呪われた絵画・真相を考察
今回は、とある「呪われた絵画」と呼ばれた絵画を調査していきたいと思います。
動画化もされていますので、こちらもよろしくお願いします!
呪われた絵画
皆さんはこの絵画を見たことがあるだろうか?
ネット上でかなり広まっている画像だ。
この絵画、確かに不気味な雰囲気であるが、ただの絵画ではない。
実は、「この絵は呪われている」という話があるのだ。
2000年の出来事である。
この絵がオークションに出品された。
出品者は、カルフォルニア州の夫婦だった。
説明欄にはこう書かれていた。
「古い醸造所の跡地で発見したもので、何かの呪いがかかっている」
呪いがかかっているという理由は、夫婦達の身に起きた怪奇現象が原因だった。
絵の中にいる男の子と女の子が動いたり、絵から出てきて部屋に入ってきた事もあったというのだ。
この絵は、娘の部屋に置かれていたもので、体験したのは4歳の娘だった。
父親が娘を安心させるためにカメラを設置したところ、絵から這い上がってくる男の子が撮影されたという話もある。
実はこの絵、夫婦が所有する前の持ち主は判明している。
あのゴッドファーザーに出演した有名な俳優、ジョン・マーリーが1970年代に展示会で購入したものだった。
しかし、彼は既に亡くなっており、この絵は彼を離れ何故か醸造所の跡地に捨てられていたのだ。
なぜ捨てられていたのかは判明していないが、俳優が購入した絵画が簡単に捨てられるとは考えられず、先程の「呪い」の話を聞くと、捨てられた理由は自ずと分かるだろう。
オークションに出品されてから、ネット上でかなり話題になり、この絵を知る人が増えた。
この絵を見たネットユーザは、気分が悪くなったり、怪現象にあった人が続出したという。
考察
この絵、よく掲示板に貼られているのを見かけたんですけど、単に怖そうな絵だから有名になっただけだと思ってたんですよね。
さて、絵はオークションに出品されていたとお話しましたが、ちゃんと落札されています。
なんと1025ドル、10万くらいですかね。
落札者は、パーセプション・ギャラリーという美術商でした。
実はこの業者、ただ落札しただけではなく、なんと絵の作者と接触しています。
作者の名前は「ビル・ストーンハム」
マサチューセッツ州に住む画家です。
彼はこのオークション騒動については知らなかったようで、知った時は非常に驚いていたそうです。
彼が意図したものとは違う見方が、ネット上に広まっていたからです。
この絵は1972年に彼が描いたもので、自身が5歳だった頃の写真をモデルに書いたそうです。
後ろにある窓のようなものは「出入り口」を示し、現実世界と幻想世界との境界を表しています。
女の子は人形で、彼の案内人だそうです。
つまり、絵に何か恐ろしい意図が含まれているということは一切ないようです。
夫婦が体験したという話についてですが、オークションで高値をつけるための嘘でしょう。
しかし、一つだけ怖い事実があります。
作者が話していたことですが、過去に絵を展示したギャラリーの所有者と絵を批判した美術評論家が一年以内に亡くなったそうです。
彼自身も、恐ろしいながらも偶然だと言っているのですが、もしかするとあの絵は作者の意図しないところで既に呪われていたのかもしれません。
あからさまに不気味な絵よりもごく普通な絵が呪いの絵って言われる方が怖い
たしかに見ていて不安になる絵ではある