【都市伝説】「ルームメイトの死」は実際にあった事件だったのか?
今回は、有名な都市伝説についての記事です。
「ルームメイトの死」という都市伝説は、かなり有名なので知っている方も多いでしょう。
秀逸なオチで終わるので、なかなか面白い都市伝説ですよね。
さて、この都市伝説は実際にあったのでしょうか?それとも、ただの都市伝説に過ぎないのでしょうか・・・。
ルームメイトの死
夜遅くに帰ってきた女性がいた。
彼女は一緒に住んでいるルームメイトを起こさないため、電気を消さないでそのまま寝てしまった。
次の日、彼女は周りの状況を見て驚愕した。
ルームメイトが血を流して殺されていたのだ。
そして、犯人が書いたと思われるメモが落ちていた。
「明かりをつけなくて良かったな」
これがよく語られる「ルームメイトの死」ですね。
似たような話はたくさんあります。
考察
・起源は日本ではない。
この都市伝説の発祥は、どうやら日本ではないようです。
wikipediaによると、1998年にはすでにアメリカの映画の題材にされています。
「ルール」という映画なのですが、あらすじを読むと「有名な都心伝説」になぞらえた事件が起きていくという話でした。
このことから、90年代ではすでに有名な都市伝説としてアメリカで広まっていたと考えられます。
・初出は1960年?
いくつか同様のホラーストーリーがある。
このストーリーも、1960年代初めに、初めて登場した。
海外の都市伝説を調査しているサイトを見ると、上記のような記述がありました。
なんと1960年に生まれた都市伝説だったようです。
また、このような考察も書かれています。
この話は、学生たちの生活が、安全ではないという不信感から作られたのかもしれない。
簡単に不審人物が入ってこれる環境は安全ではありません。
そのような状況の危険性を、若者たちへ知らせるために、作られたのかもしれないという話です。
・ベッドの下の男
似たような話で、ベッドの下の男という話があります。
ここでは内容は省略しますが、どちらも最終的に「犯人と同じ部屋にいた」というオチで終わります。
こちらは、1912年に同じ内容の映画があることから、それが起源だと考えられます。
もしかしたら、この話を参考にして、「ルームメイトの死」も作られたのかもしれません。
・実際の事件
実際に起きたという話は一切ありませんでした。
いずれも「作り話」であることは確かなようです。
まとめ
よくある都市伝説ですが、かなり歴史のある都市伝説でした。
今から70年以上前の話だと考えれば、類似した話が出てくるのも頷けますね。