生首の掛け軸・真相を考察
今回は、生放送中に起きた怪奇現象について取り上げたいと思います。
動画化もされていますので、こちらも是非!
生首の掛け軸
とある番組で、「生首の掛け軸」を紹介する回がありました。
そこで信じられないものが映っていたのです。
この話はかなり話題になり、後日、改めて報道されました。
この映像はその時のものです。
どのような現象かというと、2枚の掛け軸が紹介されているのですが、左側の生首の目が開くのです。
比較してみると一目瞭然ですね。
目を閉じているはずの生首なのですが、はっきりと黒目が映っています。
さらに目を開けただけではなく、黒目が動き出します。
この掛軸に映っているのは「渡邊金三郎」という人物で、江戸時代末期に実在していた役人だそうです。
岡田以蔵に暗殺され、さらし首にされてしまいました。
その絵を記録用に描いたものがこちらの掛け軸なのだそうです。
考察
これ、いつ見ても不思議な映像ですよね。
明らかに目が開いているように見えるんですよ。
普通に考えれば、絵が動くことなどありえないのですが、紹介されたものがいわくつきの絵となると、怪奇現象が起きてもおかしくはないですね。
さて、この現象について2つの有名な説があります。
1つ目は「ハエが止まっただけでは?」というものです。
掛け軸は目を閉じた状態で描かれておりまして、目が開いたように見えたのは、瞼の上に黒い点が突如出現したからなんですよね。
ではその黒い点というのは何かというと、「ハエ」ではないか、という話です。
先程紹介した通り、黒い点は動いているようにも見えますので、ハエが止まっていた可能性はあるでしょう。
しかし、実は番組で紹介された掛け軸は本物をスタジオに置いていたわけではなく、予め撮影したものを背後のスクリーンに大きく映していたようです。
実際の掛け軸のサイズも大きいのですが、さらに大きく映されたと考えると、黒い点をハエだとするならば、大きすぎる気もします。
このサイズの昆虫がスタジオ内に飛んでくるとも考えにくいですし、止まる前にどこかに映っていそうなものです。
2つ目が、いわゆる仕掛け絵だったのではないかという説になります。
江戸時代の絵には、からくりが施された絵がいくつか存在していたようで、どのような仕組みかというと、貝等を砕いて作った粉で、絵に凹凸をつけることで、見る角度によって違う絵に見える、というような細工があったようなのです。
つのだじろう氏の書いた座敷わらしが瞬きするという話も有名ですね。
こちらは眼球に特別な塗料が使われているらしいです。
生首の掛け軸も、何らかの細工があったのではないか、という話になるのですがその可能性は低そうです。
なぜかというと、先程話した通り、番組に映ったのはあくまでスライド上の画像に過ぎません。
仮に細工されていたとしてもその効果が発揮されることはないでしょう。
つまり、この怪奇現象について説明することは難しく、今も真相は分かっていないのです。
ここで終わってもつまらないので、できる限り懐疑的に考えてみることにしましょう。
さて、細工でもなく、虫でもないなら何なのか、という話になるのですが、私はスクリーンに映した故のノイズのようなものだと思っています。
現在ネットにアップされている映像は低画質で、見づらい部分もあるのですが、高画質のスクショを入手したので掲載します。
こちらは恐らく冒頭に紹介した番組とはまた別の検証番組のスクショなのですが、当時の掛け軸が高画質で映っています。
ここに気になるものが映っておりまして、黒い点がいくつか映っているんですよね。
私が調べたところ、3つのうち1つは、実際の絵にも付いているものですが、他の黒い点は実際の絵にはありません。
つまり、これらの黒い点もスクリーン映し出される過程で出現してしまったものだということがわかります。
映像関係に詳しくないので、間違えているかもしれませんが、スクリーンの仕様か何かで、画面に黒い点のようなものが表示されていたのかもしれません。
かなり昔の話ですから、今ほど高画質な画像を大きなスクリーンに映せないと思いますし、似たような黒い点がある以上、ありえるのでは、と思っています。
動いている件についても、これらがスクリーンに映した際のノイズのだとするなら、少しずつズレていくような挙動もあり得るのかなと思います。
ただ、これはあくまで予想でしかないですし、無理矢理説明しようとした感は否めないですね…
「掛軸を実は今日は借りてまいりましたんでですね、」と言っているので実際にスタジオへ掛軸を持ち込んでいたようですが
その直後の黒背景に掛かっている状態がスタジオでの生の映像で、
問題の目を開けたとされる部分での背景はそれとは違って、向かって左側が壁と障子で掛軸は2枚折れの屏風か何かを利用して掛けていて、こちらはおそらく所蔵しているお寺で取材した際のVTRかと。
VTRゆえのノイズの可能性も有りそうですし
もしお寺での映像ならばハエは勿論もっと大きめのガでも飛んできて止まる可能性も有りえそうな気がするのですが。
実際には無い黒い点が映っているということで例えばカメラのレンズに汚れがついてた、などというのはどうでしょう
それが偶々目の部分に重なったとか
検証番組みたいなのがあって、他のシーンで飛んでるハエが映ってた、てのを見た記憶がある
最初の掛け軸のアップ=黒背景バージョンでは、目が閉じている。
スタジオでの背景では、掛け軸の背景が違うから別の映像である。
=スタジオ風景では、最初から目が開いているように見えるVTRである。
つまり、何が怪奇なのか?
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