャシン ~心霊写真奇譚~」というゲームだ。

名前の通り、心霊写真を題材にしたゲームで、写った霊を退治していくという内容である。

そして、一番恐ろしいのは、使われている心霊写真が本物だという点だ。

そのせいなのかは不明だが、制作会社のスタッフの多くが、謎の現象に襲われ、怪我人が続出したという。

コワイシャシンというゲームの噂については、もうかなり昔から噂されていましたね。

本物の心霊写真を一体どこから持ってきたのか、そしてなぜ本物だと言えるのか謎です。

さて、そのことも含めて考察していきましょう。

考察

ということで、まず噂についてまとめていきます。

 ・ゲーム自体はまあまあのホラーゲームなのですが、作成中の裏話が死ぬほど怖いです。死人も出てます。

・本当に急な体調不良に、なりました。現在通院中ですがまた入院するかも知れません。考えられるのは、これで遊戯したことだけです…。

・プレステのコワイシャシンってゲームがやばいらしい。
開発会社に勤めてた人に聞いたんだけど、何人もけが人、自殺者が出たとか、、

引用

https://www.amazon.co.jp/メディアエンターテイメント-コワイシャシン-~心霊写真奇譚~/dp/B000067OW9

まじかよ。

世界一信用できるamazonレビューだから確実ですね・・・。

冗談はさておき、amazonレビューだけでもわんさか出てきます。

噂はかなり広範囲に広がっていると見て間違いないでしょう。

・噂の出処

企業の宣伝目的で広がった噂じゃないのか、と思っていたのですが、公式でそのような記述は見つかりませんでした。

http://gamez.itmedia.co.jp/games/gsnews/0206/11/news18.html

ゾクゾクくるゲームがこの夏に登場! 『コワイシャシン〜心霊写真奇譚〜』 – ファミ通.com

以上2つのURLは発売される2002年に書かれた紹介記事なのですが、「本物の心霊写真である」という記述は見当たりません。

宣伝目的であれば、もっと全面に押し出してもいいのではないかと思います。

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https://web.archive.org/web/20021203163250fw_/http://www.media-e.co.jp:80/index.html

さらに調べると、コワイシャシンの公式サイトのアーカイブが残っていたので、捜索してみましたが、それらしい記述はありませんでした。

まだ紙媒体が主流の時代だったので、雑誌などで発表していた可能性もあります。

現時点から分かる記録の中では、公式から噂を流した痕跡はありません。

ではどこからきたのか?

「コワイシャシン」でググるとこのようなサイトがヒットします。

http://cowa.qiqirn.com/doc/9/161.html

文体から察するに、2ちゃんねるからのコピペの可能性が高いです。

内容は、今流れている噂と見事に一致します。

・開発者が被害にあっている。

・本物の心霊写真が使われている。

・怪現象が起きている。

発売された年である2002年~数年ほどの期間で、コワイシャシンについて検索しても噂はヒットしませんが、もうちょっと期間を長くすると、このような話がヒットするようになります。

このことから、コワイシャシンに関する噂はネットから流れたデマである可能性が高いです。

・肝心のゲーム内容

ちなみに肝心のゲームですが、プレイしても、全く怪現象は起きておりません。

心霊写真も、写っているのは本物の霊ではなく、どう見ても合成された霊です。

実際に写っているものを使っても、インパクトに欠けるものがほとんどなのでしょうないといえばしょうがないですね。

※2020/7/19更新

コピペに書かれている内容を今一度調査し直してみました。

まず、開発者が自殺したという件についてです。

開発のメインの人は(本名まずいんでK川にしとく)

K川さんが某駅のトイレで首を吊って死んでいるのが見つかった、と。

社長の意向で監修の名前は消し、スタッフロールも開発は最後に残った数名が乗るのみとなったらしい。

http://cowa.qiqirn.com/doc/9/161.html

まとめられている部分から一部抜粋しています。

この「コワイシャシン」の製作会社はメディアエンターテインメントという会社です。

そして、代表取締役社長は小川(おがわ)史生さん

このコピペの初出を調べていると面白い書き込みを発見することができました。

634 :本当にあった怖い名無し:2008/08/11(月) 19:35:38 ID:xhqlBZa2O

K川ってこの人か
http://b.hatena.ne.jp/entrymobile/8142102

635 :本当にあった怖い名無し:2008/08/11(月) 19:38:14 ID:xhqlBZa2O

発売された日が2002年で小川さんが2003年に失踪したのも一致してるし

https://hobby11.5ch.net/test/read.cgi/occult/1212661672/

634のurlにアクセスしても、既に削除されているため内容を確認できませんが、635のレスを見る限りK川=小川さんであることが、推測できます。

そして以下のサイトからps1で発売されたゲームのスタッフをすべて見ることができます。

コワイシャシン ~心霊写真奇譚~2002.07.25 Media Entertainment

エグゼクティブプロデューサー
小川史生

コロコロポストニン2002.10.17 Media Entertainment

エグゼクティブプロデューサー
小川史生

http://raido.moe/staff/list_ps1.html

2つのゲームを挙げましたが、失踪?自殺?されたとされる「K川さん」はコワイシャシンの次のゲームでプロデューサーとして、スタッフ一覧に載っていました。

しかし、2003年にはこのメディアエンターテインメントという会社は潰れてしまっています。そして、2008年に小川史生さんは亡くなっています。

つまり、K川さん=小川さんとするなら、話はデマであることが確定します。

もしそうでない可能性があるため、過去作品からK川さんらしき人を探してみましたが、メディアエンターテインメントで製作された以下のゲームの中スタッフの中で、似ている名前で2002年以降に名前が載らなくなった方は確認できませんでした。

