【都市伝説】「巨頭オ」は嘘なのか?真相を探る
今回は、巨頭オについてまとめた記事になります。
怖い話が好きな方なら一度は聞いたことがある話だと思います。
「巨頭オ」という、不気味なワードが、怖さを引き立てていますよね。
さて、あまりにも有名になりすぎたこの巨頭オは、創作なのか、考察していきます。
巨頭オ
数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。連休に一人で車を走らせた。
記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。
村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、
その看板を見つけたときあれっと思った。
「この先○○km」となっていた(と思う)のが、「巨頭オ」になっていた。
変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。
車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、
頭がやたら大きい人間?が出てきた。え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!
しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。
両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。車から降りないでよかった。
恐ろしい勢いで車をバックさせ、
とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に言った村と、
その日行った場所は間違っていなかった。だが、もう一度行こうとは思わない。
とある廃村へ迷い込んでしまいますが、そこには頭が異常に大きい奇妙な生物がいたのです。
一体、その生物とは何だったのか?村は本当に存在するのでしょうか?
その不気味さから、長い間、語り継がれる怖い話となりました。
それでは、まずネットに転がっている巨頭オに関する考察をまとめていきます。
考察
・巨頭オとは何なのか。
話を読めば、巨頭の部分は分かります。
廃村に現れた不気味な生物のことでしょう。
しかし、「オ」の部分が分かりません。
それに関して、2つの説があります。
1つ目は、「村」という文字がかすれて「オ」になった説。
文字がかすれて、きへんの部分だけ残れば「オ」に見えますね。
つまり、元は「巨頭村」と書かれた看板だったのです。
2つ目は、「オ」が矢印だという説です。
よく見ると、右上を指している矢印に見えます。
ですが、実際の標識を見れば分かりますが、矢印が「オ」に見えるとは考えにくいです。
僕的には、村がかすれた説を推したいですね。
・巨頭村は存在するのか?
よく地図にない村まとめとかで、巨頭村を書く人がいます。
ちょっと調べてみましたが、巨頭村の場所の情報はありませんでした。
元の話を読んでも、手がかりがほとんどありませんので、場所を特定するのは難しいでしょう。
道は覚えているのに、全く違う廃村へ行ってしまったという描写から、主人公は異世界に迷い込んでしまったという説があります。
巨頭村は、この世には存在せず、別の異世界に存在するのかもしれません。
巨頭オは嘘なのか?
巨頭オに関して、創作なのか否かについて、考察していきます。
この話の初出は2006年2月22日だと分かります。
恐らく書き込まれた最初のスレはここです。
(巨頭オはレス番号882)
ここで書き込み主であるID rndLxfFV0に注目していきます。
2ちゃんねるには必死チェッカーという、書き込んだIDの書き込みを追うことができるツールがあるのですが、残念ながら2006年2月の記録は残っていませんでした。
なので、IDを直接ググるという方法で書き込みを追ってみます。
807 名前:本当にあった怖い名無し:2006/02/22(水) 23:11:19 id:rndLxfFV0
小さい頃に遊んでいた山、というほど大きくは無いが森の茂った場所があった。
一部開けた所があって、そこにマンガやら何やら、秘密基地とか言って遊んでた。
ある日そこに行ったとき、広場が歪んでた。
は?って思うかもしれない・・・が、本当に空間が歪んでいたんだよ。陽炎みたいに。
ちなみに季節は秋だったと思う。肌寒くなってくる季節に、陽炎なんて無い。
そのゆがみから目を離さずに、小石を拾って投げてみたら、
もののみごとに石がグニョンとワカメみたいに消えていった・・・もう一度だけそこを訪れたが、マンガなんかは全部なくなってた。
507 名前: 投稿日: 2006/02/22(水) 15:02:58 id:rndLxfFV0
>>504
あなたは60歳。
定年を迎え、漸く自由が多くなった頃には文明が発達し、
深海艇ツアーが一般でも可能な時代になった。
あなたは少し迷ったが、それでも昔からの密かな楽しみが実現できる、
そう思って申し込みをした。当日。15人乗りの深海艇が海へと潜っていく。
優雅に泳ぐ魚達が見える。そこはまだ深海じゃないが、何とも美しい光景だ。
あなたは感激し、そして未だ見ぬ深海に期待をよせる。深海に到着して7分。暗闇でも届くライトが周りを照らす。何と幻想的か。
来てよかった。そう思った次の瞬間だった。
衝撃が潜水艇全体に伝わる。ハザードランプが点灯し、
サイレンがけたたましく鳴り響く。逃げ惑う乗客。
それは単なる潜水艇の郷土の問題か、
深海に潜む未知の巨大生物か。何が起こったのか分からないまま、
あなたの乗ったそれは深海の藻屑へと消えていった・・・
この書き込みが、検索で発見できた書き込みになります。
どちらも2006年2月22日の書き込みなので、巨頭オを書いた人を同一人物でしょう。
この書き込みから分かることは、普段から巨頭オ以外にも創作した話を書き込んでいる人物であることが分かります。
特に1つ目の怪談は、よく分からない現象に遭い、特にオチもなく終わるという、巨頭オと特徴が酷似しています。
このことから、巨頭オも、この人が書いた創作話の一つであると結論付けることができると思います。
まとめ
毎回言ってますが、こういう怪談は創作ありきで楽しむものだと思っています。
しかし、こういう別の視点で物語を考察するのも面白いと思います。
結論としては、巨頭オは、創作である可能性が高いです。
怖い話として見れば、正体不明な生物に遭い、結局真相が分からず終わる、なんだか後味の悪い話で、不気味に感じます。
巨頭オのような話はなかなかありませんから、その不気味さが有名になった要因のひとつかもしれませんね。
実際そこに行って写真を撮った…という人もいましたよね。
複数いた記憶もあります。
ただ、それらは『撮った人のいたずら』と『誰かが看板をいたずらで設置した』だったような。
ともかく、そういったものもあり、信憑性があると思った人も多かったんでしょうね。
いらっしゃいましたね。
この手の話題が人気になると、情報が錯綜して真実が隠れてしまいます。