【都市伝説】中国で起きた夜狸猫事件 村人1000人が一夜で消え去った?真相を追う
みなさんこんにちは。
今回は中国で起きたと言われる事件の記事です。
噂によれば、村人1000人が一夜でいなくなったらしいのですが・・・?
夜狸猫事件
主に中国のネット界隈で有名な都市伝説がある。
その名も「夜狸猫事件」
この事件は、1987年に起きたと言われている。
中国のとある村の人間達が、一夜で消え去ったという事件だ。
その人数は約1000人とも言われ、実際にネットで検索してみると廃村と化した村の写真がヒットする。
みなさんも御存知の通り、中国は情報規制が特に厳しい国であり、なぜ村人が消えたのか、はっきりとした原因は分かっていない。
考察
この事件、日本のサイトでもそこそこ見かけます。
1000人もの人間が一瞬にして消えてしまう、という事件なのですが、日本で起きたと言われたら誰も信じませんよね。
その点に関しては中国ならではの都市伝説と言えます。
噂によれば、事件が起きた当時、UFOを目撃した人がいた、とかペットやその他動物すらもいなくなっていたという話もあります。
さて、ネットで見た情報をまとめると、どうやら軍事関係が原因だという説が有力のようです。
・目撃証言では、軍の人間が村人達を連れて行ったと言っている。
・事件が起きた前日に蘭州軍区(人民解放軍の軍区の1つ)が、軍事演習を発表していた。
軍事機密のために、情報が漏れず、様々な憶測を呼んだのかもしれません。
・真相はもっと単純なものだった?
そもそも、噂自体がでっち上げの可能性もあります。
この夜狸猫事件が発生したと認知されだしたのは2010年です。
この経緯について詳しく追っていきます。
2010/10/11 ネットに件の噂について投稿される。
2010/10/12 中国の大手SNSである、weiboに投稿され、またたく間に広がっていく。
2010/10/13 ネットで大騒ぎになり、軍事関係説や、UFO説などが生まれる。
詳しくとか言っておきながら、だいぶ端折りましたが、噂はネットの投稿が原因です。
さて、この噂についてネットでは想像以上に大騒ぎだったようで、自治体の目にも止まってしまいました。
ここで、噂の元になっている村周辺の自治体は、声明を出しています。
「そのような事件に関する報告は受け取っていないし、噂は架空のものである」
いや情報を隠しているだけなのでは、と陰謀論が好きな方は思うでしょう。
だって、冒頭に書いた通り、実際に目撃証言があるわけですから。
しかしながら、この証言というのも、非常に信憑性が薄いのです。
目撃証言とは、ネットに投稿されたものですが、すでにIPが割れており投稿者は、その周辺の地に住んでいないことが明らかになっています。
そして、現在ネットに流布している廃墟の写真ですが、イメージ画像の可能性が高いです。
事件名で検索していただければ分かりますが、多くのサイトでは、廃墟の画像を複数枚使用しています。
ですが全て同一の場所で撮られたものとは思えません。
1枚目は、レンガ造りの家ですが、2枚目は全く造りが異なっており、サイト内にも村の写真との記載はないことから、イメージ画像である可能性が高いです。
実際の村の写真だと書いてあるのは日本のサイトだけですね。
つまり、この事件に関する情報の記録は、全てネットの投稿のみであり、自治体の言う通りそもそも廃村なんてなく、噂もでっち上げであるということです。
あとがき
ちょっと面白そうな事件でしたね。
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