パチスロ帝王シリーズ
グルメシリーズ
焼肉奉行
満福!!鍋家族
やきとり娘〜スゴ腕繁盛記〜
焼肉奉行 ボンファイア!
コワイシャシン 〜心霊写真奇譚〜
コロコロポストニン

また、コピペの中に以下のような記述があります。

紹介してもらった霊媒師の所に行って説明して、除霊法を教えてもらえないかと相談。
連れは正直、こんな話をしたら霊媒師にぶん殴られると思ったらしいけど、難なく了承。霊媒師の名前を監修に乗せる事と監修料の支払いであっさりって感じだったらしい。

とある霊媒師の名前をスタッフロールに入れてくれるなら、心霊写真を使ってよいとのことでしたが、この「コワインシャシン」のスタッフ欄には霊媒師の名前は確認できませんでした。(心霊写真を使うことを諦めたか、話自体が嘘だったかがわかる)

どちらにせよ名前が載っていないということは、実際の心霊写真は使われていなかったということで確定でしょう。

コピペの中では、K川と出ていましたが、実際の読み方は「おがわ」であることから、関係者ではない(あえて名前を変えている?)ことがわかると思います。

少し不気味な点として、会社自体はゲームをリリースした1年後に潰れていますし、社長(小川さん)も2008年に若くして亡くなっています(自殺ではない)ので、もしかしたら本当に呪われたゲームだったのかもしれませんね笑

まとめ

恐ろしいいわくつきのゲームでしたが、調べてみると心霊話は嘘っぽいです。

ゲームの内容自体もあまりおもしろいとは言い難いですが、興味がある方はプレイ動画を見てみるといいかもしれません。

※2020/7/19更新

この話の初出は確認できる限り2007年が最初かなぁと思います。

ゲームが発売してから、5年以上経っていますし、会社も潰れています。デマだとするとどんな意図があったのかと考えてしまいます。

文章もかなり長くしっかりしていて、話題作りにしては力を入れすぎかなぁと感じます。

もしかしたら、小川さんの死期が近いことを知っていた人物が盛り上がると思って書いたものだったり?

さすがに考えすぎでしょうね。

【都市伝説】呪いのゲーム「コワイシャシン」の噂は嘘なのか?【2020/7/19更新】” に対して13件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    昔、2chで開発会社の関係者の書き込みを見たんですが(匿名で書き込める掲示板ですし、真相は定かではないのであまり信用しないでください)
    この会社はとにかくこのゲームをリリースするためにかなり切羽詰まった環境で開発されていたらしいです。(恐らくこのゲームを開発中はほぼ倒産が決まっていた?)
    心霊写真も本物を使う予定でしたがインパクトに欠けていたので新たにスタッフが用意した別の写真をCGで合成してなんとかリリースしたという書き込みがありました。(スレのURL忘れました)

    1. thetuburo より:

      情報ありがとうございます。
      一応、本物の心霊写真も用意されていたのですね・・・。

  2. 匿名 より:

    コワイシャシンってDSって聞いた気がするけどまた別のやつかな

    1. thetuburo より:

      ぐぐってみましたが、コワイシャシンというDSのソフトはないみたいですね。
      似たような名前のソフトがあるんですかね。

    2. 匿名 より:

      憶測で申し訳ないが「ナナシノゲエム」と思い違いしてたりしないっすか。

    3. 匿名 より:

      それって “みてはいけない”
      だと思います
      心霊写真で幽霊が写ってる所を焼くやつですよね

  3. 匿名 より:

    https://dic.nicovideo.jp/t/b/a/コワイシャシン%20〜心霊写真奇譚〜/1-

    本当かは分からないですけど、
    ここのコメント欄に開発者らしき人物が書き込みしてますね。

    1. thetuburo より:

      この書き込み、結構本物っぽいですよね。
      実際のところどうなんでしょう・・・。

  4. 匿名 より:

    いつも楽しみにしています。
    突然ですが、「ナンシーシンナー」で検索すると出てくる、「シンナームービー」という不気味な動画について考察していただけると嬉しいです。

    1. thetuburo より:

      ありがとうございます。
      ナンシーシンナー、懐かしいです。
      実は、ついこの間、theつぶろ掲示板で話題になっておりまして、作者は現在もtwitterで活動しているらしいですよ。

  5. 匿名 より:

    小川ってコガワとも読むのでK川はこの人で確定でないですかね。
    書いた人が読みを間違えたのか、ワザとぼかしたのか…。

    何となく歯切れの悪い、後味の悪い話ですね。

    1. thetuburo より:

      そうですね・・・。
      自分的には、会社が倒産しているのが一番切なかったです笑

  6. 匿名 より:

    霊媒師の監修の名前は、怪現象の後で載せないようにしたと話に書いてあった気がしますが…

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