再生回数が301回で止まった動画・真相を考察
今回はYouTubeに存在する不思議な動画について、調査していきいたいと思います。
動画化もされていますので、こちらもぜひ!
再生回数が止まる動画
昔、YouTubeでは再生回数がなぜか301回で止まってしまうという不思議な現象が起きていました。
当時のスクリーンショットが落ちていたので、引用させていただきますが、このように再生回数が301回で止まっているにも関わらず、高評価数はすでに3600にも達しています。
再生回数のカウントがなぜかストップしているのです。
このような不思議な現象、コメントで教えていただいたのですが、2015年辺りまではこの問題があったようです。
調べてみたところ、YouTubeもこの問題を認識しており、確かに2015年二修正したとアナウンスを出していました。
当時のYouTubeヘルプにも「再生回数が増えない理由」についての説明が記載されており、「再生回数の正当性を確認するため、300回を超えた時点で再生回数が増えなくなる場合がある」と書かれています。
ある程度再生回数が上がった時、不正に回数を増やしていないか検証するために一度カウントがストップするらしいのです。
そして、2015年からリアルタイムでスパムを検証する方式に変更したため、現在のように再生回数が止まることはなくなったというわけです。
しかし、実は今でも301回で止まっている謎の動画があるというのです。
それがこの動画。
タイトルは「YouTubeの視聴回数が301回でフリーズするのはなぜですか?」となっていて、投稿日は2012年です。
高評価は300万を超えてており、明らかに301回以上の再生数はあると思われます。
何故この動画だけ再生数が止まってしまっているのでしょうか?
考察
タイトルを見ると、投稿者自身も疑問に思っているようなのですが、動画の内容も301回で止まる件について話しています。
バグか何かで偶然止まっていたのかと思ったのですが、301回問題の内容を取り上げた上で、このような現象が起きているとなると
YouTubeではアップした動画を変更する事ができないので、301回で止まることを知っていて動画をアップしたのでしょうか。
偶然とは思えませんね。
動画を詳しく見てみると、どうやら問題に関して取り上げた上で、なんとYouTubeの中の人が登場しておりました。
YouTubeアナリティクスの担当者で、再生回数の仕様について詳しく話されています。
まず、YouTubeでは「再生回数は通貨」だと考えており、できるかぎりスパム排除する努力をしているそうです。
YouTubeは、世界中にサーバーを設置しており各サーバーにアップロードされた動画のコピーが置かれ、我々はそのコピーを視聴します。
で、各サーバーの視聴回数を足し合わせた結果が動画の再生回数になるわけです。
その際、不正な操作をして再生回数を操作していないかの検証が入り、301回で止まります。
「再生回数は通貨」であるため、数回程度の再生回数であれば問題ないですが、ある程度の再生回数まで行くと検証が必要になります。
その再生回数が「300回」だったわけです。
ではなぜ301回なのかというと、単純にコードに問題がありました。
「300回で止める」コードを書いた際、「現在の再生回数が300回以下であれば、再生回数としてカウントする」と書いてしまったために現在の再生回数が300回の時に止まらずに301回で止まるようになってしまったというわけです。
各サーバーを集計しているので、305回等多少の誤差は出ることがあるらしいです。
と、こんな感じでがっつりYouTubeの中の人が301回で止まる件について解説していました。
投稿者自身は、YouTubeとは無関係の方ですが、恐らくこの動画だけ中の人の図らいで再生回数が止まっているのでは、と考えます。
概要欄を見ると、2021年1月時点で再生回数は1510万人であるとの記載があり、内部的にはカウントが進んでいるようです。
というわけで、今回の不思議な動画、実はバグというわけではなく、運営側の手によって停止されたものである可能性が高いです。
懐かしい
この記事見るまで完全に忘れてたけど、たしかに昔はそうだったなぁ