生首・真相を考察
今回は、YouTubeにアップされている奇妙な動画について調査していきたいと思います。
動画化もされていますので、こちらも是非!
生首
結構前の話なのですが、YouTubeにアップされている奇妙な動画の詳細が知りたいというリクエストを頂きました。
「生首」とだけ書かれたタイトルの動画がアップされているという話です。
それがこちらの動画。
しばらく見ていると、押入れからゴロンッと生首が落ちてきます。
よくある心霊映像とはちょっと違う雰囲気ですね…
こちらのチャンネル、この動画以外アップしておらず、詳細は不明となっています。
今回は、この動画について調べていきましょう。
考察
なかなか気味の悪い映像ですよね。
これ、20万再生もされているので、もしかすると見たことがある人いらっしゃるのではないでしょうか?
動画の概要欄を見ると「なまくび映像?」とだけ書かれておりまして、どこから持ってきた映像なのか、自分で作成した映像なのか、不明です。
また、動画を再生すると「プロモーションを含みます」と出てくるのですが、これはどういう意味かといいますと、
何らかの宣伝動画である場合に、投稿者がそれを申告することによって表示されるようになります。
つまり、先程の生首動画は何らか宣伝する意図があって作られたものだということです。
そして、和室の押入れから生首が出てくるホラー作品について調べてみると、気になる作品を見つけました。
こちら、「トラウマQ笑う生首」という作品について、紹介されている記事なのですが、ストーリーにこのような記載がありました。
「開かれた押し入れから女性の生首が転げ落ちる。目を見開いてうめき声をあげる生首。」と書かれています。
先程の映像の特徴と一致しますね。
そして、YouTubeにこの作品のPVがありました。
「取材スタッフが入手した衝撃映像である」というテロップの後に、例の動画と同じものが流れます。
さらに見てみると、この映像をスタッフが解析しポスターは1992年のもので、「岩尾寝装店」のポスターであることが分かったようです。
そこから色々あって、事件に巻き込まれた女性が映像の生首と関係があるのではないか、という流れになっているみたいです。
ということで、ホラー作品に使われている映像を転載しただけ、という結論になると思いきや、この作品発売日が2011年9月22日なんですよね。
例の動画の投稿日は2011年7月19日になっています。
この作品を購入してから、YouTubeに転載するのは不可能なんですよね。
また、作品説明を見ると「はじまりはネットにアップされていた1本の動画だった」と書かれていました。
みなさんもお察しかもしれませんが、YouTubeにある動画は、制作スタッフがアップしたものだと思われます。
この作品、特典映像なるものが付いてくるようで、その映像で、監督自ら「フェイクドキュメンタリー」であると話していたそうです。
今回、「ネットにアップされた動画」というコンセプトがあったために、先にYouTubeにこの動画をアップしていたのでしょう。
そうだとすると、前半にお話した「プロモーションを含みます」という表示についても納得できますね。
概要欄で、作品名くらいは出しても良かったのではと思うのですが、そんなに宣伝する意図はなかったんですかね?
2011年当時のyoutubeって動画に「プロモーションを含みます」って表示させる機能はまだなかったはず
だからどうやって当時は宣伝してたのかよくわからないですね…
「ネットにアップロードされた不可解な動画」を軸とした「フェイクドキュメンタリー」な訳ですから、実際に問題の動画がアップロードされていなければ作品が成立しません。
当時は既にTwitter等ありましたので、運が良ければ、動画がバズって作品をたくさんの人に観てもらえる、というシナリオもあったのかもしれませんね。
それにしたってセリフがアドリブってとんでもない話ですね・・・商業として成り立っていたんだろうか?